ほしぞら

hitomi

文字の大きさ
上 下
24 / 29

敦盛と事件

しおりを挟む
「おはよう重政」
先を行く重政に声をかけた敦盛
「おぉ、敦盛ではないか」
重政が気づき振り向いた
ちょうど団子屋の近くで
「団子食わないか?」
「おれはいい お前が食えば」
「じゃそうさしてもらう」
敦盛が団子を食ってるときに
「どうしたのだ葵は何をしている」
「朝飯くうたが腹がすいてな」
「しょうのないやつだ」
「悪い食べ終わたぞ」
「いくぞ」
「おぅ」
宮廷に着いた間に合ったみたいだ
「重政殿大変じゃっ直ぐに来てくれ」
「どうしたのですか?」
「大変じゃ大変じゃはようはよう」
「じゃな敦盛」
「おぅ」
右大臣が騒ぐものだから
帝のご乱心が始まりいつものことだと安堵した
「いつものことよ」
「そんな~」
「大丈夫だ」
帝が
「もうよいそんなことをしても一緒だ」
「わかった」
「朝から大変だな」
近くを通った左大臣に言われた
「そうじゃ」
「帝にも困ったものだ」
「ほんにな~」
渡り廊下を歩いて宮廷内にはいってゆく重政

敦盛はいつものように街を見て歩き門番と交代
牢屋に閉じ込めた悪党との闘い
毎日繰り広げてる
「今日も同じなにもない交代しよう」
「そうだな ではいってくる」
「気を付けて」
門番の仕事についた敦盛
時間が来て今度は牢屋の囚人とのやり取り
「あ~うるさい静かにしろ」
「いつになったら出れるんだ」
「うるさいと言っているだろう」
「ここはもういいから」
「すいません」
敦盛は牢屋から出た
「ん~困ったな剣術のけいこでもするか?」
「相手してやろう」
「いいのか?忠信」
「よいよい」
「では いくぞ」
激しい戦いの後時間が来て帰ることに

「今日は大変だった」
「何があったのじゃ?重政」
「帝がまたご乱心でな」
「最近、多いよな」
「何かにとりつかれているという うわさもある」
「そうだったのか?」
「そうだ今調査している」
「何もなければよいのだが」
「そうだな 寄っていくか?」
「いややめておく」
「そうか じゃあな」
重政は屋敷に入っていった
敦盛は1人歩いて屋敷に帰った
「葵かえったぞ」
「おかえいなさいませ」
「めしの支度はできてるのか?」
「父上できております」
「そうか ではいただこうか」
「早く父上にあいたかった」
「そうか?どうしたのじゃ?」
「今日はタケノコが取れたから女御さんに調理してもらった」
「そうなのか それは楽しみじゃ」
食事が並んでる部屋に行くと
タケノコのいい匂いがして
「おなかがすいてきた早く食べよう」
「そうですね」
「はい すぐ用意します」

千歳と重政は食後の後いつものように音楽を楽しんでいた
琴の音に合わせて笛を吹き
しばらく楽しんだ後
「もう寝るか千歳」
「はい すぐ用意します」
女御が重政と千歳が寝る準備をしに部屋に入ってきて
慣れた手つきで準備して出て行った
「さぁねるとするか」
「はい」

翌朝目が覚めると敦盛は
「どうした葵?」
「早く目が覚めたのでお茶を飲んでました」
「母上、父上おはようございます」
「おはよう真人」
「あら、真人どうしてそれを」
「んっこれ昨日みつけて」
「母はさがしてたものよ」
「はい なくさないでね」
「ありがとう」
くしを真人うけとった葵
くしを葵に渡していつもの剣術のけいこに庭に
敦盛と真人は出ると剣術のけいこをした
やはり敦盛には勝てず悔しがる真人
「そろそろ飯にせぬか?」
「はい父上」
葵が女御に頼み御膳の準備をしていて
「敦盛様、御膳の準備ができました」
「わかった 今行く 真人早くしろ」
「はい父上」
用意された食事を食べて
しばらくしていつものように重政が来たので一緒に出掛けることに
「今日は饅頭は買わないのか?」
「買わないがどうした?」
「この前腹がすいたのなんのというておった」
「実話、真人に剣術のけいこをしていてな」
「それで腹がすいたのか?」
「そうだ」
「何か葵がしたのかと思った」
「ちがう 真人の方だ だんだん強くなってきた」
「そのうち負けるな」
「あぁわかってる」
「ならよいが」
2人で歩いて宮廷に入る
「じゃな重政」
「敦盛帰りいつもの饅頭屋でな」
「おぅ」

帰りの時間になり先に仕事を終えた敦盛が
饅頭屋で重政が来るのを待っていると
見知らぬ男が通り過ぎ
「この辺では見かけない顔だな?」
「どうした待たせたな」
「おぅおそいぞ 重政」
敦盛は嫌な予感がした
重政と別れたあともう一度戻り確かめたがいるはずもなく
帰り道真人に会い
「父上の帰りが遅いので見て来いって」
「たいしたことではない 土産じゃ」
「饅頭ではないですか!!」
「母と食べるがいい」
「ありがとうございます」
屋敷に戻ると
「母上~父上が戻られました」
「まぁそんな大きな声で真人」
「ごめんなさい でもほら父上の土産」
「あら、お饅頭ではないの」
「そうだよ 後で食べよう」
「そうね ご飯の支度できてるから食べましょう」
敦盛はさっきの男が気になっていた
剣術のけいこの後も気になって
「あの男どこかで見たような」
「どうなさったの?」
葵が心配そうに敦盛に話しかけてきた
「何でもない寝よう」
「そうならいいんだけど」

よく朝目覚めて敦盛は
「真人今日は剣術のけいこはお休みだ」
「わかりました父上」
「父はもう出かけるから母上に入っておいてくれ」
「はいわかりました」
真人は葵に話をしに行き敦盛は屋敷を出た



























































































しおりを挟む

処理中です...