ほしぞら

hitomi

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少年の話し

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少年は捕まるまですりや盗みをしていた
今回捕まったのはすり
少年は別に貧しくもなく普通の子だ
どうしてそんなことをしてるのか?
「早く出せよ」
「うるさい静かにしろ」
敦盛がやってきて
「どうした いきがいいな」
「ほっとけよ」
「飯を持ってきた」
「いらない」
「まぁそういわずにここにおいておくから」
「いらないってゆってるのに」
敦盛がいなくなったら少年はご飯を食べた
物陰からそれを見ていた敦盛がほっとした
「よしちゃんと食べたぞ」
「まだいたの?」
「なんだたべてるじゃないか?おなかすいてたんだな?」
「ほっとけよ」
持ってきた皿を下げて
「またくるからな」
「もうくんな」
「いやまたくるよ」

敦盛は屋敷に帰った
「葵かえったぞ」
「おかえりなさい」
「夕飯の支度はできてるのか」
「もう用意してございます」
「ではいただこう」
朝靴をぬぐと屋敷にあがり
食事の用意された部屋に行く
「おっ今日は俺の好きな魚じゃないか?」
「魚屋さんが来ておいしそうなので買いました」
「ではいただくとするか」
「はいお酒もございます」

重政は千歳のことの音に合わせて笛をふき音楽を楽しんでいた
「そろそろ夕飯にしないか?」
「そうでしたわ すぐにお支度を」
女御に琴のことをしまわせて台所に向かう千歳
しばらくし御膳が運ばれてきて
「すまない」
「いいえ 準備はしておりましたので」
「ではいただこう千歳」
夕飯ををたべてゆっくり酒を飲み眠りについた重政と千歳

朝目が覚めると先に起きていた重政が縁側で笛を吹いていた
「もうおきてらしたんですね」
「あぁ起こしてしまったか?」
「いいえかまいません」
しばらくしてふえを直して朝の支度を女御にさせると
朝ご飯の支度が整いちとせといっしょにたべはじめる
「おいしいですわね」
「そうだな」
バタバタと音を立ててやってくるものが
「敦盛もう少し静かに歩けぬのか」
「それはしょうがないあきらめろ」
「どうしたのじゃ?」
「いや~今朝は早く目が覚めてな あの少年のことだが」
「何かあったのか?」
「いや何でもない忘れてくれ」
「何を申すのじゃ 少年をどうする気だ」
「別にどうのこうのと言ってない」
「まだ朝飯前を食べてるところだ 後で聞く」
玉子焼きを1つ皿からとる敦盛
「これはうまい」
「何をする敦盛」
「重政様どうぞ千歳のをお食べください」
「よいのか?すまない」
1つもらうと皿に移した
朝ご飯をすますと
「飯も食べたし出かけるか敦盛」
「そうだな重政」
「いってらしゃいませ」

2人は宮仕えのしごとにむかった
今日の2人はなぜか?少年のことが気になってるみたいで
「朝飯運ぶときついてくるか?重政」
「そうしよう」
しばらくして牢屋の近く
「ちょっと待ってろ重政」
朝の食事をとりにむかう
戻ってきた敦盛と一緒に牢屋に入る
「今日は俺の友達を連れてきたここに置いとくからな」
「そなたがすりをした少年か?」
「そうだよ」
「そう申さずに話してみてわ」
「はなすことなんてない」
「それはしかたない」
重政は笛を取り出してふきはじめて
「重政やめておけここは牢屋だぞ」
「よいではないか 心が温かくなる」
「もういいよ 2人とも」
牢屋から手を伸ばして飯を食う少年
それを見て重政は
「それでよい 敦盛行くぞ」
「わかったよ重政」
2人は牢屋を後にしたそれぞれの職場に行った
敦盛は警備の仕事、重政は宮廷の仕事
宮仕事も大変で帝がついにと決めないといけないことがあって
頭使う仕事で大変!!
宮仕えが終わり帰りの時に敦盛を見つけて
「敦盛一緒に帰らないか?」
「あぁいいよ」
2人は一緒にかえり途中にある茶屋でまんじゅうを食べながら
「あの子ほんとはいい子だな しばらくしたら慣れて自分から話すだろう」
「そうだといいがだがここのまんじゅうおいしよなもう1つたのんでもいいか?」
「いいよ」
「おやじまんじゅう1つ」
「はいすぐおもちします」
店の店主がまんじゅをもってきた
「おっありがとよ おだいいくらだ」
「5銭です」
「ほらつりはいらんとときな」
「ありがとうございます」
まんじゅをたべてしばらくして屋敷に帰った
「寄ってかないのか?敦盛」
「きょうはやめておく」
「そうかまたな」
「おぅ」

「葵帰ったぞ」
「おかえりなさいませ夕飯の支度できてますお風呂にでも入ってらしゃれば」
「そうする」
風呂に入りゆっくりしてきがえをすませて
葵の待ってる部屋に行き夕飯の支度が出来ている
「ほんとだ」
「いつわたしがうそいいました」
「冗談だ」
「もう敦盛様たらっ」
「悪かった食べよう」
「はい、今日は魚が手に入ったので」
「おぅうまそうだな」
「食べてみてください」
「おいしじゃないか 葵も食え」
「はい」



































































































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