ほしぞら

hitomi

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お月見

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いつものように敦盛が来ていた。
「今日は何をしよう重政」
「どうしたんだ急に敦盛」
「別に良いではないか」
「何をするというのだ」
「物の怪騒ぎも終わったことだし千歳姫の琴がききたい」
「そう駄々をこねるな。」
千歳がやってきて
「千歳の琴が聞きたいそうだ。」
「そのような願い事ですの?」
「そうだ弾いてやれ」
「はい 葵、琴を持ってきて」
「はい今すぐとってまいります」
葵が琴を取りに行ってる間中、敦盛が葵のことを話してくるので
「だったらと嫁にすればよよい」
「それがっできたら何も言わない」
そこへ葵が琴を持ってきて
「何のお話ですか?」
「べつに。。。」
「もしかして敦盛殿、わたしのはなしですか?」
「。。。なんでばれたのか?」
「顔に書いてあります。」
「そうか」
「どうした敦盛はなさぬか」
「べつによいではないか」
「では2人きりにしてやろう」
千歳の手を取り、部屋を出てゆく重政と千歳
部屋に2人きりになりどうしたらよいものか?
「なんだその。。。嫁に来ないか?」
「よいのですか?」
「いやなのか?」
「そんなことございません」
「ならよいのか」
「お受けします。」
しばらくして重政と千歳が戻ってくると
「2人とも話はすんだのか。」
「すんだ。すんだ。」
「なんだいやにうれしそうだな重政」
「そうか別に。。。さっき葵に嫁になれといったばかりだ」
「ほぅ、それで返事はなんと?」
「嫁に来るそうだ」
「よいではないか 千歳酒を持ってこい」
「はい」
千歳は酒を取りに行ってしまxtuta.
葵は琴を置きすぐに使えるように調律して
千歳が来るのを待った。
「お持ちしました。重政殿」
「1杯付き合え敦盛」
「酔いがいいのかお前は酒に弱い」
「なにはともあれ、よいことがあった」
「喜んでくれるのか重政?」
「当然だ。敦盛さぁ1杯のめ」
「ありがとう重政」
敦盛はこれから大変であろう人生に祝杯を挙げた。
これからすることは千歳の父上に琴の発端と今の2人の関係
身分違いの恋はうまくいくのか?
平安時代にはよくある恋の話し、女御が文の代筆して恋に発展してしまう
身分違いの恋としてもよく知られている。
「酔った。酔った。」
「布団を敷いててやれ」
重政が敦盛が酔いつぶれたので布団をしいて寝かすことにした。
「お支度いたします。」
「早くしてやれ、俺も酔った。」
「はいすぐに用意いたします。」
葵が用意をしにいくと
敦盛はだいのじでねそべっている。
しばらくして戻ってきた葵と重政が運んで何とか
布団に寝かせることに
「酔うほどお飲みになって」
「葵。。。」
「まぁ寝言」
「それはそうと千歳の父上のことはどうする?」
「簡単には許してくれないでしょうから」
「そうだな 千歳きてくれ」
「さぁ、寝ますよ」
寝室に眠りについた。

翌朝、目が覚めた敦盛は
「頭が痛い 水をくれ」
「重政め!!起こせばよいものを」
着るものが乱れて鍛えられた体が見え隠れ
「敦盛様。。。」
そっと浴衣を直して
「なんだ葵は男の体を見たことがないのか?」
「からかわないでください」
「悪い、葵水をくれないか」
「もう知りません」
「すまなかった。葵頼む」
「どうぞ」
罰わるそうに水を飲んでる敦盛
そこへ
「起きたのか敦盛 昨日はよう飲んだ」
「そうみたいだな 頭が痛い」
「水は飲んだのか?」
「あぁ、さっき葵にもらった」
「浴衣を直して服を着て宮仕事に行くぞ」
「わかった」
敦盛が布団から出て着替えをすますと
重政と一緒に宮仕えの仕事に行ってしまった。

宮仕えを終えるといつものように
自分の家には帰らずに重政と千歳の家によるのが日課にの敦盛
「昨日はすまなかったなこれは昨日のわびだ受け取れ」
包み紙を開ける葵は
「なんですの?あら金平糖」
「好きだと聞いておる」
「ありがとうございます。金平糖が好きだと誰に聞いたんです」
「だれでもよかろう 渡したからな これは千歳姫のもの」
「欲しがりませんよ。私はこれで十分です」
「それはよかった」
ちょうど千歳が来たので今朝のお詫びにと金平糖をわたして
「きれいなおかし」
「今朝はすまなかった」
「いいですよ。重政様も喜んでらしたし」
「そうか。おこらぬのか?」
「はい」
「よかったではないか千歳」
「ご飯のおお支度できてます重政様」
部屋に移動して夕飯を食べていると
「どこで見つけたんです。このお菓子」
「たまたまみつけたのでおぼえてない」
「そうでしたの」
お茶を用意しに葵がいくと千歳の父上がやってきて
「敦盛殿は葵のことをどう思う?」
「どうとは。。。その。。。好きですが」
「そうかよかった。嫁にもろうてくれぬか?」
「そのようなこと葵殿にも聞いてみないと」
「そうじゃが。。。おお葵、敦盛殿のことをどう思う」
「すきですが」
お茶を取りに行きいなくなる葵
「おおそうか。ふつうは無理じゃが特別に2人付き合いを許す」
「まことか敦盛よかったではないか」
「まことそのようなことよいのですか?」
「葵には世話になったし幸せになってほしい」
「そのようなこと本人に言ってやってください」
戻ってきた葵に
「どうぞ」
「葵を幸せにしてやりたい。敦盛殿とけっこんせぬか?」
「よいのでございますか」
「よいというておる」
「喜んでお受けします」
「では祝言の準備をせねばな」
千歳の父上はそういうと
どこかへ行ってしまい
葵と敦盛はおとがめなしなので喜んでいた。








































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