ほしぞら

hitomi

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幼い思い出

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いつものようにかわであそんでいる千歳、重政、敦盛の3人
川でよく遊んでいる。
「敦盛、早く来い」
「千歳が遊べない」
「おいていけばよい」
「千歳ここで待ってもらえぬか」
「いいわよ。」
敦盛と重政は川で泳ぎ遊んでいた。
目を離したすきに千歳が川に落ちおぼれているのを重政が見つけて敦盛と
助けにいく。
そこへ通りかかった右近衛少将が3人を助けて
「川で遊ぶ時は気をつけろ」
と怒られて千歳はまだ気づいておらず救助をして息を吹き返し
青年は去ってゆき。
重政と敦盛が千歳の顔を覗き込み心配していた。
「重政、敦盛」
「きがついたのか?」
「よかった」
「どっちが助けてくれたの?」
「おれだよ」
「いいやあれは俺の方だ」
と喧嘩を始めた。
家に帰り大臣様(お父さん)に話すと
「よく守ってくれた。2人とも」
「はい」
気まずいホントはあの青年の方なのに。。。
重政と敦盛は褒美をもらい喜んだ。
褒美はなんだったのか?金平糖だった。
当時は珍しく貴重だったために重政と敦盛は喜んだ。

大人になり千歳はきれいな姫様としていろんな男から求婚されているがなかなかいい返事を出さない」
実話、女御が返事を書いている。も敦盛その1人
そうとは知らない男たち重政はそれを知っている。
わざと縁談を壊しているわけじゃない。
重政は頭がよく、中将のなっている。
敦盛は弓の名手で都を守る検非違使だ。
3人も成長して立派になった。
今でもたまに重政と千歳は会うみたいだが
千歳の父上が誤解して2人はできてると思っていた。
だから重政が来ると縁談話しを断っていたのだ。
「またゆかねばなるまいよ」
「そのようなことをなさっては千歳姫がかわいそすぎます」
「おれのせいなのか?」
「重政殿がおられると思い縁談を断るのだそう。入内話しもきになりますし」
「そうっであろう。ちょっと聞いてくる」

千歳の家に行くといていつも大臣様はてあつい歓迎をしてくれて
お酒まで
「このようなことなさらないでください。千歳姫にまた縁談の話が来てるそうではないですか」
「おおこりなならないでください。断るつもりです。」
「断らずとも好いのでは」
「それでは中将にひつれいですしいずれは千歳を嫁に」
「そのつもりはない」
「なんとおおせか!!」
「そうなんだ。」
「今日は笛の音をきかせてやろうとまいった。姫はまだか?」
姫さまつきの女御がやってきた案内される。
「姫様お連れしました。」
「もうさがってもよい」
「でははじっめるか」
「それよりお茶にしない」
「何、茶をどうするのだ」
「お茶を持ってきて」
「ただいまお持ちします」
「おいしいお茶が入ったの。飲んでらして」
「そういうなら飲んでやろう」
女御が持ってきたお茶を飲みひといき着いて
「でゃはじめるか?」
「もうすぐ宴で披露するんだろう?」
「そうだけど自信ないの」
「宴にはおれも行くし平気だろう」
「そうじゃないの。父上が縁談相手を呼ぶつもりなの」
「よいことではないか。何を迷っておる」
「何もわかってないのね。じゃいいわ。琴を持ってきて」
「はい姫様すぐお持ちします」
女御が事を運んできて千歳の前に置くと
「でははじめるか」
笛の音と琴の音がが合わさりとてもきれいな音色を出している。
しばらく音を奏でていたが敦盛からの文が来てまた返事を
女御に任し姫様は知らん顔。
「頼むから一度読んではどうだ」
「じゃそうするわ」
文箱開けて文を読むとどうしてこのおとこはわたしのことを
「姫様すいません」
「どうしたの?」
「お返事をと言われたのでその気のあるふりをしておりました」
「それで敦盛はここへ夜這いに来るらしい さぁどうする?」
「どうてどうもしないわよ」
「いつもと別のところで寝てください」
「どうしてなの」
「敦盛殿には私のほうから」
「いいけどそれなら」
何とかなったみたいで
「重政はなんでいるの?」
「敦盛を止めるため」
「付き合ってるとまた勘違いされるわ」
「それでよいお前も縁談がつぶれたほうが良いのであろう」
「そうだけど。。。」
「ではどうして文を読まなかった」
「それは好きな人がいるからよ」
「それはまことか?」
「嘘じゃないわ」
「ではよいな」
「勘違いされてもだよ」
「よいというておる」
千歳は寝ることに
いつも千歳の寝てるところにはにょうごがねることに
案の定、そうとは知らず敦盛がやってきた
「千歳姫幼き頃より好きでした。今宵私と契りをかわしてはくださらぬか」
「なりませぬ敦盛殿」
几帳を破り中へ入ってくる敦盛、姫(女御)は顔を隠している。
そこへ重政が入ってきて
「何をしている。」
「そなたはしている重政ではないか」
「確かにそうだが。。。敦盛何をしているのだ」
「お前のほうこそ」
落ちてた笛を手に取ると
「俺は笛をわすれてとりにきたところだ。ほらここに」
「こんなじかんにこなくともよいではないか」
バタバタと音がして
「なんださわがしい」
「ほら早く逃げろ」
「しょうがない 」
大臣様が来て何事かと申すので
「私が笛を忘れてとりにきたのです。そしたら女御が足を滑らして
几帳をたおしてしまったのです。」
「そうでしたか?」
「ではひつれいします」

「敦盛よ。なんであんなことしたんだ」
「わからん。どうしてお前が」
「笛を忘れて女御に道案内させて探しておったのじゃ」
「まさかそれは嘘ではあるまいな」
「嘘で合っては困るだったらふえはどこに。。。」
「そうであったな 悪かった」
























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