マフィアの私が生まれ変わったら敵のマフィアになっていました！

潜入捜査～その2～

　次の日
朝、眠い目を擦りながら起きた。嵐と美都はもう起きていた。
「おはよう。嵐、美都。」
そう言うと嵐と美都が
「おはよう。」
って言った。この二人は朝、起きるのが早いのだ。
「由梨、早く支度しろよ。今日から仕事あるからな。それに名前は勝手に考えたから間違うなよ。俺はラア、美都はミア、由梨はユアだ。」
嵐は、着替えながら言っていると美都がナイフを投げた。そのナイフは嵐の顔ギリギリに飛んだ。
「あっぶないだろうが！ナイフをいきなり投げるな！」
怒りながら言った。
「女の子の前で着替えないでっていつも言ってるのに着替える嵐が悪い。自業自得。」
美都が怒っている所を初めて見た。少し怖かったので美都を怒らせてはいけないと思った。
コンコン、ドアをノックする音が聞こえた。嵐がドアを開けに行った。
「おい、仕事だぞ。準備してボスの部屋に来いよ。」
ボスの構成員が来た。
「ああ、分かった。すぐに行く。」
嵐は返事をした。
「準備して行くぞ。」
「「うん」」
私たちは準備をして部屋を出て行った。
　「おはよう。今日は仕事をしてもらう。」
今日は昨日より優しい顔つきだった。
「「「おはようございます。」」」
私たちは挨拶をした。
「ラアはあの男に着いていけ。ミアは後ろにいる女。ユアは、」
「申し訳ございません。遅れました。」
いきなりドアを開けて入って来た。
「大丈夫だ、紡。ユアと一緒に仕事にいけ。」
「了解。」
紡と言われた女性は、返事をしながら私のとこに来た。
「よろしくね。ユア。」
「よろしくお願いします。」
「では、よろしく。」
ボスはそう言うとスキップしそうな勢いで部屋を出た。
　場所は変わり、車の中。
「ユアはこの組織にきて初めての仕事？」
「はい。」
「緊張しなくていいよ。それにタメ口でいいよ。私、敬語苦手なんだよね。」
「そうなの。」
そんな話をしていたら、仕事場に着いた。
「よし、頑張ろうね。ユア。」
「うん、頑張ろう。紡。」