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海~1
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町から電車で2時間ぐらいかかったが、今、海に近い駅に着いた。電車を降りると嗅いだことのない匂いがした。気持ちが落ち着くような匂いだ。僕にとっては未知の匂いだった。僕は、匂いのする方に歩いていった。道の途中に猫がいて、猫は僕を見ると近寄ってきて足に尻尾を絡ませた。まるで挨拶をするように。僕はそんな猫を見て、しゃがみ込み猫を撫でた。すると猫は満足したのかどこかに行ってしまった。僕は、立ち上がりまた匂いのする方に歩いて行った。
建物の間を抜けると、目の前にはキラキラと光った水面が見渡す限り広がっていた。僕は水面に近づきたくて、水面に向かって歩いていった。一歩踏み出すと、足が滑った。ふと、足元を見ると砂があった。そうかこれが砂浜なのかと思った。砂浜も初めて見た。今僕の目の前にある全てが初めて見るものばかりで僕の心は小さい子供が初めて体験するときのようにわくわくしていた。僕は砂を触った。こんなにもサラサラしているのかと思った。僕は水面、いや、海に触れてみたくなった。僕は立ち上がって手についた砂を払い、海に近づいた。海に近づくと水が引いたり、押し寄せてきたりして少し怖いと思った。なんだか全てを持っていかれそうで。けど、怖いという気持ちよりも好奇心が勝った。靴が濡れてはいけないと思い、靴を脱いだ。そして、海に足をつけた。海はひんやりしていて気持ちよかった。深呼吸をすると電車から降りた時と同じ匂いがした。これが潮の匂いなんだ。なんて良い匂いなのかと思った。数回深呼吸した後、海に足をつけたまま歩いた。海をゆっくり見ていると突然
「そこで何をしているんだ。」と声をかけられた。
建物の間を抜けると、目の前にはキラキラと光った水面が見渡す限り広がっていた。僕は水面に近づきたくて、水面に向かって歩いていった。一歩踏み出すと、足が滑った。ふと、足元を見ると砂があった。そうかこれが砂浜なのかと思った。砂浜も初めて見た。今僕の目の前にある全てが初めて見るものばかりで僕の心は小さい子供が初めて体験するときのようにわくわくしていた。僕は砂を触った。こんなにもサラサラしているのかと思った。僕は水面、いや、海に触れてみたくなった。僕は立ち上がって手についた砂を払い、海に近づいた。海に近づくと水が引いたり、押し寄せてきたりして少し怖いと思った。なんだか全てを持っていかれそうで。けど、怖いという気持ちよりも好奇心が勝った。靴が濡れてはいけないと思い、靴を脱いだ。そして、海に足をつけた。海はひんやりしていて気持ちよかった。深呼吸をすると電車から降りた時と同じ匂いがした。これが潮の匂いなんだ。なんて良い匂いなのかと思った。数回深呼吸した後、海に足をつけたまま歩いた。海をゆっくり見ていると突然
「そこで何をしているんだ。」と声をかけられた。
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