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カッパの落とし物3
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神社
「着いた。学校からここまで遠すぎでしょ。」そう言いながら境内に入るとそこには。
「あ、紅葉。何してるんだよ。」二十歳前ぐらいの男が言った。
「お兄ちゃん、何でここにいるの?」そうこの男は私の兄、潤である。
「俺も依頼でここに来た。というか蓮から何も聞いてないのか?蓮に俺は神社にいると紅葉に伝えてくれと言ったが。」
「あっ、そういえば教室を出る前蓮が何か言ってた気がする。」
お兄ちゃんはため息をつきながら
「紅葉最後まで人の話を聞けよ。」
「はーい。」
「そうだ、これ。」
そう言うとお兄ちゃんはカバンから何かを取り出し私に投げてきた。それをキャッチしてみると
「あ、これ。」兄が投げてきたのは、朝に依頼されていた虹色の貝殻だった。
「ついさっき見つけた。カッパにも連絡入れているから店に戻れ。俺も依頼終わったら戻る。」そう言いながら兄に境内に消えていった。
「お兄ちゃんナイス」私もそう言いながら店に行った。
店に着くとカッパがいた。
「お待たせしました。落とし物はこれでしょうか。」虹色の貝殻を目の前に置くとカッパが
「はい、これです。ありがとうございます。」そう言うとカッパ大事そうに鞄にしまった。
「次は落とさないようにお気をつけください。」
「はい。これで失礼します。」カッパはそう言うと去って行った。
「終わったー。今度はどんな落とし物を探さないといけないのかな。」ふと外を見ると空はあかね色に染まっていた。
この時はまだ、大変な思いをすることを私は知らなかった。
カッパの話はここで終わりです。
次回はどんな落とし物を探すのかお楽しみに。また次回。
「着いた。学校からここまで遠すぎでしょ。」そう言いながら境内に入るとそこには。
「あ、紅葉。何してるんだよ。」二十歳前ぐらいの男が言った。
「お兄ちゃん、何でここにいるの?」そうこの男は私の兄、潤である。
「俺も依頼でここに来た。というか蓮から何も聞いてないのか?蓮に俺は神社にいると紅葉に伝えてくれと言ったが。」
「あっ、そういえば教室を出る前蓮が何か言ってた気がする。」
お兄ちゃんはため息をつきながら
「紅葉最後まで人の話を聞けよ。」
「はーい。」
「そうだ、これ。」
そう言うとお兄ちゃんはカバンから何かを取り出し私に投げてきた。それをキャッチしてみると
「あ、これ。」兄が投げてきたのは、朝に依頼されていた虹色の貝殻だった。
「ついさっき見つけた。カッパにも連絡入れているから店に戻れ。俺も依頼終わったら戻る。」そう言いながら兄に境内に消えていった。
「お兄ちゃんナイス」私もそう言いながら店に行った。
店に着くとカッパがいた。
「お待たせしました。落とし物はこれでしょうか。」虹色の貝殻を目の前に置くとカッパが
「はい、これです。ありがとうございます。」そう言うとカッパ大事そうに鞄にしまった。
「次は落とさないようにお気をつけください。」
「はい。これで失礼します。」カッパはそう言うと去って行った。
「終わったー。今度はどんな落とし物を探さないといけないのかな。」ふと外を見ると空はあかね色に染まっていた。
この時はまだ、大変な思いをすることを私は知らなかった。
カッパの話はここで終わりです。
次回はどんな落とし物を探すのかお楽しみに。また次回。
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