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Ⅱ.予期せぬ出会い
…今更、俺に何を背負わせる…?
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「…一体、どういうことなの!?」
見上げるような豪華で立派なお城の前で、たった今そこから出てきたらしい少女が、両手で頭を押さえながら、甲高い声をあげた。
つい先程、中で舞踏会を終えたばかりのその少女の格好は、お約束の、ひらひらとしたドレスに、色とりどりの宝石、それにハイヒールだった。
その格好で、そのポーズを取るのは、限りなく似合わないのを承知の上の様子で、少女はまたしても腹立たしげな声をあげた。
「うちの運転手に、舞踏会が終わる頃に来て待ってるように頼んでおいたはずなのに、なんで来てないのよ!?」
苛立ち紛れに、この格好の少女にはあるまじき歯軋りをしながらも、少女はきょろきょろと辺りを見回した。
それでも、少女の家の車はおろか、その運転手すら見当たらない。
他の招待客たちが、周囲に待機していた高級車に、それぞれ吸い込まれて帰路につく中、少女はそんな人々を恨めしそうに見つめていた。
ややあって、深い霧、そして深遠の闇が、世界をすっかり浸食している現実を噛み締めた少女は、それでもなお、迎えに来てくれるかも知れないという淡い期待を捨て、自らの館に向かって、とぼとぼと歩き始めた。
…まさか迎えに来ないとは夢にも思わなかったため、携帯電話を館に置いてきてしまったことが、少女の不運だった。
少女は確かに上流家庭で育ってはいたが、それでもこのような大仰なドレスは、ついぞ着るものではない。
足に纏わりつく、鬱陶しいドレスの裾に顔をしかめながら、少女は周囲に気を配り、警戒しつつも歩を進めていた。
少女が辺りの様子を気にしているのには、ひとつの訳があった。
…この国には、【Break Guns】という名の、巨大な闇の犯罪組織が存在する。
畏怖の対象ともなる組織の名を、あえて【壊れる銃】と銘打ったのは、自分たちの存在を皮肉ってのことだろう。
その組織に属する者は男女混合で、皆、右の二の腕に十字架を象ったタトゥーを持っている。
そんな彼らの暗躍は、日常の中の殺人から大物の政治家の暗殺まで、その犯罪は非道で残虐…
なおかつその規模にも、範囲というものがない。
──この国『アースリンド』に住んでいる者は、誰でもそれを知っていた。
…そんな知識を噛み締めながら、少女は寒さと恐怖で身震いする体を自らの手で押さえつけると、その歩調を少し急いだものへと変えた。
しかし、狭い路地裏に差し掛かったところで、少女は奇妙なものを目にした。
…路地裏の片隅に、一台の高級車がひっそりと停まっている。
そこに数人の歩行者が集まり、車の中を覗き込むようにして、揃って口を押さえているのだ。
「? …あの車は…」
少女はその車に見覚えがあった。
自分の家の車と、全く同一の型だ。
「!もしかして…」
あれは自分の家の車かも知れない。
様子からすると、運転手は車から離れ、どこかに行っているのかも知れないが、車をここに放置している以上、すぐに戻って来るだろう…!
そんな淡い期待を胸に、先程とは一転して軽い足取りで車に走り寄った彼女は、人々をかき分けるようにして、徐に中を覗き込んだ。
その瞬間。
「…っ!」
彼女は、声にならない短い悲鳴をあげて、口元を押さえると、へたへたとその場にへたり込んだ。
腕が、足が…
否、体全体が、まるで寒気を覚えたかのように、恐怖で…がたがたと震える。
…件の車の中身。
その中には、彼女の家の運転手が、変わり果てた姿となって横たわっていた。
運転席は血塗れで、運転手自体も、何かに切り裂かれたように、体中に無数の深い傷跡がある。
中でも特に致命的となったのは、首の動脈の部分らしく、すっぱりと切られたそこからは、まだ真新しい血が僅かに流れている。
…そして…
その右目は抉られ、彼の右手に握らされていた。
ぽっかりとあいた、本来なら眼球のあるはずの部分には、今は花瓶さながらに、美しい薔薇の花を複数、生けられている。
…これを見て、少女は激しいショックを受けたのだ。
すると、周囲に屯していた野次馬の中のひとりの男が、車体の見つけにくい箇所に残された、とある小さい文を見つけて、上擦った声をあげた。
「!…こ、これは…!?」
男はそれだけ言うと、何かを恐れるように、いきなりその場から逃げ出した。
さすがにその様子が気になったらしい他の野次馬たちも、不思議そうに男が見つめていた箇所を覗き込む。
…そこには、血のように赤い文字で、こう書かれていた。
《我々は裏切りを許さない
【Break Guns】》…
これを見た野次馬たちは、この文字を見てしまった自分の目を呪い、先程の男を恨んだ。
その中のひとりが、背中に氷が滑り落ちるような悪寒を覚えながらも、渇いた喉を無理に湿らせてようやく声を発する。
「!…ブ、Break Gunsって…、あの…!?」
その男の言葉が口火になり、野次馬たちは次々に悲鳴じみた声をあげ、その場から逃げ出した。
「例の殺人集団か!? …お、俺は関係ない!
関係ないのに、奴らに殺されるのは御免だ!」
「わ、私も関係ないわ! それなのに死ぬなんてまっぴらよ!」
「冗談じゃない! 俺は逃げるぞ!」
「あたしだって!」
我先にと、人々が逃げ出す中、少女は茫然とへたり込んだままだった。
…頭が、状況を受け入れていなかった。
やがてその場に、人っ子ひとりいなくなり、遮られていた冷たい風が吹いてきても、それでも彼女はその場から動かなかった。
…否、この時は既に動けなくなっていた。
不意に嗚咽がこみ上げてきて、彼女は声を抑えるようにして泣き出した。
「…っ…く、…っ…!」
それが何に対しての涙なのか、本人にも掴めないまま、彼女はその場で一頻り泣いていた。
…すると。
「綺麗なドレスが台無しだね、お嬢さん?」
「!え…っ?」
もはや自分以外、誰もいないはずの場所で、いきなり頭上から声がかかって、少女は驚いて顔を上げた。
そこにはいつの間にか、眼鏡をかけた細目の、長身の青年が立っていた。
肩にかかる長さの髪を後ろで纏め、見た目にも大人しそうな風貌を持つその様は、少女を少なからず安心させた。
が、はっと気付いたように涙を拭うと、まだいうことを利かない足を、無理に奮い立たせて、少女は立ち上がった。
それを見ていた青年は、何故か密かにほくそ笑んだ。
「…健気だね、セレン=ヴィルザーク」
「えっ…?」
少女…、いや、セレンは眉を顰めた。
どうしてこの青年は、名乗ってもいない自分の名を知っているのだろう?
セレンが青年を警戒していると、不意にその青年は楽しげに笑った。
「ははっ…! 何故、俺が貴女の名を知っているのか、不思議なようだね…
知っていて当然だろ? 貴女の両親と、そこの運転手を殺したのは… 俺なんだから」
「…え?」
セレンの顔が青ざめ、全ての動きが止まった。
ドレスを着ていることもあり、その様は精巧に作られた蝋人形のようだった。
そんなセレンを“労るように”、青年がセレンに話しかける。
「…事実を理解するまでには、まだ時間がかかるだろうね…
貴女の両親は、俺たちの組織【Break Guns】を、壊滅に追い込むため、密かに調査していた。…しかしそれによって、踏み込んではいけない箇所まで知ってしまったんだ」
「……」
「それを知った組織側が、そこにいる運転手を刺客として送り込んだまでは良かったけど、よもやミイラ取りがミイラになるとはね…
貴女の父上の考えに賛同し、標的を生かしておくなどという二重の愚行を犯したこいつは、組織の名において、このように処断させて貰ったよ」
「…!」
人を殺したことを淡々と語るこの青年に対しての怒りで、セレンの肩が震えた。
それを見た青年は、労りの感情を哀れみへと変化させる。
「…解るだろう? セレン。貴女が両親から何も聞いていないという保証はない。
…今日の俺の、最後の標的は貴女だ…
セレン=ヴィルザーク」
見上げるような豪華で立派なお城の前で、たった今そこから出てきたらしい少女が、両手で頭を押さえながら、甲高い声をあげた。
つい先程、中で舞踏会を終えたばかりのその少女の格好は、お約束の、ひらひらとしたドレスに、色とりどりの宝石、それにハイヒールだった。
その格好で、そのポーズを取るのは、限りなく似合わないのを承知の上の様子で、少女はまたしても腹立たしげな声をあげた。
「うちの運転手に、舞踏会が終わる頃に来て待ってるように頼んでおいたはずなのに、なんで来てないのよ!?」
苛立ち紛れに、この格好の少女にはあるまじき歯軋りをしながらも、少女はきょろきょろと辺りを見回した。
それでも、少女の家の車はおろか、その運転手すら見当たらない。
他の招待客たちが、周囲に待機していた高級車に、それぞれ吸い込まれて帰路につく中、少女はそんな人々を恨めしそうに見つめていた。
ややあって、深い霧、そして深遠の闇が、世界をすっかり浸食している現実を噛み締めた少女は、それでもなお、迎えに来てくれるかも知れないという淡い期待を捨て、自らの館に向かって、とぼとぼと歩き始めた。
…まさか迎えに来ないとは夢にも思わなかったため、携帯電話を館に置いてきてしまったことが、少女の不運だった。
少女は確かに上流家庭で育ってはいたが、それでもこのような大仰なドレスは、ついぞ着るものではない。
足に纏わりつく、鬱陶しいドレスの裾に顔をしかめながら、少女は周囲に気を配り、警戒しつつも歩を進めていた。
少女が辺りの様子を気にしているのには、ひとつの訳があった。
…この国には、【Break Guns】という名の、巨大な闇の犯罪組織が存在する。
畏怖の対象ともなる組織の名を、あえて【壊れる銃】と銘打ったのは、自分たちの存在を皮肉ってのことだろう。
その組織に属する者は男女混合で、皆、右の二の腕に十字架を象ったタトゥーを持っている。
そんな彼らの暗躍は、日常の中の殺人から大物の政治家の暗殺まで、その犯罪は非道で残虐…
なおかつその規模にも、範囲というものがない。
──この国『アースリンド』に住んでいる者は、誰でもそれを知っていた。
…そんな知識を噛み締めながら、少女は寒さと恐怖で身震いする体を自らの手で押さえつけると、その歩調を少し急いだものへと変えた。
しかし、狭い路地裏に差し掛かったところで、少女は奇妙なものを目にした。
…路地裏の片隅に、一台の高級車がひっそりと停まっている。
そこに数人の歩行者が集まり、車の中を覗き込むようにして、揃って口を押さえているのだ。
「? …あの車は…」
少女はその車に見覚えがあった。
自分の家の車と、全く同一の型だ。
「!もしかして…」
あれは自分の家の車かも知れない。
様子からすると、運転手は車から離れ、どこかに行っているのかも知れないが、車をここに放置している以上、すぐに戻って来るだろう…!
そんな淡い期待を胸に、先程とは一転して軽い足取りで車に走り寄った彼女は、人々をかき分けるようにして、徐に中を覗き込んだ。
その瞬間。
「…っ!」
彼女は、声にならない短い悲鳴をあげて、口元を押さえると、へたへたとその場にへたり込んだ。
腕が、足が…
否、体全体が、まるで寒気を覚えたかのように、恐怖で…がたがたと震える。
…件の車の中身。
その中には、彼女の家の運転手が、変わり果てた姿となって横たわっていた。
運転席は血塗れで、運転手自体も、何かに切り裂かれたように、体中に無数の深い傷跡がある。
中でも特に致命的となったのは、首の動脈の部分らしく、すっぱりと切られたそこからは、まだ真新しい血が僅かに流れている。
…そして…
その右目は抉られ、彼の右手に握らされていた。
ぽっかりとあいた、本来なら眼球のあるはずの部分には、今は花瓶さながらに、美しい薔薇の花を複数、生けられている。
…これを見て、少女は激しいショックを受けたのだ。
すると、周囲に屯していた野次馬の中のひとりの男が、車体の見つけにくい箇所に残された、とある小さい文を見つけて、上擦った声をあげた。
「!…こ、これは…!?」
男はそれだけ言うと、何かを恐れるように、いきなりその場から逃げ出した。
さすがにその様子が気になったらしい他の野次馬たちも、不思議そうに男が見つめていた箇所を覗き込む。
…そこには、血のように赤い文字で、こう書かれていた。
《我々は裏切りを許さない
【Break Guns】》…
これを見た野次馬たちは、この文字を見てしまった自分の目を呪い、先程の男を恨んだ。
その中のひとりが、背中に氷が滑り落ちるような悪寒を覚えながらも、渇いた喉を無理に湿らせてようやく声を発する。
「!…ブ、Break Gunsって…、あの…!?」
その男の言葉が口火になり、野次馬たちは次々に悲鳴じみた声をあげ、その場から逃げ出した。
「例の殺人集団か!? …お、俺は関係ない!
関係ないのに、奴らに殺されるのは御免だ!」
「わ、私も関係ないわ! それなのに死ぬなんてまっぴらよ!」
「冗談じゃない! 俺は逃げるぞ!」
「あたしだって!」
我先にと、人々が逃げ出す中、少女は茫然とへたり込んだままだった。
…頭が、状況を受け入れていなかった。
やがてその場に、人っ子ひとりいなくなり、遮られていた冷たい風が吹いてきても、それでも彼女はその場から動かなかった。
…否、この時は既に動けなくなっていた。
不意に嗚咽がこみ上げてきて、彼女は声を抑えるようにして泣き出した。
「…っ…く、…っ…!」
それが何に対しての涙なのか、本人にも掴めないまま、彼女はその場で一頻り泣いていた。
…すると。
「綺麗なドレスが台無しだね、お嬢さん?」
「!え…っ?」
もはや自分以外、誰もいないはずの場所で、いきなり頭上から声がかかって、少女は驚いて顔を上げた。
そこにはいつの間にか、眼鏡をかけた細目の、長身の青年が立っていた。
肩にかかる長さの髪を後ろで纏め、見た目にも大人しそうな風貌を持つその様は、少女を少なからず安心させた。
が、はっと気付いたように涙を拭うと、まだいうことを利かない足を、無理に奮い立たせて、少女は立ち上がった。
それを見ていた青年は、何故か密かにほくそ笑んだ。
「…健気だね、セレン=ヴィルザーク」
「えっ…?」
少女…、いや、セレンは眉を顰めた。
どうしてこの青年は、名乗ってもいない自分の名を知っているのだろう?
セレンが青年を警戒していると、不意にその青年は楽しげに笑った。
「ははっ…! 何故、俺が貴女の名を知っているのか、不思議なようだね…
知っていて当然だろ? 貴女の両親と、そこの運転手を殺したのは… 俺なんだから」
「…え?」
セレンの顔が青ざめ、全ての動きが止まった。
ドレスを着ていることもあり、その様は精巧に作られた蝋人形のようだった。
そんなセレンを“労るように”、青年がセレンに話しかける。
「…事実を理解するまでには、まだ時間がかかるだろうね…
貴女の両親は、俺たちの組織【Break Guns】を、壊滅に追い込むため、密かに調査していた。…しかしそれによって、踏み込んではいけない箇所まで知ってしまったんだ」
「……」
「それを知った組織側が、そこにいる運転手を刺客として送り込んだまでは良かったけど、よもやミイラ取りがミイラになるとはね…
貴女の父上の考えに賛同し、標的を生かしておくなどという二重の愚行を犯したこいつは、組織の名において、このように処断させて貰ったよ」
「…!」
人を殺したことを淡々と語るこの青年に対しての怒りで、セレンの肩が震えた。
それを見た青年は、労りの感情を哀れみへと変化させる。
「…解るだろう? セレン。貴女が両親から何も聞いていないという保証はない。
…今日の俺の、最後の標的は貴女だ…
セレン=ヴィルザーク」
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