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「えっ、えっ!?」
私は物凄く混乱している。色違い(?)のケモミミ美男子が二人もいる、眼福...。
「あのっ!ソルをいじめないで...」
濃紺のケモミミ男子が私に刃物を向けながらそう言った。
えっと、これなんか誤解されてるよね...?
「おい!エル!そいつは...違うよ...」
白いケモミミ男子が私と濃紺ケモミミ男子の間に入ってくれた。
(良かった、、私が悪い人じゃないって伝わってたみたい、、)
その後私は事情を説明して、ケモミミ男子達の話も聞いた。白い方がソルで紺の方がエル。二人は狼と人間のハーフみたい。ソルが奴隷商から追われてたみたいで、その後をエルが追いかけてきたみたい。
「奴隷商の人たちはもう大丈夫なの?」
私は、もしかしたらまだ追いかけてきてるんじゃないかと心配になった。
するとエルが答える。
「...大丈夫。僕が始末しておいたから...。」
...なんか、物騒な言葉聞こえたけど大丈夫...だよね?
「それなら安心だね(?)。エルは強いんだね。」
そういえば、ジェイが髪の色が濃いほどなんとかって言ってたな...。強さにも影響してたりするのかな?
「...僕は」
エルが黙り込んでしまった。 失言だったかも...。
エルが俯いてしまった。ふと目を落とした時、エルの手から血が出ていることに気が付いた。
「あっ、怪我してるよ!」
私はエルの手を取った。
「大丈夫?痛くない?」
エルに聞いてみたけど返事が全くない。おかしいと思い顔を見上げてみると、エルの顔は真っ赤になっていた。
「っ///」
エルが固まってしまっている。
「ちょっ、おい!」
ソルがすかさずエルを私から引き離す。エルは固まったまんまだ。いや、気絶してる...?
「お前さ、さっきから思ってたけどよく俺らに触れるな。」
「え、なんで?」
「なんでって..そりゃ俺たちこんな見た目だし、それに獣人だから大体のやつは怖がって逃げていくぞ..。」
「なんじゃそりゃ!?そんな...みんなバカなの!?このモフモフの良さがわからないなんて、それにこんなに綺麗な目なのに...」
「きっ綺麗..だと!?///」
ソルは顔を真っ赤にしている。
「そうだよ。」
「そんなわけない、みんな俺たちのこと、醜いって...」
ソルは涙目になってしまい、言葉が詰まってしまった。
「醜くなんかないよ。」
私はソルの目を見て言う。
「....... 」
「私まだソルたちとは出会ったばっかりだけどそんな風に思わないよ。みんなは悪く言うかもしれないけど、そんなの、そんなの間違ってる!!」
私は話しているうちにケモミミ好き故にヒートアップしてしまい、気がついたらケモミミの良さを熱弁していた。そんな私を見てソルはわかってくれたらしく、顔を真っ赤にしながら「もういい!」と必死に私を止めていた。
「そういえば、ソルたちはこれからどうするの?」
「...」
ソルは黙り込んでしまった。
「じゃあ、私が住んでるところに来る?(ジェイなら話せばわかってくれるはず...)」
「...いいのか?」
「うん!ジェイっていう男の人もいるから大丈夫だよ!」
「男もいるのか...?」
「うん、でもその方が安心でしょ?それにジェイは優しいから大丈夫だよ!」
「...まぁ」
「よし決まり!あっ、私の名前はエマ!これからよろしくね!」
その後、私はソルと一緒に気絶したエルを家に運んだ。
私は物凄く混乱している。色違い(?)のケモミミ美男子が二人もいる、眼福...。
「あのっ!ソルをいじめないで...」
濃紺のケモミミ男子が私に刃物を向けながらそう言った。
えっと、これなんか誤解されてるよね...?
「おい!エル!そいつは...違うよ...」
白いケモミミ男子が私と濃紺ケモミミ男子の間に入ってくれた。
(良かった、、私が悪い人じゃないって伝わってたみたい、、)
その後私は事情を説明して、ケモミミ男子達の話も聞いた。白い方がソルで紺の方がエル。二人は狼と人間のハーフみたい。ソルが奴隷商から追われてたみたいで、その後をエルが追いかけてきたみたい。
「奴隷商の人たちはもう大丈夫なの?」
私は、もしかしたらまだ追いかけてきてるんじゃないかと心配になった。
するとエルが答える。
「...大丈夫。僕が始末しておいたから...。」
...なんか、物騒な言葉聞こえたけど大丈夫...だよね?
「それなら安心だね(?)。エルは強いんだね。」
そういえば、ジェイが髪の色が濃いほどなんとかって言ってたな...。強さにも影響してたりするのかな?
「...僕は」
エルが黙り込んでしまった。 失言だったかも...。
エルが俯いてしまった。ふと目を落とした時、エルの手から血が出ていることに気が付いた。
「あっ、怪我してるよ!」
私はエルの手を取った。
「大丈夫?痛くない?」
エルに聞いてみたけど返事が全くない。おかしいと思い顔を見上げてみると、エルの顔は真っ赤になっていた。
「っ///」
エルが固まってしまっている。
「ちょっ、おい!」
ソルがすかさずエルを私から引き離す。エルは固まったまんまだ。いや、気絶してる...?
「お前さ、さっきから思ってたけどよく俺らに触れるな。」
「え、なんで?」
「なんでって..そりゃ俺たちこんな見た目だし、それに獣人だから大体のやつは怖がって逃げていくぞ..。」
「なんじゃそりゃ!?そんな...みんなバカなの!?このモフモフの良さがわからないなんて、それにこんなに綺麗な目なのに...」
「きっ綺麗..だと!?///」
ソルは顔を真っ赤にしている。
「そうだよ。」
「そんなわけない、みんな俺たちのこと、醜いって...」
ソルは涙目になってしまい、言葉が詰まってしまった。
「醜くなんかないよ。」
私はソルの目を見て言う。
「....... 」
「私まだソルたちとは出会ったばっかりだけどそんな風に思わないよ。みんなは悪く言うかもしれないけど、そんなの、そんなの間違ってる!!」
私は話しているうちにケモミミ好き故にヒートアップしてしまい、気がついたらケモミミの良さを熱弁していた。そんな私を見てソルはわかってくれたらしく、顔を真っ赤にしながら「もういい!」と必死に私を止めていた。
「そういえば、ソルたちはこれからどうするの?」
「...」
ソルは黙り込んでしまった。
「じゃあ、私が住んでるところに来る?(ジェイなら話せばわかってくれるはず...)」
「...いいのか?」
「うん!ジェイっていう男の人もいるから大丈夫だよ!」
「男もいるのか...?」
「うん、でもその方が安心でしょ?それにジェイは優しいから大丈夫だよ!」
「...まぁ」
「よし決まり!あっ、私の名前はエマ!これからよろしくね!」
その後、私はソルと一緒に気絶したエルを家に運んだ。
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