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そして朝。
結論から言うとドキドキ⭐︎ハプニングはなかった。
どうして!?私はベットと壁に挟まるみたいな感じで寝てたし、ジェイはもう起きてた。私の寝相の良さをこんなに恨んだことがあるだろうか...。
そして、ジェイはその日のうちに新しいベットを用意してくれた。
そして月日が過ぎた...。
「この世界に来て二ヶ月くらいは経ったかな~。」
私もなんだかここでの生活に慣れてしまって、普通に居心地がいい。ジェイは昼間はお仕事に行っている。モンスターを倒すとかなんとか言ってた。私は主に家事をしている。外に出て野菜とかきのことか取りに行こうとしたんだけど、ジェイから外は危ないからダメって言われた。最初は家事もしなくていいって言ってたんだけど、流石にそれくらいはって思って何とか説得した。
昼はお家で家事したりのんびりしたりして、夜はジェイと一緒にご飯を食べて別々のベットで寝る。そんな生活を続けていた。最近はジェイも心を開いてくれているような気がする。
今日もジェイが帰ってくる。今日はカレーもどきを作ってみた。早く帰ってこないかな~。
「エマ、ただいま。」
「ジェイ、おかえり!今日はねスペシャルメニューなの!」
「スペシャルメニュー?それは楽しみですね...」
ジェイがお風呂から上がって来た。
「ジャーン!今日はカレーです!」
「かれー?」
「変なものじゃないから、とりあえず食べてみて!」
ドキドキする...。気に入ってくれるかな?
「んっ!美味しい!!」
ジェイは美味しそうにカレーを食べている。
「良かった~!これね私の前の世界の料理でね、すごく美味しいから食べてもらいたくて!」
「前の世界、ですか、」
ジェイの表情が曇ってしまった。
「そう!カレーって美味しいよね~。あ~給食のカレーが食べたくなってきて。あの味恋しいな~。」
カレーの話をしているうちに小中学校で食べたカレーが食べたくなってきた。家のカレーとは違うなんとも言えない美味しさがあるよね。
するとジェイは手を止めてしまった。
「恋しい...?......それは前の世界の話ですか...?」
ジェイの表情がどんどん暗くなっている。どうしよう、私何か変なこと言っちゃったかな。
「そ、そうだけど、ジェイどうしたの?」
するとジェイはいきなり立ち上がった。
「やっぱり、エマはこんな私みたいなのがいる世界ではなく、元の世界がいいんだ...」
いきなり立ち上がってびっくりした。それに何か言ってるけどなんて言ってるのかわからない。
「ジェイ...ごめん私何かしちゃった?」
「エマは....元いた世界に帰りたいんですね...。」
「え!?」
元いた世界に帰る..。考えたことなかった!!!!そうじゃん私転生してきて、居候してるんだ。なんか居心地が良くて忘れてたし、帰れないものだと思ってたし、そこまで考えて生活してなかった。
私が考えていると、ジェイは沈黙を肯定と受け取ったのか泣き出してしまった。
泣いちゃった、元の世界に帰って欲しくないのかな?とりあえず否定しないと。
「待って、泣かないで、、私帰りたいと思ってないよ?」
「そうですよね、普通元の世界にかえ...え?」
「え?」
結論から言うとドキドキ⭐︎ハプニングはなかった。
どうして!?私はベットと壁に挟まるみたいな感じで寝てたし、ジェイはもう起きてた。私の寝相の良さをこんなに恨んだことがあるだろうか...。
そして、ジェイはその日のうちに新しいベットを用意してくれた。
そして月日が過ぎた...。
「この世界に来て二ヶ月くらいは経ったかな~。」
私もなんだかここでの生活に慣れてしまって、普通に居心地がいい。ジェイは昼間はお仕事に行っている。モンスターを倒すとかなんとか言ってた。私は主に家事をしている。外に出て野菜とかきのことか取りに行こうとしたんだけど、ジェイから外は危ないからダメって言われた。最初は家事もしなくていいって言ってたんだけど、流石にそれくらいはって思って何とか説得した。
昼はお家で家事したりのんびりしたりして、夜はジェイと一緒にご飯を食べて別々のベットで寝る。そんな生活を続けていた。最近はジェイも心を開いてくれているような気がする。
今日もジェイが帰ってくる。今日はカレーもどきを作ってみた。早く帰ってこないかな~。
「エマ、ただいま。」
「ジェイ、おかえり!今日はねスペシャルメニューなの!」
「スペシャルメニュー?それは楽しみですね...」
ジェイがお風呂から上がって来た。
「ジャーン!今日はカレーです!」
「かれー?」
「変なものじゃないから、とりあえず食べてみて!」
ドキドキする...。気に入ってくれるかな?
「んっ!美味しい!!」
ジェイは美味しそうにカレーを食べている。
「良かった~!これね私の前の世界の料理でね、すごく美味しいから食べてもらいたくて!」
「前の世界、ですか、」
ジェイの表情が曇ってしまった。
「そう!カレーって美味しいよね~。あ~給食のカレーが食べたくなってきて。あの味恋しいな~。」
カレーの話をしているうちに小中学校で食べたカレーが食べたくなってきた。家のカレーとは違うなんとも言えない美味しさがあるよね。
するとジェイは手を止めてしまった。
「恋しい...?......それは前の世界の話ですか...?」
ジェイの表情がどんどん暗くなっている。どうしよう、私何か変なこと言っちゃったかな。
「そ、そうだけど、ジェイどうしたの?」
するとジェイはいきなり立ち上がった。
「やっぱり、エマはこんな私みたいなのがいる世界ではなく、元の世界がいいんだ...」
いきなり立ち上がってびっくりした。それに何か言ってるけどなんて言ってるのかわからない。
「ジェイ...ごめん私何かしちゃった?」
「エマは....元いた世界に帰りたいんですね...。」
「え!?」
元いた世界に帰る..。考えたことなかった!!!!そうじゃん私転生してきて、居候してるんだ。なんか居心地が良くて忘れてたし、帰れないものだと思ってたし、そこまで考えて生活してなかった。
私が考えていると、ジェイは沈黙を肯定と受け取ったのか泣き出してしまった。
泣いちゃった、元の世界に帰って欲しくないのかな?とりあえず否定しないと。
「待って、泣かないで、、私帰りたいと思ってないよ?」
「そうですよね、普通元の世界にかえ...え?」
「え?」
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