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3 絆と進展
3-2.自由と傲慢(レアジ視点)
しおりを挟む俺は悩んでいた。
食堂の一番日当たりの良い席に座り、だらしなく頬杖をつきながら、外を眺めて。
(ペア競技か…)
来たる技能祭、その中にある競技種目の一つだ。
基礎科と高等科の生徒が2人1組でペアを組み、協力が必須の障害物を、技能を使用して突破して行く障害物競走のようなもの。
参加は必須で、〆切までにペアを組む相手を決めて、届出を出せば希望の相手と組むことができる。相手が見つからなくても期日になれば学園側が勝手に決定するから心配する必要はないが、毎年この時期は優秀な生徒の奪い合いになっている。
当然と言えば当然だ。相手の能力は、そのまま自分の成績につながるのだから。
だが、俺が考えているのはそういう問題についてではない。そもそも、言っちゃなんだけど俺は元から優秀だし、この技能祭に命をかける理由は特にない。
成績とか上級生と下級生の絆がどうとかはこの際どうでもいいのだ。
エルと組む。
俺はこのためにエルより3年早く生まれたと言っても過言ではない。
ただ、ここ数日俺へのペアの打診が多すぎて、彼の方も、もう相手が決まっていやしないかと不安になったのだ。
それに加えて、俺と組むとなったら、要らぬ反感を買わないだろうか。とか、プレッシャーで体調を崩したりしないだろうか。とか、考えてしまう。
(昨日も、もう決めてるって返したら一体誰が!ってうるさい奴がいたしな)
いじめの対象になりかねない。
とまあ、嫌なことばかり考えてしまって、結局行動に移せていない。
(情けねぇ)
机に突っ伏して、水のコップをつつく。
「やけに難しい顔をしているけど、悩み事でもあるの?」
聞こえた声に顔を上げ、隣の椅子を引いた人物に目線を映す。
「クラウス」
クラウス・リット・セリンジャー。俺に気安く話しかけてくる数少ない人間である。
そんな彼は、席に座ると、ご自慢の金髪を揺らしてニコリと笑った。
「メアスフラムの天才が台無しだよ」
「うるせぇ、放課後の食堂なんて人いないんだから良いだろ」
事実、座っている人は疎らで、ほとんどが一人で課題やら読書やらをしている。
静かな場所を求める生徒にとっては、放課後の穴場であった。
「殿下は?」
「ああ」
殿下というのは、俺の従兄弟で、この国の第二王子であるハイノン・アルヴ・レイテュイアのことだ。
立場が近しいことから、幼い頃から同じ場所に置かれることが多く、いちいち俺に構ってくる腐れ縁。
クラウスの方は彼を慕っているようで、油断していると勝手に約束を取り付けてくるから面倒くさい。
まあ、俺に甘いという点では助かっているけど。
「もう帰ったよ」
「そうかい」
会話をしつつ、ちゃっかりスムージーを注文しているクラウスを横目で見て、ため息をついた。
「お前は何してるんだよ」
「散歩がてら学内を歩いていたら君を見かけてね」
技能祭の準備期間にのんびり散歩って。
暇な奴め。
「で、どうなんだい?」
なんでもかんでも見透かすような笑みが鼻につく。
(話すまで動かないなコイツ)
仕方ない。
「技能祭のペア競技にエルを誘いたくて悩んでる」
「あれ?まだ誘ってなかったんだ」
「黙れ」
「はいはい」
「俺の都合押し付けて嫌な思いさせたら困るんだよ」
言いわけなのだろうとは思う。
自分の要望が、全て通ると思っている御坊ちゃまの傲慢なのだろう、とも。
「そうは言うけど」
とクラウスはグラスを揺らす。
「無理やり承諾させるわけじゃないなら良いんじゃない、誘ってみれば。決めるのは向こうでしょ?」
「それはそうなんだけど」
思っていることをそのまま言われてムッとする。
そうなんだけど、エルはきっと頷くから。
彼は人に何かを頼まれて、断れる人間ではないのだ。
俺が一番わかっている。
「記憶をなくしたから気にしてるの?」
「……まあ」
不安なのだ。
気が弱く、自分の要望は滅多に口にしない。
そんな彼が、記憶を失った今、何を考えているのか。俺をどう思っているのか。それが測りきれないのが、不安なのだ。
俺だけが彼を全て知っていて、俺だけが守ってやれると、思っていたから。
「信頼してあげなよ」
息が止まった。
「“レアジ様”の目には、今の彼は幼く見えるかもしれないけど、人の本質は簡単には変わらない。
怖がって守ろうとする気持ちは否定しないけど、彼には選択する自由も権利も、一人で前に進む力もあるのを忘れないで」
そう言って、クラウスは席を立った。
「それもう要らないからあげるよ。またね」
俺はその背中を見送って、置いていかれたグラスに口をつける。
「…にが」
…
そう言うわけでエルの部屋を尋ねたのだが。
バルトに通してもらい、部屋に上がると、なにやらエルとヴィンツが神妙な面持ちで固まっていた。
バルトの説明によると、エルがディルクという令息に嫌われているかもしれない原因が、リーゼという令嬢で、エルはその令嬢と二人で会う約束をしてしまったらしい。
は?
「というわけでして…」
ちょっと待て。
リーゼが何やらエルに近づいていたのは知っているが、二人で会うって何でそんなことに…。
リーゼって伯爵令嬢だろ?
ラウス伯爵家…最近はあまり聞かないが、魔法の研究を続けている魔術師家系だ。
家としての歴史は深く、王国魔術師を数多く輩出する陰のエリート。
目立った業績がないのは、成果を出してもあまり表に出さないからとも、悪目立ちしない限度を保って、敵を増やさないようにしているからとも言われている。
魔術と相性がいい点や、家柄、二人の年頃を考えても、これ以上ない良縁だな。
エルの体の弱さを考慮しなければ。だが、リーゼには兄も姉もいたし、向こうからすれば懸念事項は少ない。
「…結婚前の男女、それも家柄も実力も申し分なくて仲の良いやつらが二人きりで会ってたらどう思う?」
自分の思考整理を兼ねてエルに問いかけた。
エルがゴクリと唾を飲んで俺を見る。
「その気があると思われます…?」
「そうだな、くっつけようとする大人も出てくるだろうし、逆にいらん反感を買う可能性もある」
この様子だと、エルは特にリーゼを気に入っているわけじゃなさそうだな。
だったら、勝手な大人に利用させるわけにはいかない。
なにより、二人きりで会わせるのは…。
そこまで考えて、ふと思いつく。
(俺が行けばいいんじゃね?)
だから提案したのだが、バルトは冷めた目で、ヴィンツェンツは心配そうに、エルはぽかんとした顔で俺を見る。
わがままなのはわかっている。
後でクラウスに言ったら、呆れられるだろうことも。でも、エルが傷つく未来は避けたいし、苦しんでいるときに、自分がそばにいないのは耐えられない。
結局、シュアも連れて行くと言って、その場を納得させた。
アイツは勝手に巻き込んだから、怒るかもしれない。
いや、案外、エルに会いたがっていたから喜ぶかもしれないが。
「レアジさん」
「ん?」
「なんかすみません、僕…」
黄金色の瞳が揺れる。
「気にすんな」
俺の中でなにかが熱く鼓動する。
そんな気持ちを押し殺すように、エルの頭をぐしゃりと撫でた。
そして、立ち去ろうと腰を上げてから、本来の要件を思い出す。
「技能祭の話聞いてるか?──」
お前の選択をどうこう言う気はない。お前の自由を縛る権利は、俺にはないから。
それでも、言わせて欲しい。
“お前がいい”と。
◇
そんなわけで現在、約束の茶会である。
俺は転んで乱れた身なりを整え直して、席に座る。
暫くして、メイドに連れられたリーゼがやってきた。
桃色の髪は丁寧に編み込んであり、服装にも気合が入っている。豪華なパールネックレスは、黄色いドレスによく合っていた。
チラリと横を見ると、そのリーゼをじっと見つめるエルが目に入り、僅かに心が軋む。
彼の整えられた灰髪はさらりと風に靡き、大きく開かれた眼には美しい春の色が映っていた。
ずっと見つめていたいような心地よさ。
だが、そんなことは言っていられない。
「本日はお招きいただきありがとうございます!リーゼ・フェル・ラウスと申します」
丁寧に礼をするリーゼに視線を移し、にこやかに迎える。
「こちらこそ、急に予定を変えてもらって悪かった。レアジ・カイト・メアスフラムだ。堅苦しい場にするつもりはないから、楽にしてくれ」
「とんでもございません!メアスフラムの方とお茶会だなんて光栄ですし、リーゼはサリエル様とお話がしたかっただけですから」
「それは良かった」
流れるように受け答えをしながら、体が強張る。
(…やっぱりか)
問題は大アリだ。主に後半の部分。
美しく作り上げた笑顔の裏で、大きくため息をつきたい気持ちを抑え込む。
彼女がサリエルに“そういう好意”を抱いているとしたら、今回の茶会は非常にまずい。
なんとか二人の距離を近づけないようにしなければ。
ひとまず、この場にいることができてよかった。
「兄上」
ハッ
考え事の間に挨拶を終えたらしいシュアがじとりとした目を向けてくる。
「…悪い。座ってくれ」
「失礼致します!」
メイドが引いた椅子に丁寧に腰掛けるリーゼ。
やけにハキハキと喋るし、所作が引くほど丁寧だ。
(んな緊張しなくても…)
そして、ずっとタイミングを伺っていたらしいエルが口を開く。
「あ…リーゼ様、すみません急に予定を」
「いえっ、メアスフラムの方々とご一緒できるだなんて光栄なことですし、私はサリエル様とお話ができれば満足です!」
エルの言葉に割り込むように身を乗り出したリーゼに少し笑いそうになる。
(さっきも言ったぞ)
「それなら、良かったです」
エルも気づいていないようなので緊張しているのかもしれない。
「見てて面白いな」
「あら、可愛いじゃない」
そんな話をしているうちに、給仕がそれぞれのカップに紅茶を注いでいく。
茶葉は、メイズから取り寄せたシュアのお気に入りである。
「もし口に合わなかったら言ってくれ。他のもの用意させるから」
シュアが焼き菓子とともに二人に勧めるのを見てそう付け加えると、シュアは少し不満気な視線を向けてくる。
(悪かったよ)
お前の準備能力を疑っているわけではないから安心して欲しい。
俺はエルに世話を焼きたいだけなのだ。
「いえ、美味しいです」
エルはそう言ってリーゼとも頷き合う。
「お二人で準備したのですか?」
「まぁな」
シュアと顔を見合わせて笑みを浮かべた。
「このテラスを選んでくださったのもレアジさんなんです」
「そうなのですか!綺麗な場所ですね」
エルが庭園を眺めながら嬉しそうに話し、リーゼが何度も頷いている。
(ちゃんと聞いてたのか)
エルに場所や形式を伝えたとき、「場所は俺が選んだんだけど」と一言添えただけだったのだが、気に入ってくれたのだろうか。
嬉しくて顔が熱くなる。
「…三年の教室棟なんて来る機会ないだろうから、せっかくならと思ってな。放課後は自由に出入りできるんだけど、あっちの中央にある花壇を眺めるのが好きで」
そこまで言って、はたと気づく。
「悪い、俺の話はどうでもいいよな」
リーゼがエルを狙っているかもしれないとはいえ、エルにとっては仲良くしたいクラスメイトのはずだ。
勝手に割って入った部外者が話を妨害してはいけない。
そう思ったのに、
「どうしてですか?」
と純粋な瞳を揺らすエルに心を掴まれる。
「リーゼと話しにきたんだろうが」
リーゼはそんな様子に、目を輝かせていた。
「サリエル様は本当にお二人と仲が良いのですね!昔から懇意にしてらしたそうですが、どのようにお知り合いになったのですか?」
「え?ええと、もともと父様と仲が良くて……」
リーゼにぐいと身を寄せられて、エルが必死に回答を絞り出しながら、俺に「助けて」と目で訴えてくる。
(仕方ねぇ)
「ブランシュ伯爵が俺たち兄妹の教育係だったんだ。その縁で、エルのお披露目やパーティーに何度かお邪魔してな」
「それからはずっとこの調子ね」
「わあ、素敵です!」
エルがほっと肩を下ろしたのが見えた。
「リーゼこそ、サリエルとは以前にも交流があったようだけど、それはどちらで?」
(シュア、ナイス…!)
「あ、それは、シェンネバレーの立食パーティでお会いして、料理を取り分けて差し上げたのです!」
シェンネバレーの立食パーティ?
それ、去年の冬に行ってたやつじゃなかったか。
(結構最近だな…)
時期的には、エルが記憶を失う少し前だ。
「料理を?」
「はい!お一人で壁際に立っていらしたので気になって、料理を勧めたのですが、“それならばご一緒に”とリーゼにも分けてくださって、とても嬉しかったのです!」
リーゼの視線を受けて、エルが少し気まずそうに笑った。
「へぇ」
エルはもともと少食だ。
リーゼの様子から、押しが強くて渋々受け取った上での妥協案だったのだろうと想像はつくが、それでも羨ましい。
(俺だってエルに分けてもらいたい)
記憶を失う前のエルは、俺を気遣ったり何かをくれるなんてこと絶対にしなかった。
「ですからサリエル様が覚えていてくださって、とても嬉しいのです!」
「ええ、僕もです」
エルが微笑んで返事をする。
俺はクッキーを齧りながら、思う。
ああでも。
でも、気遣いなんてしないで欲しい。
配慮も遠慮もしないで、「嫌だ」と拒絶して、俺が頼んでも贈り物の一つもくれないような、そんなのでいい。
多分、そっちの方が本物だから。
俺はきっと、本物の愛が欲しい。
「ねえ兄上」
シュアに肩を叩かれて、慌てて口の中を空にする。
「庭園を案内してあげたら?」
エルとリーゼは、学園の話や趣味の話を楽しんでいる。
カップは両方ともほとんど空だった。
シュアに頷いてから、口を開く。
「なあ、最後に庭園見てくか?」
二人の瞳がキラキラと輝いた。
◇
三年棟のガーデンテラス。
その中央には、一年中咲く花たちが植えられている。整えられた花壇は普段から人の手が入っており、美しい。
「わぁ…」
色あざやかな花々が、春の冷たい空気に誘われて柔らかく揺れる。
そんな花々を視界に映しながら、俺はつぶやいた。
「いいだろ、ここ。学園内でおすすめのデートスポットNo.2だから覚えときな」
「デートスポット!No.1はどちらなのですか」
新入生なら興味を持つだろう、というだけの言葉だったのだが、リーゼがキラキラと目を輝かせて迫ってきて思わず苦笑する。
「そりゃ、サロンだろ」
サロン・ルーエ。学園のものであれば誰でも利用できる談話室だ。
用意しなくても軽食やお茶ができるし、楽器や本も置いてある。そしてなにより、予約制で利用できる鍵付きの個室がいい。
2人とも初耳のようで、エルは興味深そうに頷き、リーゼはお友達に共有するのだと意気込んだ。
「レアジ様もよく利用されるんですか?」
「まあ、恋人は居ねぇけどな」
苦々しく笑った。
「では、思いを寄せている方が?」
「……さぁな」
蹲って花を眺めていた少年が、不思議そうに目を瞬く。
また、胸が疼いた。
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