【R18・完結】鳳凰鳴けり~関白秀吉と茶々

みなわなみ

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第三夜

玖 茶々の居場所

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 秀吉はプクリと膨らんだ実を擦りあげながら、柔らかな胸にきつく口づけ、花を咲かせる。 
「あぁっ…殿下っ……」 
 茶々が秀吉に腕を回し、背中に爪を立てる。 
「茶々、茶々、儂の茶々……」 
 女の乱れる姿に、秀吉の息も躯も荒ぶる。 
「乱れよ、茶々…もっと…」 
 絹の隔てもなく擦り合わされる茶々の滑らかな肌に、男の欲望はさらに大きくなった。 

 男の匂いに包まれながら、茶々は嬌声をあげ続ける。 
「…美しいぞ…茶々…美しい…」 
「殿下…殿下も…茶々を…茶々にっ……あっ、あっ、殿下っ殿下っ、お情けをくださいませっ!あぁぁっ…」 
 熟れた実を潰すようになぶられて、ピクピクと動く脚を抱え込み、秀吉は茶々の中へ一気に己を進めた。 
「あぁぁぁっ! でんかぁ…」 
 秀吉は茶々にピタリと躯を合わせ、先程まで手で潰していた実を、今度は躯全体で潰す。茶々の蜜壺はヒクヒクと動き、男を引き込もうとしていた。 

「うっ、茶々…そなたは格別じゃ。」 
 秀吉は深く差し込んだまま、ゆっくりと実を潰すように動く。 
 自分を離さず絡み付く茶々の泉を秀吉は感じていた。 
 (深い泉じゃ……まだ引き込むのか……) 
 女に覆い被さるようにして秀吉は、美しい躰に口づけを落とす。 
「でんか…でんかぁ……」 
 茶々は甘えるように腕を回し、秀吉を呼んだ。 
「茶々…うぅぅっ……」 
 茶々の悦びが秀吉を締め付ける。我慢できなくなった秀吉の躯が、茶々の躰を打ち始めた。 
「ああぁぁっぅ……ぅあぁっ……あっ、あっくぅん……」 
「茶々…茶々…」 
 秀吉はうわ言のように茶々の名前を呼びながら攻め立てる。 
 秀吉の被さった躯が、茶々の熟れた実も揺らす。 
 茶々の声が一段と大きくなった。 

「あぁぁーー…あふぅっ…うぅぅっ……あーっぁぁ…でんか、でんかぁ……」 
「茶々っ…」 
 秀吉は茶々の脚を抱え込んで持ち上げ、吊り橋のように反った躰に、激しく己を打ちつけた。 
「ぅぅぁああああーーーっっっっ」 
 獣のような声が響き、茶々の中に秀吉の熱さが拡がる。 
 気を放った秀吉を、茶々は離さぬようにヒクヒクとうごめいていた。 
 秀吉はそのままぐったりとした茶々を抱え、横に寝転ぶ。 

「…茶々、まだ足りぬのか?」 
 大きく息を弾ませながら、ぼんやりとした目で、茶々は秀吉の言葉を聞いている。 
「まだヒクヒクと儂をつかんで離さぬぞ?」 
 耳元でささやいた秀吉は、そのまま茶々の小さな耳を噛んだ。 
「はぁん…」 
 荒い息のまま小さな吐息をあげ、茶々は秀吉を締め付ける。茶々の中で、秀吉の身がいくばくか膨らんだ。 
「おぉ…ならぬならぬ。」 
 秀吉は慌てて、茶々の中からずるりと己を引き出した。 

「茶々、三夜三度契った。これで茶々は儂の妻じゃ。」 
 秀吉は、茶々の手を取り、恭しく口づけた。 
「…でんか……」 
 寄りかかる場所のある幸せに、茶々は秀吉を見つめる。 
「よきおなごじゃ。極上の女子じゃ。」 
 秀吉がまだぼんやりとしている茶々に頬を寄せた。 
「……ちゃちゃは…でんかの…もの……?」 
「そうじゃ。そなたは儂のものじゃ。」 
「…どこまでも…お連れくださいませ…」 
「あぁ、約束しよう。そして、茶々を天下一の女子にしよう。」 
「…うれしゅうございまする…でんか…」 
「茶々、淫らであれ。儂の前でだけ、大いに乱れよ。」 
 茶々が上目使いに頬を染めて頷く。 
「それがそなたのまことの姿じゃ。一番美しい姿じゃ…」 
 秀吉が茶々の首筋に口づけを落とし、茶々は吐息を震わせながら、男に頬擦りした。 
「さぁ、茶々、眠るがよい。儂がこうして抱いておってやるでな。」 
「でんか…」 
 トロンとした目を茶々は秀吉に向ける。 
「儂はまた江に泣かれるであろうの。」 
 秀吉が茶目っ気たっぷりに笑って見せた。 
「…申しわけ…ありませぬ」 
「よいよい、茶々。そなたの乱れる姿を見られるのじゃ。それくらい、屁でもない。」 
 秀吉のおどけた顔に、「うふふ」と茶々がたおやかに笑った。 
 秀吉が微笑み、茶々の髪をゆっくりと撫でる。お互いがお互いを引き寄せるように、二人の唇が触れあった。 
 秀吉はトロンとした目の茶々を愛しそうに撫で続ける。 
「そなたの乱れる姿は美しい。だれよりも淫らで、何よりも美しい……」 
 自分を誉める言葉を聞きながら、茶々はゆっくりと眠りの淵に落ちていった。 
 秀吉は半身を起こし、滑るような絹布団を被ると、茶々の身に口づけながら、己も眠りへと落ちた。 


<第三夜 終>
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