ビッチだけど処女なんです！

えっちな子って強いんです！

幼稚園を卒園する時に、ふと思った。

｢女の人って顔とおっぱいで決まるん
だ。｣

ハゲ気味の園長先生も、唯一の男のひまわり組の先生も、この間離婚したなんとかちゃんのお父さんだって、みんなたかって私のお母さんに夢中。

でも、それもそのはずなのだ。
私のお母さん宮古みやこ直美は半端ない。
バキュームバンバンなおっぱいに、どんな女優さんもモデルさんも勝てないような色気のある顔。
そんでもって直美は長いこと独身なのだ。

そりゃ男もたかるわぼけ…なんて冷めた目をしながら、男共の貢ぎものの花束を抱えて私は幼稚園を卒園した。

小学校と中学校と高校を卒業するときには3回とも同じことを思った。

｢えっちな子って強くないか！？｣

私はこの言葉を寝る前に3回は声に出して読んでいる。
強くなれる魔法の言葉なのだ。

消しゴムをなくした時も、好きな男の子が清楚なあの子と付き合い始めたときも、直美のおっぱいがFカップだと発覚したときも、その言葉は私を強くしてくれた。

冷静になって考えてみるとなかなか頭のおかしい奴だがそんなことはどうでもいいんだ。えっちな子は強いんだ。

そんな思いを胸に、小学校も中学校も高校も無事卒業した。

処女で。

もう一度言う。

処女で。

なんてことだ！神よ！！
人一倍なんてもんじゃない。
人5億倍くらいえっちなことに興味関心があって、処女だって高校生ですんなり卒業マイダーリン♡って寸法だったというのに。

私はどこでなにを間違えたんだ。

そんな生きるエロティック・ビッチ(処女)は今日も脱処女を目指して歩く。