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魔法の練習
他者の魔力
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私が少しぼーっとしていると、先生が
「どうだ?何か感じるか?」
と聞いてきた。
「何だか、ポカポカする。気持ちいい」
「おっ、それじゃあお前は俺と魔力の相性がいいんだな。
これなら色々と楽そうだ。」
俺の魔力と相性がいい?
魔力に相性なんてあるのかな。
魔力なんて属性による違いしかないと思ってたけど、"俺の"ということは、もしかして
魔力は人それぞれ質が違うのかもしれない。
「先生、どういうこと?」
「今お前の体に流してるのは俺の魔力なんだ。
俺の魔力をお前の体に循環させてるわけ。
魔法は使えないが、魔力が体中に早く巡るのを
慣れるためには1番いい方法だ。
普通は突然魔力が体中 を流れる速さが速くなったり、他者の魔力を初めて受け入れると
具合が悪くなったり不快に感じるもんだが、
ポカポカするってことは、俺とお前の魔力の相性が良いということだ。
それと同時に、お前は魔法使いとしての素質が高いということでもある。
初めてでそう感じるなら、お前は才能があるよ。」
急に褒められて何だか嬉しくなってしまう。
それにしても、この体がポカポカする原因は
先生の魔力だったか。
自分の魔力を他者の体に流し込むなんて
聞いたこともないけど、魔法の練習としては
当たり前にやることなのかな?
「じゃあ、一旦やめるぞ。」
そう言われると、さっきとは逆で体から何か
というか魔力が抜けていく感じがあった。
それと同時に、体のポカポカもなくなってしまい
少し残念な気持ちになる。
「…そんな顔するなって。
これからしばらく魔法の練習はひたすら今やったのだ。
ただ、今回は様子見でお前の体全体に30秒くらいで魔力を流したが、今度からは少しずつスピードを上げていく。
違和感が増えると思うが、魔法を上達させるためには現段階でこれが一番だからな。」
今回のでも30秒かかってたんだ。
何だか、ポカポカする感覚に浸っていて何秒かなんて気にしてもなかったけど。
「そして、ここからが本題だ。
ただ何となく魔力を受け入れるんじゃなくて、
意識して自分でそれを感じろ。
魔力の流れを。今どこを流れているのか。
それが掴めないと魔力循環は上達しねぇからな。」
確かにその通りだ。
自分が今できる速さ以上で流れていく魔力を
感じられなきゃ、自分でできるようになるわけがない。
感覚を掴まなくちゃ。
「分かった。精一杯魔力を感じてみせる!」
「あぁ、そのいきだ。
じゃあ、もう1回30秒でやるぞ。
魔力をしっかり感じられたら少しずつ早くしてくから覚悟しとけよ。」
「うん!」
そう大きく頷くと先生が先程と同じように
手を差し出してくる。
今度は自分からそれをしっかりと掴み、
意識を集中させて先生の魔力を受け入れた。
~~~~~~~~
短くてすみません
「どうだ?何か感じるか?」
と聞いてきた。
「何だか、ポカポカする。気持ちいい」
「おっ、それじゃあお前は俺と魔力の相性がいいんだな。
これなら色々と楽そうだ。」
俺の魔力と相性がいい?
魔力に相性なんてあるのかな。
魔力なんて属性による違いしかないと思ってたけど、"俺の"ということは、もしかして
魔力は人それぞれ質が違うのかもしれない。
「先生、どういうこと?」
「今お前の体に流してるのは俺の魔力なんだ。
俺の魔力をお前の体に循環させてるわけ。
魔法は使えないが、魔力が体中に早く巡るのを
慣れるためには1番いい方法だ。
普通は突然魔力が体中 を流れる速さが速くなったり、他者の魔力を初めて受け入れると
具合が悪くなったり不快に感じるもんだが、
ポカポカするってことは、俺とお前の魔力の相性が良いということだ。
それと同時に、お前は魔法使いとしての素質が高いということでもある。
初めてでそう感じるなら、お前は才能があるよ。」
急に褒められて何だか嬉しくなってしまう。
それにしても、この体がポカポカする原因は
先生の魔力だったか。
自分の魔力を他者の体に流し込むなんて
聞いたこともないけど、魔法の練習としては
当たり前にやることなのかな?
「じゃあ、一旦やめるぞ。」
そう言われると、さっきとは逆で体から何か
というか魔力が抜けていく感じがあった。
それと同時に、体のポカポカもなくなってしまい
少し残念な気持ちになる。
「…そんな顔するなって。
これからしばらく魔法の練習はひたすら今やったのだ。
ただ、今回は様子見でお前の体全体に30秒くらいで魔力を流したが、今度からは少しずつスピードを上げていく。
違和感が増えると思うが、魔法を上達させるためには現段階でこれが一番だからな。」
今回のでも30秒かかってたんだ。
何だか、ポカポカする感覚に浸っていて何秒かなんて気にしてもなかったけど。
「そして、ここからが本題だ。
ただ何となく魔力を受け入れるんじゃなくて、
意識して自分でそれを感じろ。
魔力の流れを。今どこを流れているのか。
それが掴めないと魔力循環は上達しねぇからな。」
確かにその通りだ。
自分が今できる速さ以上で流れていく魔力を
感じられなきゃ、自分でできるようになるわけがない。
感覚を掴まなくちゃ。
「分かった。精一杯魔力を感じてみせる!」
「あぁ、そのいきだ。
じゃあ、もう1回30秒でやるぞ。
魔力をしっかり感じられたら少しずつ早くしてくから覚悟しとけよ。」
「うん!」
そう大きく頷くと先生が先程と同じように
手を差し出してくる。
今度は自分からそれをしっかりと掴み、
意識を集中させて先生の魔力を受け入れた。
~~~~~~~~
短くてすみません
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