ボッコちゃん流行

スギナ

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ボッコちゃん流行

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こんにちは。わたしは働きアリのひとり、ススキといいます。ある友達のアリのことを語りたくて、こうして言葉を借りています。でもその前にとても恐ろしい話も書かなくてはなりません。
 ボッコちゃん、というのが流行ったことがありました。それは、生まれることの叶わなかった人間の赤ちゃんたちです。様々な事情から、行き場をなくしたその小さないのちたちは、大きな機械で粉砕されて、様々な薬品が練り込まれ、ある意味とても魅力的な味のする団子になります。そして、人間に消費しきれなかったその塊たちが、いつしか辺りに放置されるようになりました。そうして、私たちアリの世界でも、ボッコちゃんという塊は、格好の餌になり始めたのです。
 同じ巣の仲間たちは、ボッコちゃんの存在を知るや否や、すぐさまそれに飛びつきました。私は、というと元来周りが興味あることに同じようにハマれないタチでしたから、今回もその類のものと思っていました。
 ところで赤ちゃんといえば、私はかつて、まだ生まれて間もない人間の赤ん坊に体を一部踏まれて、足二本を引き裂かれたことがありました。だからそれ以来歩くときは四本足で、その歩みは実に不確かなものです。働きアリで足の遅いのは役立たずということで、仲間たちからは絶えず白い目線を感じますが日々黙々と働いています。
 この頃はその昔の傷が日に日にうずくようになりました。うずくに従って私の歩みはさらにのろくなり、他の働くアリたちからの目線はその度に痛くなるように感じられます。それでも私は働き続けることしかできません。
 ある日のことです。いつもと同じように歩いていると、気が付けば私は、おそらくそれまでに来たこともないような場所に迷い込んでいました。そして、ものすごく刺激的なにおいが私を包み込みました。その瞬間、ああなるほど、ボッコちゃんとはこのことなのかと直感しました。知らぬ間に私の手はそのにおいのするほうに伸び、考える間もなくそのボッコちゃんのひとかけを口に運んでいました。初めてそれを口にしたときのあの奇妙な感覚は今も忘れることができません。元来薄味好きの私には、ボッコちゃんは甘すぎ刺激が強すぎましたが、それでもさらにひとかけ、またひとかけと口にいれようとする手が止まることはありませんでした。不思議なことにそのときは足の痛みがほとんど感じられないようでした。
 それから、私がボッコちゃんを口にする量は、急なのぼりのカーブに沿うように増えていきました。ふと周りのアリたちを見まわしてみると、みなハマっているといってもその量は一日にせいぜい2,3カケでした。私はというと、すでに20,30は超えていたと思います。そのとき私はいくら食べたか数えることも恐ろしいと感じていたので、ここでは「と思います」というような不確かな書き方しかできません。
 体の具合はどんどん悪くなっていきました。悪くなればなるほど、ボッコちゃんの量は増えました。それを口に含んでも「おいしい」と感じたことはありません。ただ、そうせずにはいられないのでした。
 そんなある日のこと。いつものようにボッコちゃんを口に入れようとしたとき、初めて一瞬その手が止まりました。そこに人間の赤ちゃんの苦しそうな顔が見えた気がしたからです。でもそれを見ないようにするように、すぐに口に放り込みました。後から後から涙がこぼれてきましたが、そんなのかまわず、狂ったように赤ちゃんのにおいのするボッコちゃんたちを口に入れ続けました。
 それからは、いつも泣きながらむさぼるようになりました。「おいしい」とも思わないものを、そして、こうなることを望んだわけではないいのちたちを狂ったように体に入れ続ける自分にゾッとしました。そこまでして生きながらえるぐらいなら、もういっそ人間に踏まれて死んでしまいたいと思いました。それからは、ただ私を踏みつぶしてくれる人の現れるのを待つだけの毎日でした。
 食べ物の足りない時期でした。だから周りのアリたちはボッコちゃんをアリの幼虫たちにも与えるようになりました。でも私には、どうしてもそれができませんでした。巣にたくわえられているボッコちゃんを目にするごとに、慌ててそれを自らの口に放り込みました。
 あるときのこと。いつもと同じようにボッコちゃんをむさぼった後、右も左もわからずにフラフラと道を歩いていると、海の前の砂浜にたどり着いていました。そして隣には、触覚の片方ないアリがとても静かに座っています。そのアリの存在は前から知ってはいました。唯一存在する一本の触覚も少し折れていて、見るからに弱々しく、十分に働くこともできなくて、周りのアリたちからはいないもののように扱われていました。そうして働くこともせず、ただボンヤリと過ごすそのアリを、正直私は少しうとましく感じていました。でもなんだかそのときは見過ごすこともできなくて、「こんにちは」と話しかけてみました。でも相手からの反応はありません。「こんにちは!」と今度は心持ち大きな声で呼びかけました。すると、ちょうちょが花から花へ移るくらいの間をあけて、その触覚の折れたアリは、ゆっくりとほほえみました。ただそれだけのことが、今までになくうれしくて、その後も思わずいろいろ話しかけました。いつも相手からの返事はゆっくりで、はじめはそれが少し落ち着きませんでしたが、だんだんとそのかつてない間をもったおしゃべりにのめり込んでいきました。
 でもそんな幸せな時間も長くは続きませんでした。自分で勝手に打ち切ってしまったのです。ある瞬間ハッとして、ここにはいないアリたちの視線がひどく気になり始めました。「働かなくちゃ…!」と自分のなかから声がしました。何かに追い立てられるように巣に戻って、いつもの仕事にかかりました。自分まで一緒になって無視されることがどうしようもなく怖かったので、次の日から二度とあの触覚の折れたアリとは口をきかないことを心に決めました。その日から私はいつも以上に働くようになり、ボッコちゃんの量は恐ろしくもさらに増えていきました。
 何がどうなっているかもわからず、ただどうしようもなく苦しくて、必死に無心になろうとしながらボッコちゃんをつめこんだある日のこと。重い体と吐き気と頭痛にもだえ苦しみ、私は雨の降る草原のなかにいました。時間の流れもわかりませんでしたが、いつしか雨は止んでいて、目の前にある私とさして背丈の変わらない草の上に、雨のしずくがいく滴も日の光に反射してキラキラと輝いて見えました。それが一瞬、海のきらめきに重なって見えました。同時に、なつかしいにおいを感じました。すると次第に視界がにじみ、気が付けば草の露の上に、さらに小さな水のしずくが1つ、2つ…。涙でした。そのときに頭に浮かんでいたのはあの触覚のないアリのゆっくりとしたほほえみでした。海の前で過ごした、あのアリとの時間でした。それ以外のものは、何もありませんでした。もう自分の本当の気持ちを止めることはできませんでした。そして私は、いつもの四本の足で、それまでになくゆっくりゆっくりあの海のほうへと向かっていました。
 海の前の砂浜に、いくらか人間の姿が見えました。近寄って見てみると、なかには小さな子どもたちもいます。おじいちゃんと、若い女性と一緒でした。その二人はすっかり貝殻を集めるのに夢中で、子どもたちは困ったような顔をして、少し遠くで遊んでいました。はじめてゆっくり立ち止まって、そんな様子を眺めてみると、人間に踏まれて死んでしまいたいという気持ちが、不思議と少しやわらぐ感じがしました。しばらくそのままぼんやりしていると、いつのまにか隣には、あの触覚の折れたアリが、ずっと前からそこにいるような顔をして座っていました。私はなんだか力が抜けて「こんにちは」と話しかけていました。波の音と鳥の声と、女の子のとてもうれしそうな笑い声が聞こえてきます。隣のアリはその折れた触覚でそっと私の触覚に触れてきました。しばらくそうしていた後に、今度は頭に触れてきました。次は背に。こんなふうにからだに触れられるのは初めてでした。怖い、と思いました。でもその触れ方があまりに自然だったので、しばらくは身動きがとれずにいました。その間も隣のアリはずっと私の背中に触れていました。しばらくして私はやっとのことで「やめて」と口にすることができました。でも隣のアリはただゆっくりとほほえむだけで、その触れる触覚を離すことはありませんでした。そしてさらにやさしく、お腹に、足に、そしてかつてちぎれた足のつけ根にまでも触れてきました。私はもう力が抜けて、「やめて」と言う気も起らなくて、ただ相手の思うがままに身を任せていました。海のずっとむこうには、真っ赤な夕日が見えていました。その日の沈む動きよりもずっとゆっくり、隣のアリはただ私に触れていました。夕方の少し寂しい光が、私たちを包みました。隣のアリはいつともなくふいにそっと私から触覚を離して、その後はじっと、私にその痩せた体をあずけていました。
「ねえ」
私が話しかけると隣のアリは、夕日が軽くおじぎをするくらいの角度だけ傾くくらいの間をあけて
「なあに」
とやわらかくこたえました。その言い方のあまりに邪気のないので、私は自分の言おうとしたことを忘れて、とっさに
「お名前は」と聞いていました。隣のアリは、そんな私の逡巡を知る由もなく、ただ質問のままに答えました。
「ハ、ハ、ハコベ。…でも」
「でも?」
「わ、わたしは、私だけじゃ、じゃないの」
どうやらハコベと名のつく隣のアリは、ときどき言葉がつまるようでした。さらにこう続けました。
「私は、こ、この海でもあって、あの夕日でもあって、あ、あなたでも、あるの」
私は私であって、他のすべてでもある。そんなふうに考えたことはなかったけれど、言われればたしかに、そんな感じがしてくるのでした。
「アンベラ―」
ふいにハコベが言いました。
「アンベラーってなあに」
即座に私は尋ねたけれど、ハコベは答えず、ただゆっくりとほほえむだけでした。そのとき急に、自分のした質問がひどく薄っぺらなものに思えてきて、頬が熱くなるのがわかりました。その後も特に意味のないようなおしゃべりをポツポツ続けました。気が付くと辺りはすっかり暗くなっていました。
 その晩、私は初めて巣に帰りませんでした。巣の外ではいつ何がおそってくるかわからず、はじめはそれが怖かったけど、いつしかそのドキドキもおさまって、自分がただ静けさのなかにいるのが感じられました。
 次の日の朝、鳥の声で目が覚めると、またゆっくりと海のほうへ向かいました。不思議と、働こうという気持ちは全く起こりませんでした。軽い足取りで浜辺に着くと、ただひたすら海を眺めていました。ハコベは来ませんでした。一瞬、ぼっこちゃんが頭によぎりましたが、あの塊の山に足が向くことはありませんでした。その後もずっと海の前を離れられずにいました。あんなにもゆったりとした一日ははじめてでした。その晩は、草むらのなかのヨモギのベッドの上でとても満たされた気持ちで眠りました。
 次の日海に行くと、ハコベがいました。近づいてそっと肩をたたくと、ハコベはゆっくりゆっくり顔を曲げてこちらを見て、またゆっくりとほほえみました。そしてまたやさしく私のからだに触れ出しました。やっぱり少し怖さはあったけど、嫌な感じはしませんでした。ずっとそうしていてほしいとさえ思いました。でもその少しの怖さはいったいどこからやってくるんだろうと思いました。いいえ、本当はわかっていたけど、当時の私はそれを考えることすらも怖いと思っていました。それは、自分のからだへの罪の意識の塊でした。
 それからも、海に行く日は続きました。ハコベはいたりいなかったりしました。いなければただ海を眺めて、いれば隣で過ごしました。そんな日々を過ごすうち、押し寄せた波がサーっとひいていくように、ボッコちゃんを口にしたい衝動に駆られる頻度は日に日に低くなっていきました。それでも急にボッコちゃんの山に行ってしまうことがありました。久しぶりにひとしきりボッコちゃんをつめこんだ後、苦しい呼吸のなかで訳もわからず海に向かうと、初冬の澄んだ空気の中で海がとてもきれいに見えました。私は思わず目を塞ぎたくなりました。
「こんなときにも海をきれいと思ってしまうなんて…」
思わず漏れた心の声に、思いがけず返事がありました。
「う、海は美しいん、だよ」
ハコベでした。
「どうして」
私は怒ったように聞き返しました。
「ただ、そこにあるからだよ」
それからハコベはまたやさしく、私のからだに触れてきました。その瞬間、私は思わず「やめて!」と大きな声で叫びました。ハコベはビクッとからだを震わせ、その触覚を離しましたが、それからもずっと私の隣に座っていました。
 それからも、ハコベとの日々は続きました。いつからか、ボッコちゃんの山は次第に低くなり、しばらくするともうすっかりなくなりました。もう新しくつくられなくなったのかもしれません。でも私の心の中からボッコちゃんという塊が消えることはありませんでした。
 ときを同じくして、久しぶりに同じ巣のアリたちの姿を見ました。みんなせっせと働いていましたが、なかには働かないアリもごく自然に混じっていました。そんな様子をみたときに、誰も私やハコベのようなアリを排除しようなんて思っていなくて、白い目線を感じていたのはただ私の心だったのだと気がつきました。
 あるとき、いつものようにボーっと海を眺めていると、なぜだか急に隣のハコベと何かおしゃべりしないではいられない気分になりました。でもそんなときに限って何から切り出せばいいのかわからずに、ただソワソワとこんなことを聞いていました。
「ハコベは、海の前にいるのは好き?」
「…す、すき」
ハコベの言葉の世界では、「好き」が「ススキ」にもなれるんだなあ、と思わずクスリとなりました。それを言ってもハコベなら、バカにされてるとは思わずに、笑って受け取ってくれるだろうと思いました。でもついに、私はそれを口にすることはありませんでした。そのときハコベはもう隣にいなかったからです。見渡すと、少し遠くで大きな虫に襲われています。そうして残った体の破片を、ハコベよりもさらに小さくやせ細った虫たちが食べに来ました。そのとき、バラバラになったハコベが、ゆっくりと笑ったように感じました。
私もいつかああいうふうに死ぬんだろうかと思いました。そのときはハコベのように最後までほほえんでいられるだろうかと考え出すと、少し気分が沈みました。
それからずいぶんときが流れ、ハコベが死んで悲しい気持ちがないかといえばうそになります。でも、寂しくはありません。それは、ハコベが前に言っていたことがずっと心のなかにあるからです。「私は私であって、ほかのすべてでもある」。だから、目の前の海もそこに泳ぐ魚も、砂もそこに遊ぶ人も、みんな私の一部であり、私はみんなの一部なのだという感じがあります。そしてみんなは、死んだハコベのすべてでもある。だから私はすべてのいのちを慈しみ、あとは静かに海を見ながら死を待ちたい…そんなことを考えていると、これまでにないような大きな風が吹き、その風がそのまま私を海の上へと運びました。おぼれかけている私に、魚たちが近寄ってくる気配を感じました。その後のことはあまりよく覚えていませんが、そのとき私を見ていた空や鳥たちによると、死を前にした私の顔は、かすかに、けれどもたしかに、ほほえんでいたそうです。あるいはそれはただの私の願望で、ありもしないお話を、さも本当に聞いたかのように語っているだけなのかもしれません。たしかなことは、この世界に生きるすべてのものが知っていることでしょう。


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