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第4章
パーティーの準備
しおりを挟むナギア side
「...よし、出来た」
「どうしたんですか?
リルリアさんから連絡でもありました?」
「そうだよ、もうすぐ夕食の時間だから全員が入る食堂を造ってとリアから頼まれたんだ。
で、今造り終ったんだ~」
「ほんの数秒ですよね!?」
男性陣と広い露天風呂で疲労の溜まった体を休めていると、リアからの念話で『なるべく広い食堂を造って欲しい』とお願いがきた。
確かに人数が多いので、勇者達の修業期間中に使っていた食事場では狭くなる気がするが、新しく作るほどなのだろうか?...何か考えでもあるのだろう。
そんなことを考えながら、同時に送られてきたリアのイメージ通りに食堂を造った。
...ん?なんかこのデザイン...リア以外の人のイメージも入ってるな。何を企んでるんだ?
「そろそろ行こうか、なんか女子の方は食堂で準備してるみたいだしね」
僕達は支度をした後、食堂に向かうと女性陣がキラキラした様な期待の目で此方を見ていることに気づいた。
またなんか起こるのか...
「ナギアさん!
2人の結婚を祝ってパーティーをしましょう!」
「おっ!それいいですね。ナギアさん、やりましょうよ!」
一人の勇者が言い出したことで、周りの勇者達も盛り上がり始めてしまった。
全く、人の幸せでこんなに喜べるなんて...僕は良い弟子に巡り逢えたな。
「分かったよ。リアは...したいみたいだね」
勇者達の提案に頷き、了承を得ようとリアに目を向けると、ニコニコしながら体を左右に揺らし『楽しみだな~』というオーラを出していた。
「そうと決まれば準備を進めないとね...」
「ストップ!!!」
「...え?」
僕は早速造った食堂を装飾をしようとすると女性陣から止められた。
「私達が準備をしますので、ナギアさんとリルリアさんはご家族の方やパーティーに誘いたい人を呼んできてください!」
「わ、分かった。じゃあお願いするね。
リアはギルマスと両親、村の人達を呼んできてくれない?
僕は学園の仲良くなった人やお世話になった先生、主や神様といろいろ呼んでくる。
それと、全員の都合が合うように世界の時間止めるからメシルフィアネ様に許可を貰ってくるね」
「うん、分かったよ。
許可でないことはないと思うけど、断られたその時は私も説得にいくね」
「じゃあ、やりますか!...って、あれ?皆どうしたの?」
ふと、周りが静かなことに気づき見渡すと、見慣れた驚愕の顔が沢山並んでいた。
「主は魔道具か何かで人型にするとかは予想しているのですが、神様来るのですか!?」
「神様といっても【エスポワ】の神様ね。
個性的な神様ばかりだから、多分来てくれると思うよ。
メシルフィアネ様はどうか分からないけど、来れるように僕が手伝えそうなことをしてくるよ」
そんなに驚くほどなのかな?
まぁ、賑やかなパーティーになりそうで楽しみだな~
あっ、村の人にも来てもらうから驚いてショック死しないように対策するか、神とばれないような魔道具も作らなきゃな。
結構な人数になるから、拡張と外を綺麗に整えてしまおうか...
「ナギアさん!?」
「あはは、ちょっと拡張と整えただけだよ」
「いや、それは大丈夫なんですが、感じた魔力量が恐ろしかったので何をしているのかと...」
「あぁ、大丈夫だよ。
ちょっと魔道具やら結界やら色々な作業を同時に行ってただけだからね。
じゃあ、行ってきます」
放心状態となっている勇者達を置いて、僕とリアはパーティーに招待する人達を迎えに行くのだった...
======================
どうも!こんにちは
お気に入り数が6200越えました!
ありがとうございます!
明日は色々登場させる予定ですが、多分全員を書けるか分からないので、何人も喋らない人が出るでます...
あのキャラに喋って欲しかったな...となってしまったらすみません。
上手くまとめることが出来たら最終回になりますが、上手くまとめることが出来ないと思うのでまだ先でしょう(^^;
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