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第4章

メール送信後の2人

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ナギア side

「ふぅ...送信完了っと」

「そんな勝負するくらいなら、最初から見せて上げれば良いんじゃないかな?」

勇者達にメールを送り終わり、一息つくとリアがお茶を持ってきて隣に座った。

「いやいや、リアに「勇者達と勝負することになって勇者達が勝ったら映像を見せる」って言ったら顔真っ赤にして襲ってきたじゃん」

「いや...あれは、その...恥ずかしくなってつい...ね。
でも、冷静に考えたら私にメリットがあることに気づいたんだよ~
(ふふふ、この映像を勇者達に見せれば、ナギア君を狙う人もいなくなる...)」

何とか終わった後にリアに勇者達との約束を話すと、恥ずかしかったのか戦闘に突入した。
リアは数年前とは違って実力が僕と同じくらいになってきているので、あの時は物理的に消えるかと思った...
滅失の大陸全体に結界を張っていたから、外からだと何が起こったかは分からないと思うが、大陸の4割が吹き飛んだんだよね...僕なりに被害を抑えようとしたけど駄目だったよ。
前回みたい土地を死なせないために原因となるやつはすぐに取り除いて、元に戻したからアースナディア様から特に何も言われなかったけど「愛というものは、時として恐ろしいものですね...」とだけ言っていた。
エメラルドさんも僕達の騒ぎに驚き近くまで見に来てたらしいが、途中から逃げるように飛んでいく姿が見えた...あとで、謝りに行かなきゃ。

「まぁ、勇者達の実力を測る良い機会だったから試合するのも良いかな~って思ったんだ。

それにしても、あの時は危なかったよ...
リアは本当に強くなったね。
このペースだとすぐに追い越されちゃうから、僕も頑張らないと!」

「えへへ、私はナギア君を助けられるくらい強くなるよ。
ナギア君にはいつも助けられてばかりだからね!」

「僕はリアに助けてもらってばかりだよ。(僕は本当の居場所を見つけられたんだな...)」

「ふふ、ナギア君泣いてるよ。
私はナギア君とずっと一緒にいるからね」

リアの笑顔を見た瞬間、心の中に溢れ出る感情を抑えられらくなってきたのか僕は無意識のうちに涙を流していた。
そんな僕をリアは安心させるように抱き寄せた......落ち着くけどやっぱり恥ずかしいな...あれ?なんかデジャブな気がする...

「あ...来たね」

「うん、じゃあ行こうか」

用意した試合会場の方から勇者達の気配を感じたので、僕とリアと一緒に会場に向かうのだった...





======================
どうも!こんにちは

ナギアの事を書いて戦闘を書こうと思ったら、長くなってしまいました...
そのまま書こうとも考えましたが、話のキリが良いので書きませんでした。
(具合い悪くて吐きそうだったので...はい、すみません)

書いていて思ったのは、
この部分を最終回に持ってくれば良かったと書き終わってから思いましたね(^^;
内心「何故私はここでこれを書いたのだぁぁぁ!」と焦ってますw

それと文字数が
凄く少なくて申し訳ありません。
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