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第4章
ナギアの動き
しおりを挟むナギア side
白羅君達がナータリャクラ国に飛び立ってから、僕は影にナータリャクラ国のギルマス グリディーナや友好的な国の王のところに行ってもらった。
何故この行動に出たかというと、場内で起こっているところを見てもらい状況を知ってもらうためだ。
どうやら、宰相は悪魔を召喚する事に成功したらしいが、王女様の血を使ってしまったせいで、言う事を聞いてもらえず取り込まれてしまった。
最上位悪魔とかいう悪魔は対象を取り込んだりする事でパワーアップしていくという勇者達が戦うとしたら、厄介な敵だろう...
何故こんなに僕が詳しいかと言うと、ディメシウス様と勇者達が帰還できるようにするために、時間や空間等を操れるようにやっていた所、過去にあった事を映像として見れるようになったからだ。
さすがに過去に戻る事は出来なかったけど、更に修行を積めば、腐ったリンゴを採れたてにしたり、折れた剣を元に戻したり出来るだろう!
...作った方が早いからやらないと思うけどね。
白羅君達には、こっそり僕の影を忍び込ませているので、リアルタイムで場内が見れる。
今は王女様を待っているのか、久しぶりに会う友達との会話を楽しんでいるようだ。
...おっ、遭難組も城に戻ってるね。
なんだろう、確か獣人見たいって言いながら国を旅たって遭難して結局帰ってきたみたいで可哀想だな......まだゲートが出来るまでは時間かかるし、その時に会わせてあげよう。
勇者達が王女様を待っている間、ギルマスに会いに行った影は、国を纏める者が居なくなった時の為に国民から信頼が高いであろうギルマスに交渉をしていた。
「...まぁ、こんな感じの悪魔を召喚したので倒します。その後、王女様には女王という立場を降りてもらい今までの罪を意識してもらいます。
そうなると、国を纏める人が一時的に居なくなるので、そのところをお願いします~」
「あんたね...
さらりと最上位悪魔を倒しますって...まぁナギア君だからか。
わかったわ、なるべく混乱を与えないようにやってみるわ」
ギルマスとの交渉(押し付け)も終わった頃、別の影達はナギアと友好的な国の王達への話も終わった。
話の内容は簡単に言うと『困ってたら手助けして上げて』だ。もちろん国へのメリットとして、貸しを与えて貿易とかで欲しいものが手に入りやすくなると言っておいた。
現王のことだから酷い貿易内容にはならないと思うが、もしなってしまったら何とかしないとな...
解決するのは簡単だが後の処理が大変なのだ。だから、今のうちに準備をしておく事は大切である。
「さて、そろそろ行こうかな」
「私も行くよ」
「もきゅ!」
「きゅぴ!」
軽く屈伸等しながら呟くと、いつも通りリルリアも準備を始めた。
モチとプニは流石にあの悪魔に勝てな......大丈夫だな。
何だかんだで2匹もこっそり修行をしているのか、様々な制御も可能になり規格外に強くなっている。
この前ネオナが魔物に襲われた時、モチとプニが覇気だけで魔物を倒していたところを見たな...
「わかったよ。戦闘も始まって白羅君達が頑張っているみたいだよ。竹中達も出来る範囲で援護してるみたいだね...実力差を相性で補っているのか...あっ...」
「どうしたの?悪魔の方がなんかした?」
「うん、他の勇者達が操られてしまったみたいだよ。
修業して他の勇者達より強くなってはいても、あのチート集団に上手く連携組まれたらきついだろうな~。それに、クラスメイトであり友達に剣を向ける事は嫌だろうね。
よし!タイミングが良すぎる気がするけど行こうか」
「うん!」
「きゅぴぴー!」
「もきゅもっきゅ!」
ナギアは滅失の大陸に自分達の家からナータリャクラ国の謁見の間へ一瞬で転移した。
「じゃあ、僕達も混ぜてもらおうかな~」
メリグリスワールという最上位悪魔の目の前に、神からも化け物と言われているナギアとリルリア、Fランク魔物の常識を覆すモチとプニ。
最強と言われる2人と2匹が現れるのだった。
======================
どうも!こんにちは
ちょっとしたナギアサイドの裏の話でした。
次回は対決ですね。
ナギア君、とうとう過去を見ることが出来るようになりましたね。
補足として説明すると
ナギアが決めた範囲の空間内の何時間前、何日前の事を映像化して見れます。
(ということは、ナギアは様々な結界が張られたところを突破してきたって事ですね!)
さぁ明日はどんな内容を書こうか...
余談ですが、
口内炎って辛いですよね。
自分も生まれつきなのか口内炎が出来やすい体質なので、口内炎の薬を持ち歩いてたのですが、無くしてしまってテンション下がりましたね...
1週間に1個出来る確率60%以上で治るのに早くて1週間...
病院に行くか最近になって考え始めましたね(^^;
(ネットの情報も役に立たず...)
以上、凄いどうでもいい余談でしたm(_ _)m
(小説のネタに出来ないかな~?)
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