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第4章
俺達は勇者だ!
しおりを挟む「なぁ」
「なんだよ...」
「俺らって何で3人だけで旅に出てるんだ?」
「それはな、俺達がモテないからだよ...」
「...納得」
勇者達が旅立ち、それぞれのグループが行動を始めた中、3人の男勇者は定食屋で食事をとっていた。
1人目は天崎 詠羅といい能力は《厨二病》、
2人目は漆田 一馬といい能力は《透明化》、
3人目は梨木 健といい能力は《弓使い》だ。
「なぁ、俺達のようなオタクは他にも沢山いたはずなのに、何で俺達は男女混合グループからも弾かれたんだ?」
「人数の関係もあるだろうが、一番の理由は重度のオタクだからじゃないか?
それと、俺達の能力が使えないと判断したんだと思う...」
「嘘だろ!?
漆田の《透明化》はわかるが俺の《厨二病》は、万能型だぞ!」
「ちょっと待て天崎、《透明化》も優秀だぞ!自分の姿を相手に認知されないから、敵の不意をつけるんだよ」
「いや、漆田は完全に下心丸出しの能力じゃねぇか...
覗きとかされると思われて弾かれたと考えて間違いないな」
「俺はまだ、そんな事してないのに...」
3人の勇者は女子のグループや男女混合のグループにも入れずに残ってしまった勇者達なのだ。
3人の勇者達はそれから、自分達がどうしてモテないのかを数時間話し合った。
「そう言えば、この異世界って奴隷とかいたよな!?」
「!?...その手があったか!」
「待って、人を買うという事に心が痛むのだが...
それに、奴隷とかって高いんじゃないか?」
「天崎の言う通り、俺達は平和な世界からやって来たから、そう考えるのも仕方ない。だがな、こう考えてみろ。
魔物という動物とは違う生物が存在する世界で生存率を上げるには人数が必要だ!だから、奴隷が必要なのだ。わかるか?」
「変に熱くなるなよ...確に梨木が言うように、俺達の生存率を上げるにはこの世界に詳しい奴隷とかが欲しいよな」
「よし決まりだ!
早速買いに行こう!」
話し合いが終わり、奴隷を買いに行く事にした3人の勇者達は、奴隷の売っている奴隷商人のいる場所に向かうのだった。
奴隷商人がいる場所は、召喚されたばかりの時の街案内時に教えてもらったのを覚えていたため、すぐにつくことが出来た。
「いらっしゃいませ、どのような奴隷をお探しですか?」
「え、えっと、知識に長けた可愛い子が欲しいのですが、どのくらいになりますか?」
漆田は少し緊張しながら奴隷商人に聞くと、奴隷商人は少し笑いながら答えた。
「そうですね、見た目もよく博識なのですと、大金貨2枚ぐらいでしょう。
奴隷を買いに来るのが初めてのようなので、始めに言っておきますが、うちの奴隷は良質のものしか取り揃えておりませんので、最低でも大金貨1枚は必要ですよ」
金貨20枚程の値段を聞いて、3人の勇者達はあまりの高さに買うのを諦め奴隷商人と別れた。
「奴隷ってやっぱり高いな...」
「仕方ない、これからどこ行く?」
「そうだな地図を見ると獣人の国がイソーギス国から近いらしいぜ?行ってみる?」
「獣人か...エルフやダークエルフも見てみたいな~
よし、獣人国に行ってみるか!道中でレベル上げもしまくるぞ!」
「「おう!」」
3人の勇者達は獣人国に行くため、初めに獣人国に近いイソーギス国へ歩いて向かうのだった...
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どうも!こんにちは
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ありがとうございます!
この勇者達はたまにお話を出せたら良いなと考えてます。
次回は白羅グループを書けたら良いなと考えてます。
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