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第3章
悪神について
しおりを挟む「あの...大丈夫ですか?」
ナギアは目の前で数十分四つん這いになりガックリしている神様が心配になり声をかけた。
『....大丈夫です。少しステータス表示の仕方を間違えただけです...私は少し直してきます。後で話しておきたいこともあるので、少しお茶でもしていて待っていて下さい』
メシルフィアネ様は空間から机とお茶、お菓子などを出してその場から消えてしまった。
「あの人がエスポワで一番上の神様なんだね。なんか、話しやすい人で良かったよ」
「そして、イケメンなんだよな~」
「ふふふ、ナギア君も凄くイケメンだと私は思いますよ」
「ありがとう、リアも凄く可愛いよ」
「..ありがと」
『....ゴホン』
「「!?」」
ナギアとリルリアは話ながらお茶を飲もうとした時、後ろにメシルフィアネが既に立っていた。
「は、速くないですか?」
『ちょっと時間をゆっくりにして頑張ってきました。
....貴方達は地上でもイチャイチャしてましたが、この空間でも変わらないのですね』
メシルフィアネは少し呆れた表情で机の上に置いてあるお茶を飲み始めた。
『ステータスが表示出来なかった理由はちょっとしたミスでした。ミスの内容は聞かないでください。では、確認をどうぞ』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《 ステータス 》
名前:ナギア・ハールトーク
年齢:11歳
レベル:15/100(+600) → 3/100(+900)
種族:人族
HP:18,805,876,782 → 989,979,492,490
MP:error → 9,660,311,207,576,130,000
攻撃:1,244,137,707 → 65,493,932,032
防御:24,879,379,980 → 1,309,701,018,015
魔力:62,972,544,831 → 3,315,002,469,453
器用:6,797,674,485 → 357,843,370,707
素早さ:46,057,641,000 → 2,424,567,628,035
運:80 → 50
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《 ステータス 》
名前:リルリア・アルファティス
年齢:12歳
レベル:67/100(+100) → 89/100(+700)
種族:人族
HP:135,909,446 → 600,089,523,499
MP:2 ,996,669,273 → 4,549,728,630,801,530
攻撃:31,782,441 → 24,619,144,610
防御:37,811,155 → 410,352,469,545
魔力:56,617,177 → 1,726,368,139,765
器用:28,768,084 → 245,318,030,641
素早さ:37,483,310 → 1,641,375,778,849
運:90
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うん、改めて見るとリアの成長速度が速くない!?
闘技大会の時からリアの修行内容を変えたり付きっきりで修行したから、こんなに上がったのかな?
「....ナギア君の修行って、本当に容赦なかったよね。
1度ナギア君の影魔物との戦闘訓練の時、世界ごと私は死ぬんじゃないかと思ったよ....」
「だ、大丈夫だよ!リアは死なせないし、死んでもすぐに会いに行くから!」
「いや死ななでよ!?
そういえば、ナギア君のステータスの上昇具合がいつもより少ない気がするのだけど?」
「レベル上げだけしたからじゃないかな?
闘技大会の時にリアの事待ってるって約束したからね」
「ありがとう..急いで追いつくね!」
リアは笑顔で答えた。
うん、やっぱり凄く可愛いな~
さて、問題が1つあるんだよね....
何故ステータスの運が結構下がったのかだ。
何か悪いものに取り憑かれたりしたのかな?
それとも、ただ単に下がっただけかな?
『話があるとさっき言ったので、話させてもらいます』
ナギアは運が下がった事に思い当たることがないか考えているとメシルフィアネが話し出した。
『まずナギア君が今考えている事とも関係があります。ナギア君の運が下がった理由は『悪神』に目を付けられているからだと思います。悪神に目を付けられるとその人の運が下がってしまうのです』
「悪神ですか?詳しく教えていただけませんか?」
『...わかりました。本当はナギア君は知らないまま悪神を討伐出来れば良かったのですが、仕方ないですね。
悪神は人の不幸にし苦しむ様を見ては喜ぶ狂神で、ナギア君が前世の不幸過ぎる出来事の原因を作った神です。
現在悪神は、地球の神々から逃走しこのエスポワの世界に身を隠しているのです。
残念ながら、なかなか尻尾を出さないので捕まえるどころか見つけることも出来てません』
僕の前世が、その悪神によって不幸にされたのか...まぁ、正直どうでもいいな。また大切なものを奪おうとするなら、その時に全力で立ち向かおう。
『悪神は君に何かしら仕掛けてくると思うから気をつけて欲しい。私達神は君にちょっかいかけ尻尾を出した所を捕まえ討伐する...囮にするような形になってしまう事は本当に申し訳ない..』
「大丈夫ですよ。協力出来ることがあったら言ってください。大切なものを失うのはもう嫌なので..」
ナギアの震える握り拳から血が流れ始めている事に気づいたリルリアはその手を優しく握り回復魔法を唱えて治した。
『ありがとう、君が協力してくれるのは心強いよ。
もし、悪神が目の前に現れたら捕獲、出来るなら討伐して欲しい。
基本的には私達神がやるから、見つけたら伝えるだけだも構わない。
ということで、これを渡しておこう』
メシルフィアネはナギアとリルリアに10cm程の銀のプーレトを渡してきた。
どうやら、これをもって念じればメシルフィアネ様に伝えたい事を伝えることが出来るらしい。
「わかりました....僕達の実力で勝てますかね?」
この質問は当たり前だ。
人の身でありながら神を討伐なんて出来るのだろうか?
悪神が指パッチンした瞬間に殺られるとか無いよね?
『大丈夫、ナギア君が考えていることは出来ないはずだよ。
貴方達はもうそこらの神より強いのですから、自信を持ちなさい』
「「....えぇ!?」」
ナギアとリルリアは一部の神より強くなっていると言われとても驚いた。
『貴方達は強くなり過ぎなんですよ。神格化も検討しといてください』
「あの、神格化するとどうなるんですか?」
『確か、人の身から神への昇格は魂や精神の方が人間から神への成長が始まるんだ。
体に特に変化は無いけど神格化を始めた年齢が神になった時の見た目になるよ。
詳しくはまた今度教えます。
今日は来てくれた事と教会を直して綺麗にしてくれてありがとうございます』
メシルフィアネはそう言うとナギアとリルリアの体が消え始めた。
メシルフィアネは2人が消える最後までお辞儀をして見送るのだった....
======================
どうも!こんにちは
お気に入り数が3300越えました!
ありがとうございます!
経験値テーブルやステータス計算、種族ごとに違う初期値をExcelで関数使いまくり完成しました..(久しぶりに使ったので忘れてる知識が多かった...)
経験値テーブルとレベルアップ時の計算法をちょっと考えながら作ったせいで、複雑になって面倒臭いことになりました..
これで[電卓ポチポチ何時間]から解放され、レベルと+ポイントを入力するだけで終わります!
ついでに、まだ何章か先なのですが出てきて無い種族のステータス基準も書いたので、少し楽になりました!
パソコンって本当に便利ですね~
(ネットは繋がっていないけど..)
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