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第3章
フルガファダイア帝国に到着
しおりを挟むデュアルデスベアーをとりあえず剣術だけで倒し、終わりましたとディアスと騎士の人達のもとに戻ると目を見開き驚いていた。
あっ...まぁ、魔法の方はバレてないし
幻術で記憶を頑張って倒したという記憶に変えておけば大丈夫でしょう!
その日の夜、ディアスが連絡をする前に記憶を少し弄った後、先回りして魔物を倒している者と野営の見張り交代で眠った者から弄っていくのだった....
約2週間が経ち、フルガファダイア帝国の関所に到着した。
騎士の人は顔パスで通り、残り数日で到着すると言われた。
「ねぇ、イソーギス国とデアトリーナ国の間に関所なんてあったけ?」
「..ナギア君、あの時どこを通って来たか覚えてる?」
「えっと、森の中や山、崖とかも飛び越えたよね....あっ」
「私はあの時の事よく覚えているよ~」
ナギア達は学園に通う時、デアトリーナ国とイソーギス国の間の関所を通らず人が通れない道なき道を進んだのだ。
リルリアはその時の事を覚えていると楽しそうに言っているが顔が無表情だった。それにビビったナギアはすぐに話の話題を変えるのだった。
それから数日後
フルガファダイア帝国の門が見えるところまで着くと、中に入るための商人や冒険者の馬車が渋滞を起こしているがナギア達が乗る馬車は列を無視してそのまま門を通り越した。
通り越す途中、商人や冒険者から苦情がくるんじゃないかと思ったがそんなことは無く騎士団の人か..と諦めた表情をしていた。
フルガファダイア帝国の街中は平民や冒険者も沢山いるが騎士の服装をした人もあちこちに見られた。
ナギアとリルリアが街中を見ていて不快に感じたのは奴隷の多さである。
犯罪奴隷よりも何処からか連れ去られた人もいると聞いたので胸糞悪かった。
「とりあえず宿屋は...ここでいいか。
ナギアとリルリアはこの宿に1日泊まってくれ。これからの時間は自由時間だ。この帝国を観光するのも好きにして構わない。明日我々が昼頃に迎えに来るからその時はいてくれ」
ディアスはそう言うと部下を連れて遠くに見える城の方に行ってしまったので、2人は宿屋に入る事にした。
「いらっしゃいませー。何名様ですか?部屋はどうしますか?」
とても疲れていそうな女性定員がボー読みなセリフで出迎えてくれた。
「2人で部屋は1つで」
「ベッドは2つですか?1つですか?」
「2..「1つでお願いします」....あっ..」
ナギアの言葉に被せるようにリルリアが質問に答えた。
前も同じような事があったような....
「わかりましたー..こちらが部屋鍵です。飯などは朝8時と夜8時に出ますが遅れると食べれないので気をつけてください。代金は銀貨2枚です」
少し高い気がしたが国によって代金は違うものだと思っているのでナギアは代金を払ってリルリアとともに部屋に向かった。
「さて、これから観光でもする?」
「そうだね...ナギア君ちょっとベッドで横になって」
「?...良いけど何するの?」
ナギアがベッドで横になるとリルリアはすぐに覆いかぶさるようにナギアに抱き着いた。
突然のリルリアの行動に焦るナギアはどうしたのかと聞くと..
「3週間ぐらい騎士の人も一緒に居たから、ナギア君に抱き着いたり出来なかった...だから、今3週間分を補充するの....」
リルリアは顔を赤くしながらも強く抱きしめナギアの温もりを堪能し始めた。
「わかったよ...僕も補充させてもらうからね」
リルリアに抱きつかれているナギアはリルリアの可愛さにドキドキしながらも抱きしめ返し一緒に眠リ始めた。
リルリア side
ナギア君に抱きつき温もりや匂いを感じた後、私は寝てしまった。数時間寝た後に目が覚めると目の前には、顔をこちらに向け無防備に寝ているナギア君の顔があった。
『今だ!キスしちゃえ!』
何故か頭の中でラブアニーラ様とお母さんの声が聞こえた気がしたが、私は顔を横に振って目の前の状況を考える。
これは、チャンスなのかな?
良いのかな?やって大丈夫なのかな?
よし、頑張る!
私はナギア君の唇に近づけて行く...
ナギア君の吐息が自分の唇に触れる所まで近づき、あと少しと思ったところでナギア君が起き始めた。
「んー、あっおはよう..」
私は今までにないスピードで顔を戻し挨拶を返した。
「...お、おはようナギア君..」
「ん?どうしたの?」
「えっ..いや、何でもないよ..」
「そ、そうなの?何か困った事があるなら相談してね?力になるから」
「ありがとう..」
うわぁぁぁ!私のバカ!
もう少しだったのに...ナギア君に心配かけちゃったな...
この事でリルリアは暫く落ち込み、ナギアはどうすればリルリアが元気になるか必死に考えるのだった...
======================
どうも!こんにちは
いきなりグダった....(´Д` )
すみません..
ナギアの凄いところ
愛の女神の加護付きリルリアに抱きつかれても理性を保つところです。
魅力が上昇しているのに何年も耐えているのです....はい。
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