死んだのに異世界に転生しました!

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第2章

筆記試験と結果

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試験を無事に受かりFクラスになって一週間が経った..
担任の先生は朝だけ顔を出して何処かに居なくなってしまうことを繰り返しており、ちゃんとした授業は1回も行われなかった。
クラスメイトのガル君とスクラフーラ君も朝だけクラスに顔を出し帰ってしまう....きっと何処かで頑張って鍛錬してるんだろうな~


そして、
残された他のクラスメイト達はというと..

「ナギア先生~この問題って何で黒点が動くんですか?意味がわかりません」

「僕も正直何故動くか分からないけど、この黒点を馬車に例えたら分かりやすくなると思うよ」

「おぉ!確かに分かりやすい!ありがとう!」

「ナギア君..この文字を覚えるのが難しいんだけど、ナギア君はどうやって覚えたの?」

「殆どは暗記するしかないけど、こうゆう変な形の文字は何かに例えるとやりやすいよ~..例えばこの文字はゴブリンの背中の曲がり具合に似てるでしょ?」

「うん!すっごく似てるね!ナギア君の例えは分かりやすいね。ありがとうございます」

「いえいえ~(伝わった事に驚いてます..)」

「これでテストも大丈夫です!」

ナギアが先生の代わりとなり、他のクラスメイトが解らないとこを教えていた。
動き回る点や変な文字を教えるため、例えを使って教えていたところ《想像共有》という相手に自分のイメージを教えることの出来るスキルを取得することが出来た。
ナギアはこのスキルを密かに使って勉強の効率を上げていたのだ。

みんな問題が解けるようになってきたね~
さぁ、これで他のクラスを見返すことが出来るね!

この1週間の間、他のクラスに会う度に「Fクラスの奴だー!才能なし~!」と言われたり嫌がらせなどを受けていたのだ。

みんながやる気を出す様になったのは4日前の出来事だった..


みんなと食堂で昼食を食べている時、Sクラスの連中が食堂にやってきた。

「うわ~馬鹿なFクラスの連中がいるぜ!Fクラスの奴はここから出てけよ!才能ある俺達に馬鹿が伝染ったらどうするんだよ!」

「ここはクラス関係なく平等の学校だよ?僕達に出てけとか言うなら自分らが出ていった方が効率良いんじゃないかな?」

「あぁ?お前らが出ていけよ。邪魔だと言っているんだよ!低脳が!」

「そんなにこの席に座りたかったんだったら速めに来れば良かったじゃないですか~..あと他の人の迷惑なので声量下げてもらえませんか?」

「な、ナギア君やめようよ..」
「..怒らせたら危ないよ..」

Sクラスの連中とナギアの会話が危険だと思ったデスタとディーナはナギアを止めようとした。

「Fクラスのくせに生意気なんだよ!」

Sクラスの数人が魔法を放ってきたので空間魔法でしまうと魔法を放った連中と止めようとしたデスタとディーナは呆然としてしまったがファルだけはニヤニヤと笑っていた。

「誰だ!食事中に暴れている奴は!..ってお前らうちのクラスの奴じゃないか」

後から駆けつけてきた先生はSクラスの担任らしいが嫌な予感しかしない。

「先生!聞いてくださいよ!Fクラスの連中がこの場から居なくなってくれないんですよ!」

「なるほどな、おいFクラスのお前ら!さっさとここから出ていけ!」

「何故ですか?僕達はまだ食べ終わって無いんですが」

「うるせぇ!お前らが口答えしてんじゃねぇ!どうせ成績もお前らは最下位何だから目上の者に従ってろ!」

こりゃ、ギルマスに酷すぎると文句でも言いに行こうかな?

「はいはい、退けばいいんですよね~」

「それが先生に対する態度か!」

先生は殴りかかってきたのでナギアは軽々と拳を受け止めた..

「先生、いい加減にして頂けないと怒りますよ?」

先生は威圧を少しぶつけただけで膝から崩れた。

「じゃあ行こうか~」

ナギアは他のクラスメイトを連れて食堂を出るのだった....この後教室に戻ると先生まで自分らを悪く言っていたこと効いたらしくデスタ、ディーナ、ファルの3人は落ち込んだりしていた。

そりゃ傷つくよね..生徒は殆ど敵で平等に生徒を指導するはずの先生まで敵なのだから。

「ねぇねぇ提案なんだけど、次のテスト僕達で上位独占しない?」

「え?」「は?」「うそ?」

「ナギア君、何か策はあるの?」

「まぁね..
騙されたと思って僕に勉強教えられてよ」


こうして4日間みんなに少しずつ勉強を教えていき、解けなかった問題を解かせる事でやる気を維持させた....たまに幻術使って無理やりやる気起こさせた時もあったけど気にしたら駄目だ。

そしてテスト当日
クラスメイト全員が指定された席に座り先生の指示を待った。

「お前らがカンニング出来ねぇようにこの魔道具を手に着けてもらう!着けたらテスト開始だ!」

先生に腕輪型の魔道具を受け取り手に装着した。この魔道具はテスト時に他の人の答案用紙を見れなくする効果があるらしい。

テストが始まり問題を見ると計算と文字しか出てなかった....うん!みんなに教えた所はこれより10倍難しいから余裕だね..ニヤリ


テストが終わり一緒に勉強したみんなにどうだったか尋ねると笑顔でピースしてくれた。
さぁ、あとは結果を待つだけだね~



次の日..

学校の門を通ってすぐにある看板に昨日の結果が書かれていた。
左から順位、点数、クラス、名前と書かれておりすぐに自分の名前を見つける事が出来た。

「ナギア君!1位だね!」
「リアもお疲れ様!うっかりミスがなくて良かったよ~」

ナギアとリルリアは100満点で同点1位だった。
3位は99点で同じクラスのデスタ、4位は98点で同じクラスのディーナ、5位は97点で同じクラスのファルだった....うっかりミスでもしてしまって点数を落としたんだろうな~

「ナギア君おはよう!」
「おはようございます」
「..おはようございます」

「「おはよう」」

テスト結果を見ているといつもの3人がやって来た。テスト結果を見てとても喜んでいた。

「ありがとうございます!ナギア君!」

「ナギア君の出した問題ってさ、テストより何倍も難しかった気がするんだけど..」

「あー、あの教科書の9割分教えたからね」

「「「は!?」」」

固まるクラスメイトを無視しナギアはお疲れ様と一言言った。


「何で!僕が1位じゃないんだ!こんなの不正だ!」

「おい!お前らFクラスの奴だろ。これはどういう事だ!」

その場にいた生徒全員が僕達を睨んできた。

「どういう事ってテスト結果ですよ」

「違う!お前ら無能が有り得ないだろ!」

「へぇー勉強で負けた事が悔しいんですか~」

「うるさい!」

「ねぇねぇ、無能だの低脳だの馬鹿にしてきた人に上位独占されてどんな気持ち?教えてよ~」

「この野郎!お前らこいつを殺すぞ!」

ふふふ、この展開になる事は予想済みだ!
ここであの人に登場してもらおう!

「コラ!お主たち!いい加減にせんか!!!」


ナギアに殴りかかる前に老人の声が門周辺に響くのだった....




======================
どうも!こんにちは

お気に入り数が1400超えました!
こんなに伸びるとは思っていませんでした。
ありがとうございます!
リアルでもテスト期間ですが
頑張って書いていきたいと思います!
(なんかテストもいけそうな気がする..)

ナギア君の勉強の教え方は第3者から見れば鬼です。
受けている人達は気づいておりませんが何時間もぶっ通しです。
疲れないやる気が落ちない状況です。
(家庭教師に欲しいですね..)
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