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第1章
修行終了
しおりを挟むドーイさん達の修行の時に影を色んな形にする事が出来る事に気が付き面白くて色んなタイプを生成してしまった。
みんな苦しそうだったから回復魔法で回復させて修行を続行させた。すぐにでも強くなってもらって1人でもクエストを余裕でこなせるようにしなくちゃね!
リアもちゃんとついて来れてるみたいだし難易度を上げなくちゃ!
ナギアはリアを連れていつも通り訓練所に行くと人がいつもより多く感じた。
「あっ!ナギア君だぁー!今日も修行するんでしょ~ナギア君の修行がヤバイって酒場で噂になってたからみんな見学しようとしてるんだよー」
酒場によくいる女性冒険者が人の多い理由を教えてくれた。
「そんなヤバくないですよ~僕はあの人達が冒険者で生きていけるくらい強くしたいので僕に出来る事をやってるだけです!では、失礼しますね」
ナギアが女性冒険者にお辞儀し訓練場に入る。
「おはようございます~」
「ナギア君おはようございます!」
「おはようです。」
「おはようじゃ」
訓練場ではドーイさん達は教えた簡単な準備運動をしていた。さぁ、今日も気合い入れてやりますか~
「おらぁ!!訓練場からどけぇ!今からここは俺ら『大黒龍の覇者』のメンバーが使う!」
訓練場の入口から10人程の集団がやって来た。
うわぁ~面倒臭いの来たー『大黒龍の覇者』って有名なのかな?まぁ、どうでもいいか!..仕方ない今日は外でやろうかね~
「おい!そこのガキ!オメェ見たいのが此処にいるんじゃねぇ!!..お?後ろのお嬢ちゃん可愛いじゃねぇか..俺が可愛がってやるよ..へへへ」
リルリアに手を出そうとしたのでナギアはリルリアを庇うように前に出た。
「大人しく出ていくので大事な弟子に触れないで頂けますか?」
「あぁん!?ガキの分際でAランク冒険者である俺に口答えするな!お前ら!!このガキを甚振って殺しちまえ!!後ろにいる女達は後でたっぷり遊んでいいぞ!」
『大黒龍の覇者』の冒険者達はドールさん達やナギアに襲いかかってきた。瞬間、襲いかかってきた冒険者達の首が全員飛んだ……ように見えた。
ナギアの幻術魔法だ。『大黒龍の覇者』の冒険者達は自分の首が一瞬飛んだように見えた事に冷や汗を掻いていた..
「..おい、弟子に触れるなと言っているだろ?次は本当に何かが飛ぶよ?」
ナギアが威圧を放ちながら喋ったことで冒険者達の汗の量が凄かった。
「お、おい!お前らコイツは1人だ!全員で殺っちまうぞ!」
その中のリーダー的な奴が周りに指示を出した。指示を受けた冒険者達はナギアを囲み襲いかかったが一瞬で全員気絶した。
ナギアがしたのは《威圧》スキルを決めた対象だけに強めに放っただけだった。本当は腕でも切り落とそうかと考えたが、ここはギルド内なので死人や怪我人を出すと面倒臭いし働けなくなったら『大黒龍の覇者』が活躍しているギルドが可哀想だと思ったのでやめた。
「ねぇ、面倒臭いからこいつら連れて早くどっか行ってくれない?」
「クソぉ!!!オラぁ!!」
ナギアの言葉を無視し斬りかかってきたので避けてから蹴り飛ばすと男は気絶してしまった。訓練場の邪魔なので『大黒龍の覇者』の冒険者達をギルドの外に転移させた。
「ふぅ~終わったね~!じゃあ、修行を始めようか!」
周りで見ていた冒険者やドーイさん達はボケーッとしていたがナギアは気にせず影で大型魔物っぽいのを生成し修行を始めるのだった。
それから1週間が経った今日、ドールさん達の修行期間が終わり冒険者登録をしようと受付に向かったところ受付にはシルフィさんとギルマスが待っていた。
「ナギア……お前って恐ろしいくらいスパルタなんだな..見てて恐怖したわ!....それで、見ていた俺からの提案なんだがギルドに登録した後に昇格試験受けないか?」
「おぉ!やったね!お金稼げる範囲が広がるね!」
「嬉しいんですが、私達にそれ程の実力は無いと思うんですが……」
「は!?……あのな、ナギアの影だっけ?..あの影の魔物を相手にしてあそこまで動けるなら最低でもBランク以上はあるからな!」
ドーイさん達はすぐに訓練場で試験をして、Aランク冒険者になった。
「皆さん!おめでとうございます!せっかくなんで、皆さんでパーティー作っちゃうのはどうですか?一応皆さんには基本や重要ななスキルを教えたと思うので強力なパーティーを目指せますよ!」
「ナギア君!私達を強くしてくれてありがとうございます!パーティーは組んでみようと思います!共に地獄(修行)を乗り切った仲間ですので!」
「頑張ってくださいね!……あっ!皆さんにこれを渡しておきます!」
ナギアはドーイさん達が使える武器や水晶などを渡した。
「説明させて貰いますね!その水晶は魔力を沢山詰め込んどいたので魔力がなくなった時はそれを使ってください!一応防犯のためにドーイさん達しか使えないようにしています!次にこの武器は属性魔法を込める武器にその属性を纏う事が出来るように作ってみました!それにも防犯のため所有者とその仲間以外の人は持つ事が出来ないようにしました!これから頑張ってくださいね!」
説明を聞いていたドーイさん達は固まっていた。数分後にやっと喋り出した。
「えっ……この水晶に込められてる魔力量がおかしいんだけど..え?……」
「ナギア君……武器作ったの?」
「はい!2週間前に盗賊団から手に入れた中に鍛冶道具があったので毎日作って練習してたんですよ~、作るの間に合って良かったです!」
「え?……あっ..うん!ありがとう!(2週間鍛冶を練習しただけで魔剣と同等の物を作れるなんて…)」
鍛冶の仕方などは家にあった鍛冶に関する本に少しだけ書いてあったので作ってくうちに応用して頑張っていた。
ナギアが鍛冶で素材にしていたのはオーガの角や地魔法で出した岩を上手く魔力で硬い物に変換した物、大量にある武器を加工したりした物を使っていた。岩を魔力で硬い物に変換した事でナギアは《物質変換》のスキルを取得した。
「最後にリアにも2週間よく頑張ったね!あげるものはあまり邪魔にならないようにブレスレットにしたよ。どうかな?」
ナギアはリルリアの髪の色に合わせる様にピンク色のブレスレットを渡した。
「あっ……ありがとう!!..大事にするね!…」
リルリアは嬉しくて泣いてしまったが、ナギアは修行がそんなに厳しかったのか!?と思ってしまって焦り始めた。
「あ..な、泣かないで…ごめんね!厳しく修行しちゃって……何でもリルリアの言うこと聞くから許して!」
「え?……何でも....?」
「うん!僕に出来ることなら何でも良いよ!」
ドールさん達は何故か僕達を見て二やついていた..何故笑っているんだ?..
「私ねまだ先の話なんだけど学校って言うところに行って色んな事を学びたいんだ..でね、ナギア君も一緒に行かない?」
学校か……まぁ、まだ先の話らしいしこの世界の知らない事を学ぶ機会が出来るよな~、リアも一緒なら良いかな。
「うん、良いよ!まずは調べてからね!」
「やった!..ありがとう!」
リルリアはとても喜んでくれた。
年齢的にも学校とかはまだ先の話だろうけど、それまで自分に出来る事はやっておかないとね!
ドーイさん達と別れ僕達は家に帰った..
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どうも!こんにちは
次の話は別の人視点です!
ナギアは見えないところでも
強くなっていきます。
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