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第1章
宴とライブ
しおりを挟むナギアとリルリアは離れた後、夜になるまで修行をした。
夜になり村の広場に行くと村の人たちは料理を作ったり酒樽を運んでいた。既に酔っ払っている人が入るらしく真ん中で踊っているようだった。
「ナギアが来たぞ!!!」
村の誰かが叫んだ。ナギアはその声に構えてしまうがすぐに解いた。
「村の英雄が帰ってきたぞ!!!」
「宴の主役じゃー!」
何故か凄い盛り上がりにナギアの顔が引き攣る。
いったい何が起きているんだ?村の人がこんなに元気な姿見たことねぇよ……
「ナギア君!さっきはごめんなさい!あなたは私達を助けてくれたのに殴ってしまって...」
ナギアの事を殴った女性とその後に何人かいた人が土下座をしてきた。
「そんな気にしてないですよ!僕の方もごめんなさい」
土下座した事に驚きながらもナギアも頭を下げた。村の人との仲も悪い方に進まなくても良かったと思いながらナギアもみんなと宴を楽しむ事にした。
「ナギア~!お前も飲むか~?てか飲めや!」
「ちょっ!お父さん!?僕はまだ3歳..モガァ!!」
酔っ払ったお父さんが瓶酒を口に突っ込んで来た……あれ?意外と美味しいかも..
ナギアは忘れているが《毒耐性》のお陰で酔いづらくなっているのだ。
「あなた!!!ナギアに何飲ませてるの!あなたはこれから1ヶ月お酒は禁止にします!」
「え!?頼む……それだけは「ダメです!」……」
お父さんはお母さんに怒られ1ヶ月間お酒禁止をくらった..ざまぁですね!いきなり飲まされたから苦しかったんだぞ!
「ナギア君大丈夫?」
「あっうん!大丈夫だよ~」
うん、リアにあんな事を言われてからちょっと焦っちゃうな..まぁリアは優しい子だから何だろう!ちょっとした行動で勘違いしてしまってたら、後で悲しい思いするもんね。
ナギアは前世で優しくしてもらった女の子を好きになってしまった事があった。勇気を出して告白をするも振られてしまい自分の何が悪いか聞いたところ「わからないけど付き合えない」と言われてしまった。それだけなら良かった……学校から帰る時、下駄箱でその女の子の声が聞こえたので隠れて話を聞いてしまった。
「……でね、告白されたから断ったんだ~」
「マジうけるね~その後は?」
「僕の駄目な所を教えてって言ってきたからわからないって答えたんだ~優しくしたからって好きな訳無いじゃんね~」
「マジキモイw勘違い乙ーだね~w」
ナギアはこんな事を聞いてしまった日から恋をしなくなった……いや、分からなくなったのだ。人の恋は全力で応援出来るのは、自分にそうゆうものは無いと思っているからでもある。
「ナギア君!またナギア君の歌声や演奏を聞きたい!お願い!」
「いいよ~でも、恥ずかしいから演奏だけね」
ナギアは広場の中心に行くとナギアが何かすると察した者からどいてくれた。いつの間にか酔っ払った者や談笑していた者もナギアに目を向け黙っていた。
ナギアは神具でシンセサイザーを想像する。突然現れた物に驚く村人達を無視しナギアは魔力糸で魔力を通すと音が出る事を確認し重力魔法で浮かせ弾きやすい位置に固定する。
「じゃあ演奏させて貰います!よろしくお願いします!」
ナギアが言うと村の人達から拍手が聞こえた。
ナギアが弾いたのは知らない人が聞いてもノッてくれるボカロやアニソンを弾き始めた。最初は村の人達は音を出す物に驚いていたがナギアの演奏に手拍子をしたりしてノリはじめてきていた。
ナギアの演奏が上手くなっていくのは《演奏》スキルのお陰でもある。ナギアは気分が良くなってきたのか、風魔法で音量を響かせ属性魔法を演出に使い派手にしたりて地球のコンサートライブよりも凄いものになった。
それからナギアは1時間程演奏を続け村の人達と楽しんだのだった。
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どうも!こんにちは
今日は短くなってしまってすみません!
今回はナギアと村の人のお話でした!
もう少しで1章から抜け出せます……
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