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結
第二十七話 忘れえぬ日々 ⅩⅤ
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「私にとっての、家族?」
流れが見えない。
何故、ウェラント王国に来た当初を思い出そうとすると頭が痛む、というアーシュマーの話が、『オーリィードにとっての家族とは』に繋がるのか。
脈絡が無さすぎて、聞き間違えたか? とオーリィードが首をひねると、アーシュマーが水堀に顔を向けて、再度スープを飲んだ。
山中の水辺とはいえ陽当たり良好にも拘わらず、吐いた息が微かに白い。
「貴女は、実の両親を奪った養父に頭を垂れてまで、異父の姉の専属騎士になろうとしていますよね」
「あ、ああ。形の上では、そうなるな」
「一つ間違えれば命を落としかねない荒事の現場で、頼りにならない上司や同僚に囲まれてでも、異父の姉を護る立場になりたいと頑張ってきた」
「……まあ、結果的にはそんな感じだけど」
「では、実の両親や同父の姉は? 異父の姉が命懸けで護りたい存在なら、同じ血で繋がっている方々は、貴女にとっての『何』になるのですか?」
「『何』って、尋かれてもな……」
王城内でも隔離されている後宮で姫君同然の扱いを受けて育ち、蓮の宮を出た直後には正規軍の上等兵だったオーリィードに、養父のゼルエスを除くサーラ以外の血縁者と顔を合わせる機会は、まったく無かった。
王城勤めの騎士に昇格した後も、薔薇の宮から一歩も出られない実の母はもちろん、王城勤めの書記官であるらしい実姉ともすれ違いすらないまま。
宮廷騎士になってからは、言わずもがな。
交流どころか面識すら無く、同じ宿舎に寝泊まりしている他人よりも遠い相手に思うことなど、それこそ無い。
だから、オーリィードにとって家族とは、血縁者とは何か、と尋かれたら
『知らない』
としか、答えられないし、答えようがない。
それをそのまま伝えようとして唇を開き、閉じた。
なんとなくだが、質問の内容がズレている気がする。
『貴女にとって、家族とはどういうものですか?』
『血が繋がっている方々は、貴女にとっての『何』になるのですか?』
同じ事を尋かれているようで、何かが違う。
無言の内に違和感の正体を探っていると、アーシュマーがバスケットから程好い厚さにスライスされたバゲットを取り出し、かじりついた。
パリパリした表面とふわふわの内側を噛み締め、よくよく味わってから、スープで胃に流し込む。
「私は……多分、ウェラント王国の兵士に恩義があるのです」
「え?」
「隣国からの難民が、何の伝手も無く、いきなり王城勤めの兵士になれると思いますか?」
「…………難しいな。国軍の兵士にはなれるとしても、王城に所属するならそれなりの手柄とか後見人なんかで、確かな身許の保証が必要になる筈だ」
「はい。手柄を立てたにせよ、手柄を立てた事実と、その内容にも、やはり王城内部と繋がりを持っている証人が必要です」
頭痛が続いているのか、水堀に向けたままの白っぽい顔が、時々苦しげに少しだけ歪む。
呼吸も、心做しか、いつもより浅い。
「難民が安定した職を得るのは並大抵のことではありません。まして、護国機関に席を設けてもらえるなど。傭兵部隊ならともかく正規軍では稀です」
「難民を装う他国の間諜、って可能性もあるからな」
「ええ、その通りです。しかし私は正規軍に入隊し、数年で騎士へと昇格。宮廷騎士団に配属され、今や隊長職まで任されています」
「騎士になったのは実力だろうけど、その前に、お前を正規軍に紹介した、ある意味『命の恩人』と呼べる兵士が居た……ってことか?」
「居ます。居なければ、私はここに座っていられません。でも、はっきりは思い出せない。きっと、その方には多大な負担を掛けてしまった筈なのに」
空にしたカップを座面に置いたアーシュマーが、バスケットから先ほどと同じ厚みのバゲットをもう一枚取り出し、オーリィードに手渡す。
受け取ったオーリィードもバゲットにかじりつき、表面と内側で二種類も楽しめる食感と小麦粉の甘い香りを堪能し、飲み込んだ。
「だから、解らないんです」
「……何が?」
「血縁者同士が殺し合う世界、顔も思い出せない他人同士助け合う世界で、『家族』とはいったい『何』なのか。貴女がご自身の命を懸けてまでサーラ王女殿下を護りたいと願うのは、結局『家族だから』なのですか? では、両陛下や同父の姉も、貴女にとっては命懸けで護りたい存在なのですか?」
「………………ああ。なんだ、そういうことか」
しばし、互いの顔を観察するように向き合い。
オーリィードが、ふっと頬を緩めた。
「概念的にそう定義してるだけで、お前にとっても、『血縁者だから家族』ってわけじゃないんだな」
「……? よく、わかりません」
「お前の過去がどうだか知らないし、私がそうだからお前もそう思え、とは言わないけどな。血の繋がりも書面上の繋がりも、元を辿れば他人同士から始まるものだろ?」
「!」
「だから、良くも悪くもどんな事でも、『家族だから』は後付けなんだよ。『一緒に居たい』、『失くしたくない』、『護りたい』と互いに思い合える誰かこそが、そうありたいと心から願って、励まし支え合える誰かこそが、本物の『家族』なんだ」
オーリィードにとっての『家族』は、『居場所』。
絶対に、同じ場所へ必ず帰ると誓い合った、最愛の異父姉サーラだけ。
サーラだけが、オーリィードの『家族』だ。
血や書面上の繋がりなど関係ない。
顔も知らない両親や実姉は元より、数回程度しか姿を見ていない形だけの養父も、オーリィードにとって『家族』ではなかった。
ならば『血縁者』とは『何』か、と問われれば。
「強いて言えば、居場所を得る為の足掛かり?」と答える。
「足掛かり」
「王妃陛下が私達を産んでなければ、ゼルエス陛下が私を生かさなければ、私がサーラ王女殿下と蓮の宮でお会いすることもなかった、って意味でな。きっかけって言ったほうが良いか」
「きっかけ」
「そう。実の親とか兄弟姉妹は、自分が居場所を見つける為のきっかけで、自分の居場所になる可能性もある人達、なんじゃないかな」
「一緒に居たい、失くしたくない、護りたいと、心から思い、そうあろうと互いに支え合える誰かこそが本物の『家族』で、『家族だから』ではなく、『大切な人だから』、『失いたくないから』、護りたい……?」
「ん」
衝撃を受けたように両目を限界まで開いて茫然とくり返すアーシュマーに深く頷き、オーリィードは自分のカップを手に取って、残っていたスープを一気に飲み干す。
「お前にも、いろいろあるんだろうけどさ。せっかくここまで来たんだし、見つかると良いな。お前の居場所」
「私の……『家族』……」
「お前をここに連れてきたっていう恩人の兵士も、思い出せない~って頭を抱えられてるよりは、頑張ってるぞ~って姿を見せられてるほうがよっぽど嬉しいんじゃないかな。忘れられたのはちょっとガッカリかも知れんけど。貴重な出世株と縁を繋ぎ損ねたーっ! とかな?」
冗談めかして「くくくっ」と笑い。
アーシュマーのバスケットに入っているグラスから、棒状にカットされたキャロッテを一本摘まみ上げ、小皿のディップソースを付けてかじりつく。
受け取り時間ギリギリで採った、新鮮なキャロッテを詰めたのだろう。
鮮やかな色彩と指先に触れる固さからは想像もできないほどジューシーで驚くほど甘く、ポイサムソースの刺激的な辛味と旨みも手伝って、青臭さやえぐみや苦味は感じられない。
「……を……かった私に、そんな資格……、……」
「む?」
「…………いいえ。なんでもありません。リスみたいで可愛いなあと思って貴女に見惚れていただけです」
「んぐぅっ!?」
一度うつむけた顔を上げ、にっこり笑うアーシュマー。
最初の一本を食べ終え、二本、三本と次々にキャロッテを口へ運んでいたオーリィードが、危うく噴き出しかけた。
「だっ、誰がリスだ、誰が!」
「美味しいですよね、スティックサラダ。一度食べ始めたら止まらなくて。少しずつポリポリ食べている貴女の姿を見ていると、身心が温まります」
「どんな暖の取り方だよッ!? こっちのほうは見てなくて良いから、お前もちゃんと食べろ! 半分はお前のなんだからな!」
「はい。頂いていますよ」
クスクスと笑いながら、アーシュマーもキャロッテを一本摘まみ上げて、ソースは付けずにそのままかじりつく。
しばらく無言でスティックサラダを頬張ってから、冷めていても柔らかい鶏肉のグリルステーキまできっちり二人分に分けて食べたオーリィードが、一足先に食事を終え、ナプキンで唇を拭っていたアーシュマーに向き直る。
「…………で?」
「はい?」
「私的な話はそれだけか? 仕事の話は?」
「ああ……そうですね。お答えいただいたので、私的な話はこれで……」
カップとナプキンをバスケットに戻し、揺れる水面を見つめながら「どう話しましょうか」と呟いたアーシュマーの横顔は、すっかり、とはいかないまでも、ずいぶんと血色が良くなっているように見えた。
思い出そうとするのをやめたのか、抱えていた何かが吹っ切れたのかは、分からないが。
とりあえず、頭痛は治まっているらしい。
もう大丈夫かなと、ボトルやカップや皿をバスケットに戻していると。
「五日後の実技試験、貴女は辞退してください」
信じられない言葉が、オーリィードの耳を打った。
流れが見えない。
何故、ウェラント王国に来た当初を思い出そうとすると頭が痛む、というアーシュマーの話が、『オーリィードにとっての家族とは』に繋がるのか。
脈絡が無さすぎて、聞き間違えたか? とオーリィードが首をひねると、アーシュマーが水堀に顔を向けて、再度スープを飲んだ。
山中の水辺とはいえ陽当たり良好にも拘わらず、吐いた息が微かに白い。
「貴女は、実の両親を奪った養父に頭を垂れてまで、異父の姉の専属騎士になろうとしていますよね」
「あ、ああ。形の上では、そうなるな」
「一つ間違えれば命を落としかねない荒事の現場で、頼りにならない上司や同僚に囲まれてでも、異父の姉を護る立場になりたいと頑張ってきた」
「……まあ、結果的にはそんな感じだけど」
「では、実の両親や同父の姉は? 異父の姉が命懸けで護りたい存在なら、同じ血で繋がっている方々は、貴女にとっての『何』になるのですか?」
「『何』って、尋かれてもな……」
王城内でも隔離されている後宮で姫君同然の扱いを受けて育ち、蓮の宮を出た直後には正規軍の上等兵だったオーリィードに、養父のゼルエスを除くサーラ以外の血縁者と顔を合わせる機会は、まったく無かった。
王城勤めの騎士に昇格した後も、薔薇の宮から一歩も出られない実の母はもちろん、王城勤めの書記官であるらしい実姉ともすれ違いすらないまま。
宮廷騎士になってからは、言わずもがな。
交流どころか面識すら無く、同じ宿舎に寝泊まりしている他人よりも遠い相手に思うことなど、それこそ無い。
だから、オーリィードにとって家族とは、血縁者とは何か、と尋かれたら
『知らない』
としか、答えられないし、答えようがない。
それをそのまま伝えようとして唇を開き、閉じた。
なんとなくだが、質問の内容がズレている気がする。
『貴女にとって、家族とはどういうものですか?』
『血が繋がっている方々は、貴女にとっての『何』になるのですか?』
同じ事を尋かれているようで、何かが違う。
無言の内に違和感の正体を探っていると、アーシュマーがバスケットから程好い厚さにスライスされたバゲットを取り出し、かじりついた。
パリパリした表面とふわふわの内側を噛み締め、よくよく味わってから、スープで胃に流し込む。
「私は……多分、ウェラント王国の兵士に恩義があるのです」
「え?」
「隣国からの難民が、何の伝手も無く、いきなり王城勤めの兵士になれると思いますか?」
「…………難しいな。国軍の兵士にはなれるとしても、王城に所属するならそれなりの手柄とか後見人なんかで、確かな身許の保証が必要になる筈だ」
「はい。手柄を立てたにせよ、手柄を立てた事実と、その内容にも、やはり王城内部と繋がりを持っている証人が必要です」
頭痛が続いているのか、水堀に向けたままの白っぽい顔が、時々苦しげに少しだけ歪む。
呼吸も、心做しか、いつもより浅い。
「難民が安定した職を得るのは並大抵のことではありません。まして、護国機関に席を設けてもらえるなど。傭兵部隊ならともかく正規軍では稀です」
「難民を装う他国の間諜、って可能性もあるからな」
「ええ、その通りです。しかし私は正規軍に入隊し、数年で騎士へと昇格。宮廷騎士団に配属され、今や隊長職まで任されています」
「騎士になったのは実力だろうけど、その前に、お前を正規軍に紹介した、ある意味『命の恩人』と呼べる兵士が居た……ってことか?」
「居ます。居なければ、私はここに座っていられません。でも、はっきりは思い出せない。きっと、その方には多大な負担を掛けてしまった筈なのに」
空にしたカップを座面に置いたアーシュマーが、バスケットから先ほどと同じ厚みのバゲットをもう一枚取り出し、オーリィードに手渡す。
受け取ったオーリィードもバゲットにかじりつき、表面と内側で二種類も楽しめる食感と小麦粉の甘い香りを堪能し、飲み込んだ。
「だから、解らないんです」
「……何が?」
「血縁者同士が殺し合う世界、顔も思い出せない他人同士助け合う世界で、『家族』とはいったい『何』なのか。貴女がご自身の命を懸けてまでサーラ王女殿下を護りたいと願うのは、結局『家族だから』なのですか? では、両陛下や同父の姉も、貴女にとっては命懸けで護りたい存在なのですか?」
「………………ああ。なんだ、そういうことか」
しばし、互いの顔を観察するように向き合い。
オーリィードが、ふっと頬を緩めた。
「概念的にそう定義してるだけで、お前にとっても、『血縁者だから家族』ってわけじゃないんだな」
「……? よく、わかりません」
「お前の過去がどうだか知らないし、私がそうだからお前もそう思え、とは言わないけどな。血の繋がりも書面上の繋がりも、元を辿れば他人同士から始まるものだろ?」
「!」
「だから、良くも悪くもどんな事でも、『家族だから』は後付けなんだよ。『一緒に居たい』、『失くしたくない』、『護りたい』と互いに思い合える誰かこそが、そうありたいと心から願って、励まし支え合える誰かこそが、本物の『家族』なんだ」
オーリィードにとっての『家族』は、『居場所』。
絶対に、同じ場所へ必ず帰ると誓い合った、最愛の異父姉サーラだけ。
サーラだけが、オーリィードの『家族』だ。
血や書面上の繋がりなど関係ない。
顔も知らない両親や実姉は元より、数回程度しか姿を見ていない形だけの養父も、オーリィードにとって『家族』ではなかった。
ならば『血縁者』とは『何』か、と問われれば。
「強いて言えば、居場所を得る為の足掛かり?」と答える。
「足掛かり」
「王妃陛下が私達を産んでなければ、ゼルエス陛下が私を生かさなければ、私がサーラ王女殿下と蓮の宮でお会いすることもなかった、って意味でな。きっかけって言ったほうが良いか」
「きっかけ」
「そう。実の親とか兄弟姉妹は、自分が居場所を見つける為のきっかけで、自分の居場所になる可能性もある人達、なんじゃないかな」
「一緒に居たい、失くしたくない、護りたいと、心から思い、そうあろうと互いに支え合える誰かこそが本物の『家族』で、『家族だから』ではなく、『大切な人だから』、『失いたくないから』、護りたい……?」
「ん」
衝撃を受けたように両目を限界まで開いて茫然とくり返すアーシュマーに深く頷き、オーリィードは自分のカップを手に取って、残っていたスープを一気に飲み干す。
「お前にも、いろいろあるんだろうけどさ。せっかくここまで来たんだし、見つかると良いな。お前の居場所」
「私の……『家族』……」
「お前をここに連れてきたっていう恩人の兵士も、思い出せない~って頭を抱えられてるよりは、頑張ってるぞ~って姿を見せられてるほうがよっぽど嬉しいんじゃないかな。忘れられたのはちょっとガッカリかも知れんけど。貴重な出世株と縁を繋ぎ損ねたーっ! とかな?」
冗談めかして「くくくっ」と笑い。
アーシュマーのバスケットに入っているグラスから、棒状にカットされたキャロッテを一本摘まみ上げ、小皿のディップソースを付けてかじりつく。
受け取り時間ギリギリで採った、新鮮なキャロッテを詰めたのだろう。
鮮やかな色彩と指先に触れる固さからは想像もできないほどジューシーで驚くほど甘く、ポイサムソースの刺激的な辛味と旨みも手伝って、青臭さやえぐみや苦味は感じられない。
「……を……かった私に、そんな資格……、……」
「む?」
「…………いいえ。なんでもありません。リスみたいで可愛いなあと思って貴女に見惚れていただけです」
「んぐぅっ!?」
一度うつむけた顔を上げ、にっこり笑うアーシュマー。
最初の一本を食べ終え、二本、三本と次々にキャロッテを口へ運んでいたオーリィードが、危うく噴き出しかけた。
「だっ、誰がリスだ、誰が!」
「美味しいですよね、スティックサラダ。一度食べ始めたら止まらなくて。少しずつポリポリ食べている貴女の姿を見ていると、身心が温まります」
「どんな暖の取り方だよッ!? こっちのほうは見てなくて良いから、お前もちゃんと食べろ! 半分はお前のなんだからな!」
「はい。頂いていますよ」
クスクスと笑いながら、アーシュマーもキャロッテを一本摘まみ上げて、ソースは付けずにそのままかじりつく。
しばらく無言でスティックサラダを頬張ってから、冷めていても柔らかい鶏肉のグリルステーキまできっちり二人分に分けて食べたオーリィードが、一足先に食事を終え、ナプキンで唇を拭っていたアーシュマーに向き直る。
「…………で?」
「はい?」
「私的な話はそれだけか? 仕事の話は?」
「ああ……そうですね。お答えいただいたので、私的な話はこれで……」
カップとナプキンをバスケットに戻し、揺れる水面を見つめながら「どう話しましょうか」と呟いたアーシュマーの横顔は、すっかり、とはいかないまでも、ずいぶんと血色が良くなっているように見えた。
思い出そうとするのをやめたのか、抱えていた何かが吹っ切れたのかは、分からないが。
とりあえず、頭痛は治まっているらしい。
もう大丈夫かなと、ボトルやカップや皿をバスケットに戻していると。
「五日後の実技試験、貴女は辞退してください」
信じられない言葉が、オーリィードの耳を打った。
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