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結
第十七話 忘れえぬ日々 Ⅴ
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ティアンが団長達を手伝うようになってから、数日。
正午を報せる鐘の音に気付いたオーリィードが、紙面の上に走らせていたペン先を止め、何の気なしに上げ下げ窓から空を見上げた。
ご・おーん……、ご・おーん……と、微妙な間と広がりを持つ低い打音が十二回断続し、驚いて飛び去る鳥達の羽ばたきと共に、風の彼方へ流されて緩やかに消えていく。
中空を素早く翔けるいくつもの小さな影が、椅子に座るオーリィードや、がらんとした慎ましい部屋の中にも映り込み、外出できないオーリィードに陽光の高さと一日の長さを教えてくれる。
「……どうしたもんかな……」
ペンを机の上に転がして立ち上がったオーリィードは、窓際に歩み寄ってガラス面に指先を這わせ、額を押し付けて、全身から絞り出したような深く長いため息を吐き捨てた。
その姿は非常に悩ましく、儚げで。
もしも室内にティアン以外の隊員が居たら、整った外見と陽光が織り成す清廉で美しい雰囲気に目を奪われていただろう。
オーリィードは今、これまでにない事態に直面し、内心混乱していた。
数日前、自分一人でもなんとか回せる筈だから大丈夫だと団長達に答えた時は、まさかこんなことになるとは思っていなかった。
完全に想定外……いや。
『有事に備えて常に最低三人は控えておくように』という規律が、こんな形でオーリィードに牙を剥くだなんて、団長でも気付けるわけがない。
実際、団長も副団長もティアンも、この事態には一言も触れてなかった。
と、思う。多分。
「ティアンが居なければ、何もできないんだな。私は」
窓から額を離し、うつむき気味で室内へと振り返る。
窓も扉も閉じ切ったシュバイツァー隊専用の控え室の中では、何の役にも立てず寂しげな影を伸ばしているローテーブルやソファーがポツンと佇み。
いつもなら優しく香っているティアンのお茶も、今はティアンが団長室へ出向いている為、茶葉の状態で缶の中に収まっていた。
本来なら居るべき者達も、大体一緒に居たティアンも、ティアンが淹れるお茶も、生活感や使用感や現実味すらも無い、ほぼオーリィード個人専用の仕事部屋と化している空虚な場所で。
腹部を両手で押さえたオーリィードが、悲しげに呟く。
「……昼食……抜くしかないか……」
隊長になってからは、毎日食事時には必ずティアンが居てくれた。
ティアンがどこかで手配してくれていた物を、宮殿勤めらしいメイド達に控え室まで運んでもらって、それをティアンと一緒に食べている。
今日は朝早くから緊急の呼び出しを食らったせいで、手配できなかったと言っていた。
「隊長には職務のほうに集中していただきたいのです。お気になさらず」と笑うティアンが不在になっただけで、身動き一つとれないオーリィード。
情けなくて、自分への嘲笑しか出てこない。
「せめて控え室の隣に厨房があれば……」
と、そこで扉がコンコンと二回叩かれた。
ハッと顔を上げたオーリィードが、姿勢を正して「入れ」と応じる。
「失礼します」
「! アーシュマー?」
「はい。……ああ、やはりお一人で待機中でしたか」
扉を開いて顔を覗かせたのは、銀髪青目の青年。
一階と二階の間から、二階と三階の間までの……通称『中層階』の警護を担当しているアーシュマー隊の隊長、アーシュマーだった。
「一人で悪かったな。何の用だ」
「ティアン殿が団長室にいらしていたので。貴女のことだから律儀に規律を守って待機しているのではないかと思い、様子を伺いに来ました」
「隊長が規律を守るのは当然だろう。仕事はどうした」
「食事休憩の時間なんですよ。貴女と同じでね」
「……隊員の動向はともかく、私のスケジュールまでだだ洩れなのか……」
「ご心配なく。外部への情報漏洩はありませんから」
室内に滑り込んだアーシュマーが、後ろ手に扉を閉めて、オーリィードの近くまで歩み寄る。
ご一緒にいかがですか? と、笑顔で差し出されたバスケットには緑色の布が掛かっていて中身は見えないものの、焼けた小麦粉の甘い香りを放ってオーリィードの食欲を刺激する。
「……あのさ」
「はい?」
「こういうのって、皆はどこで手配してるんだ? 王城内の食堂、じゃないよな。味が違うし、配達してるなんて話も聞かないし」
「人にもよりますが、大抵は身内の方が作ってメイドに預けるみたいです。ティアン殿の場合、フィールレイク家と縁あるメイドが食堂の厨房を借りて作っていますね。宮殿外からの持ち込みには審査が必要なので、運び入れは宮殿勤めのメイドに限られますけど」
ちなみに食堂の従業員は作るだけで配達はしませんが、食堂で作った物を受け取って外で頂くなら、可能ですよ。
と、補足した。
「……やっぱり、自分で食堂に行って食べるなり作るなりしなきゃダメってことだよな……。早く連中をなんとかしないと、頼りっぱなしじゃないか」
「この先どう転んでも貴女はご自身で作るより誰かに用意してもらうほうが遥かに良いですよ絶対。」
「なんで」
「自覚の無さが怖い」
「は?」
「いえ。それより、頂きましょう。食堂の料理人に頼んでおいた焼きたてのパンと、アスパラのポタージュスープ、グリーンサラダも付いていますよ」
バスケットの行き先をオーリィードからローテーブルに変え、布を取って中身を取り出し、ソファーから食べやすい位置に並べていくアーシュマー。
なんだか無理矢理話を逸らされた気がするが、それよりも。
「頼んでおいたって……一人分なんだろ? 私と分けたら、お前が足りなくなるんじゃ」
「いいえ。食堂の料理人は、私が頼むと多めに作ってくれるので。いつも、隊員と分け合ってちょうど良いくらいなんですよ。人徳ですね」
「さりげなく嫌みを混ぜて寄越すな!」
「早くシュバイツァー隊を安定させて、また食堂に通えるようになると良いですね、オーリィード隊長」
「お前は親切で来てるのかケンカを売りに来てるのか、どっちなんだよ!?」
「貴女と食事をしたいと思ったから来ただけです。さあ、どうぞ?」
「くっ…………この借りは、絶対いつか返してやるからな!」
「はい。頑張ってください」
「ぬああ、なんかもお、いろいろごちゃごちゃするけど! ありがとう! いただきますっ!」
苛立たしげに頭を掻いたオーリィードは、クスクスと笑うアーシュマーの正面に回り込み、三人掛けのソファーにストンッ! と腰を下ろす。
アーシュマーも優雅な仕草でソファーに座り、オーリィードと同じ速さで昼食を味わった。
空になった皿などをバスケットに戻し、ティアンのティーセットを借りて食後のお茶を楽しんだ後。
二人は特に何かを話すでもなく、休憩時間の終わりギリギリまで、室内の静かな空気に浸っていた。
オーリィード側から言いたい事は山ほどあるが、目蓋を伏せてうつむいたアーシュマーを見ていると、何故か胸を締めつけられるような錯覚がして、何も言えなくなってしまう。
痛いのか苦しいのか……どこか悲しみにも似たこの高鳴りは、いつだってアーシュマーが断ち切っていく。
「そろそろ時間ですね。お付き合いくださって、ありがとうございました」
「あ、ああ。私のほうこそ、ありがとう。ごちそうさま」
「はい。では、失礼しますね」
ティーセットを元通りに片付けて。
バスケットを手に持ったアーシュマーが、控え室の扉を開き。
「!」
「よお、アーシュマー隊長。『お嬢サマ』とのお楽しみは終わりか?」
「!! アラン」
「ほんっと……懲りねぇよなあ、あんたらは……」
部屋を出てすぐの所に腕を組んで立つ、
殺気に満ちたアランと、目が合った。
正午を報せる鐘の音に気付いたオーリィードが、紙面の上に走らせていたペン先を止め、何の気なしに上げ下げ窓から空を見上げた。
ご・おーん……、ご・おーん……と、微妙な間と広がりを持つ低い打音が十二回断続し、驚いて飛び去る鳥達の羽ばたきと共に、風の彼方へ流されて緩やかに消えていく。
中空を素早く翔けるいくつもの小さな影が、椅子に座るオーリィードや、がらんとした慎ましい部屋の中にも映り込み、外出できないオーリィードに陽光の高さと一日の長さを教えてくれる。
「……どうしたもんかな……」
ペンを机の上に転がして立ち上がったオーリィードは、窓際に歩み寄ってガラス面に指先を這わせ、額を押し付けて、全身から絞り出したような深く長いため息を吐き捨てた。
その姿は非常に悩ましく、儚げで。
もしも室内にティアン以外の隊員が居たら、整った外見と陽光が織り成す清廉で美しい雰囲気に目を奪われていただろう。
オーリィードは今、これまでにない事態に直面し、内心混乱していた。
数日前、自分一人でもなんとか回せる筈だから大丈夫だと団長達に答えた時は、まさかこんなことになるとは思っていなかった。
完全に想定外……いや。
『有事に備えて常に最低三人は控えておくように』という規律が、こんな形でオーリィードに牙を剥くだなんて、団長でも気付けるわけがない。
実際、団長も副団長もティアンも、この事態には一言も触れてなかった。
と、思う。多分。
「ティアンが居なければ、何もできないんだな。私は」
窓から額を離し、うつむき気味で室内へと振り返る。
窓も扉も閉じ切ったシュバイツァー隊専用の控え室の中では、何の役にも立てず寂しげな影を伸ばしているローテーブルやソファーがポツンと佇み。
いつもなら優しく香っているティアンのお茶も、今はティアンが団長室へ出向いている為、茶葉の状態で缶の中に収まっていた。
本来なら居るべき者達も、大体一緒に居たティアンも、ティアンが淹れるお茶も、生活感や使用感や現実味すらも無い、ほぼオーリィード個人専用の仕事部屋と化している空虚な場所で。
腹部を両手で押さえたオーリィードが、悲しげに呟く。
「……昼食……抜くしかないか……」
隊長になってからは、毎日食事時には必ずティアンが居てくれた。
ティアンがどこかで手配してくれていた物を、宮殿勤めらしいメイド達に控え室まで運んでもらって、それをティアンと一緒に食べている。
今日は朝早くから緊急の呼び出しを食らったせいで、手配できなかったと言っていた。
「隊長には職務のほうに集中していただきたいのです。お気になさらず」と笑うティアンが不在になっただけで、身動き一つとれないオーリィード。
情けなくて、自分への嘲笑しか出てこない。
「せめて控え室の隣に厨房があれば……」
と、そこで扉がコンコンと二回叩かれた。
ハッと顔を上げたオーリィードが、姿勢を正して「入れ」と応じる。
「失礼します」
「! アーシュマー?」
「はい。……ああ、やはりお一人で待機中でしたか」
扉を開いて顔を覗かせたのは、銀髪青目の青年。
一階と二階の間から、二階と三階の間までの……通称『中層階』の警護を担当しているアーシュマー隊の隊長、アーシュマーだった。
「一人で悪かったな。何の用だ」
「ティアン殿が団長室にいらしていたので。貴女のことだから律儀に規律を守って待機しているのではないかと思い、様子を伺いに来ました」
「隊長が規律を守るのは当然だろう。仕事はどうした」
「食事休憩の時間なんですよ。貴女と同じでね」
「……隊員の動向はともかく、私のスケジュールまでだだ洩れなのか……」
「ご心配なく。外部への情報漏洩はありませんから」
室内に滑り込んだアーシュマーが、後ろ手に扉を閉めて、オーリィードの近くまで歩み寄る。
ご一緒にいかがですか? と、笑顔で差し出されたバスケットには緑色の布が掛かっていて中身は見えないものの、焼けた小麦粉の甘い香りを放ってオーリィードの食欲を刺激する。
「……あのさ」
「はい?」
「こういうのって、皆はどこで手配してるんだ? 王城内の食堂、じゃないよな。味が違うし、配達してるなんて話も聞かないし」
「人にもよりますが、大抵は身内の方が作ってメイドに預けるみたいです。ティアン殿の場合、フィールレイク家と縁あるメイドが食堂の厨房を借りて作っていますね。宮殿外からの持ち込みには審査が必要なので、運び入れは宮殿勤めのメイドに限られますけど」
ちなみに食堂の従業員は作るだけで配達はしませんが、食堂で作った物を受け取って外で頂くなら、可能ですよ。
と、補足した。
「……やっぱり、自分で食堂に行って食べるなり作るなりしなきゃダメってことだよな……。早く連中をなんとかしないと、頼りっぱなしじゃないか」
「この先どう転んでも貴女はご自身で作るより誰かに用意してもらうほうが遥かに良いですよ絶対。」
「なんで」
「自覚の無さが怖い」
「は?」
「いえ。それより、頂きましょう。食堂の料理人に頼んでおいた焼きたてのパンと、アスパラのポタージュスープ、グリーンサラダも付いていますよ」
バスケットの行き先をオーリィードからローテーブルに変え、布を取って中身を取り出し、ソファーから食べやすい位置に並べていくアーシュマー。
なんだか無理矢理話を逸らされた気がするが、それよりも。
「頼んでおいたって……一人分なんだろ? 私と分けたら、お前が足りなくなるんじゃ」
「いいえ。食堂の料理人は、私が頼むと多めに作ってくれるので。いつも、隊員と分け合ってちょうど良いくらいなんですよ。人徳ですね」
「さりげなく嫌みを混ぜて寄越すな!」
「早くシュバイツァー隊を安定させて、また食堂に通えるようになると良いですね、オーリィード隊長」
「お前は親切で来てるのかケンカを売りに来てるのか、どっちなんだよ!?」
「貴女と食事をしたいと思ったから来ただけです。さあ、どうぞ?」
「くっ…………この借りは、絶対いつか返してやるからな!」
「はい。頑張ってください」
「ぬああ、なんかもお、いろいろごちゃごちゃするけど! ありがとう! いただきますっ!」
苛立たしげに頭を掻いたオーリィードは、クスクスと笑うアーシュマーの正面に回り込み、三人掛けのソファーにストンッ! と腰を下ろす。
アーシュマーも優雅な仕草でソファーに座り、オーリィードと同じ速さで昼食を味わった。
空になった皿などをバスケットに戻し、ティアンのティーセットを借りて食後のお茶を楽しんだ後。
二人は特に何かを話すでもなく、休憩時間の終わりギリギリまで、室内の静かな空気に浸っていた。
オーリィード側から言いたい事は山ほどあるが、目蓋を伏せてうつむいたアーシュマーを見ていると、何故か胸を締めつけられるような錯覚がして、何も言えなくなってしまう。
痛いのか苦しいのか……どこか悲しみにも似たこの高鳴りは、いつだってアーシュマーが断ち切っていく。
「そろそろ時間ですね。お付き合いくださって、ありがとうございました」
「あ、ああ。私のほうこそ、ありがとう。ごちそうさま」
「はい。では、失礼しますね」
ティーセットを元通りに片付けて。
バスケットを手に持ったアーシュマーが、控え室の扉を開き。
「!」
「よお、アーシュマー隊長。『お嬢サマ』とのお楽しみは終わりか?」
「!! アラン」
「ほんっと……懲りねぇよなあ、あんたらは……」
部屋を出てすぐの所に腕を組んで立つ、
殺気に満ちたアランと、目が合った。
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