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結
第十七話 動きだす未来
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「じゃあ、あいつらにはお前が断りを入れてくれたのか」
「ええ。貴女が冷静に話せるようになったらまた会いましょうと、ティアンさんから伝言を預かりましたよ」
「そうか……」
いつもより遅い朝。
二人はメイベルに借りている部屋でそれぞれの制服に着替えながら、昨晩の成り行きを確認する。
結局、襲撃者と思しき人物は現れなかった事。
おそらく、自分達とかつての部下達がティアンと一緒に居たから手が出せなかったのだろうという推測。
取り乱したオーリィードを強引な手段で眠らせた後、ティアン達に断りを入れてこの部屋へ戻ってきた事。
そのまま朝まで寝台を共にしていた事。
「お前、人が混乱してる間に二回も……」と白い目で見られたそれは勿論、全てが真実という訳ではない。
ティアン達はリブロムに意識を操られ、何事も無かったかのように振る舞えと指示されていた。当面の間オーリィード達とは顔を合わせるな、とも。
再会時のリブロムの様子からして、襲撃の本来の目的はこれだったんじゃないかと、レクセルは思う。
いつか王都に戻ってくるであろうオーリィードとかつての部下達が接触しないように、フィールレイク邸での夜会に乗じて事前に手を打とうとしていた。
けれどオーリィードは、リブロムよりも早くティアン達と顔を合わせてしまった。
社交界との接点が少ない二人の夜会への参加は、リブロムにとって予想外の出来事。
居る筈がないレクセルとの再会で彼がどれだけ焦っていたか、彼女の過去の真実を知った今なら想像に難くない。
ある意味、リブロムより先にティアンと接触した時点で襲撃は阻止できていたと言えるし、ティアン達に催眠術を掛けられた点では阻止失敗と言える。
レクセルもリブロムに操られた状態で、眠っているオーリィードを抱えて戻ってきた。
途中、食堂で見覚えがある背格好の女性とすれ違ったが、彼女は悲しげな表情でレクセルの肩を軽く叩いただけで、特に何も言わなかった。
二人の正装に大はしゃぎするメイベルの特攻をうまくかわしてくれた事も含め、最初から全部解っていたかのように。
いや、実際に解っていたのだろう。
リブロムの事も二人の事も解っていて、こうなるように仕向けていた。
出来事の中に散らばったいくつもの手掛かりと結果が、レクセルにそんな確信を与える。
あるいは、部屋に戻って意識を取り戻したレクセルの感情や思考、少しだけ変化したオーリィードとの関係さえ、彼女達の狙い通りなのかも知れない。
「あいつらには悪いことをしたな。せっかく、生きてまた会えたのに」
「生きてさえいれば、会う機会は何度でもありますよ」
「……そうだな」
着替えを済ませた二人は扉の前で向かい合って立ち、互いの頬に手を添えて、軽い口付けを交わした。
半分伏せた目蓋の奥で、二人共安らぎに微笑んでいる。
「決めたんですね」
「ああ。ヘンリー卿が言わんとしていた事は、多分、解ったから。覚悟というものが何を示しているのかは、まだハッキリしてないんだけどな」
「私にも、その辺りの意味は解りません。ですが、何があっても貴女の傍に居る覚悟ならありますから。頼ってくださいね、オーリィード」
「…………。」
「? オーリィード?」
「人前では『オーリ』にしてくれ」
「…………まだ足りませんか?」
「違う! 顔を近付けるな、バカ!」
「では、何故?」
「単に、今までそれで通してきたからだ! いきなり変えるのは不自然だろ!?」
「誰も気にしないと思いますが」
「私が気になるんだ! 一応譲歩はしたんだから、納得しろ!」
「……譲歩はしても、前進は許してくれないんですよね?」
「欲しがりも嫌いだ!」
「道は長い」
ムスッとしたオーリィードを抱きしめ、髪を撫でる。
「また、夜に」
「ああ……最後の仕事だ。手を抜くなよ」
「オーリィードこそ。皿はもう、割らないでくださいね」
頭上でクスクス笑うレクセルを、オーリィードは肘打ちで撥ね飛ばした。
その日の夜。
与えられた仕事を完璧にやり遂げた二人は、給料と弁償金、正装を売って作った謝礼金をメイベルに渡し、借りていた部屋を返した。
二人……特にオーリィードは、迷惑を掛けっ放しだった雇い主に何度となく頭を下げて謝り倒したが、メイベルのほうは夢見る乙女の瞳でうっとりと語っていた。
「愛の逃避行に、障害は欠かせない要素……。またいつでも来てくださいね! なんなら、今度は恋のライバルと一緒に愛の嵐を巻き起こしてください! 大・歓・迎! ですから!」
恋愛脳はどこまでも貪欲で、無駄にたくましかった。
そのたくましさに敬意を表し、左右から同時にメイベルの頬へ口付けを贈ってみたところ。
「ぬのにゃひゃわにゃににょひゅやふぉうおおおお!?」
顔を真っ赤にして奇声を上げた。
意外と免疫が無かったらしい。
ちょっとした報復になってしまったが、悪くない別れ方に、居合わせた全員が笑っていた。
二度と来ないであろう、温かい場所。
去り際、二人は食堂に向かって深く腰を折った。
そして、約束の時間。
「リブロム・アーシュリマー・フロイセルの狙いは、ウェラントの王権掌握じゃないんですね」
路地裏の行き止まりで待っていたヘンリー兄妹が何かを言う前に、オーリィードがそう切り出した。
兄妹は表情一つ変えず
「そうだ」
当然のように頷く。
「彼は戦っている。今この瞬間も、たった一人で抗い続けているんだ」
「協力した者もいるが、あの程度では時間稼ぎにもならない。『オーリィード』なら話は違っていたがな。あれは、解っていても選ばなかった」
「だから、君達にも気付いて欲しかった。君達を護っていた物の形を。彼らが何を考え、何を望み、何故あんな行動を執らなければいけなかったのか。気付いたならどうこうしろ、とまでは言えないけどね。私達にそこまで介入する権利は無いから」
「権利が無いのに?」
「……とても感情的なんだよ、私は」
自嘲するグローリアを、ヘンリー兄が上げた右手で遮る。
「答えを尋こう。お前達はどうする? 何を望む?」
国外へ出るのか。
違う道を選ぶのか。
なんらかの覚悟を伴うらしい選択と決断。
レクセルとオーリィードは顔を見合わせて頷き、ヘンリー兄妹に向き直って答えた。
「「私達は……」」
同じ月の下。
王妃が使う宮殿の寝室、寝台の上で、サーラは膝を抱えていた。
灯りは総て消した。
使用人は元より、世話係として呼ばれたらしい王太后も、今は居ない。
一人きりの暗く静かな室内で、様々な思いだけが激しく渦を巻いている。
「どうして……」
オーリィードを助けたいと願って出した手紙。
母と異父姉は協力を惜しまないと返してくれた。
実際にいろいろと手を回してくれた事も知っている。
どの結果も芳しくなかったけれど、それでも二人は、オーリィードの為にできる限り力を貸してくれていた。
なのに、初めて直に対面した母は、娘達の行動に対して無関心だった。
娘達が何をして、その結果がどうなっても、自分には全く関係ないという目。
二十年以上、一度も会えなかった母娘だ。他人より遠くに感じるのは仕方ない。
でも、だったら最初から力を貸そうとはしなかった筈。
無償の愛情を期待していたつもりはなかったが……伸ばした腕を笑顔で振り払われたような衝撃。
胸が鋭い痛みを訴える。
何より、二人がオーリィードから心を離してしまったかも知れない事実が恐ろしい。
いっそリブロムに操られているのなら、そのほうがずっとマシだった。
そんな気配が全然無かったからこそ、なおさら恐ろしい。
義父から酷い仕打ちを受け、好感を抱いていた男性にも裏切られ、実の母と姉にまで見放されたとしたら。
あとは誰が、あんなにも傷だらけのオーリィードを助けてあげられるのだろう。誰が護ってくれるのだろう。
自分の存在でさえ、あの子を苦しめていたというのに。
オーリィードが一人で苦しんでいる姿を想像するだけで、涙が溢れて止まらない。膝を抱える腕と肩が、断続的な荒い呼吸に合わせて揺れている。
「オーリィード……。オーリィード……!」
「まるで人の言葉を覚えた小鳥ですわね。可愛らしいけれど、悲しい鳴き声は聴くに堪えませんわ」
「!?」
バッと上げた目、紗の向こう側に、女性らしき黒いシルエットが浮かぶ。
咄嗟に動こうとして
「開かないほうが良くてよ。愛する妹の為を思うなら、そのままで少し話に付き合いなさい、サーラ・オルトリン・ウェラント」
動くなと釘を刺された。
「貴女は……誰?」
「私はガーネット。ガーネット=フリージア」
「ガーネット……?」
「そう。貴女に真実をもたらす者」
意味が解らない。
首を傾げるサーラに、ガーネットはクスッと小さく笑った。
「真実を知った貴女の選択を、見届けてあげますわ」
「ええ。貴女が冷静に話せるようになったらまた会いましょうと、ティアンさんから伝言を預かりましたよ」
「そうか……」
いつもより遅い朝。
二人はメイベルに借りている部屋でそれぞれの制服に着替えながら、昨晩の成り行きを確認する。
結局、襲撃者と思しき人物は現れなかった事。
おそらく、自分達とかつての部下達がティアンと一緒に居たから手が出せなかったのだろうという推測。
取り乱したオーリィードを強引な手段で眠らせた後、ティアン達に断りを入れてこの部屋へ戻ってきた事。
そのまま朝まで寝台を共にしていた事。
「お前、人が混乱してる間に二回も……」と白い目で見られたそれは勿論、全てが真実という訳ではない。
ティアン達はリブロムに意識を操られ、何事も無かったかのように振る舞えと指示されていた。当面の間オーリィード達とは顔を合わせるな、とも。
再会時のリブロムの様子からして、襲撃の本来の目的はこれだったんじゃないかと、レクセルは思う。
いつか王都に戻ってくるであろうオーリィードとかつての部下達が接触しないように、フィールレイク邸での夜会に乗じて事前に手を打とうとしていた。
けれどオーリィードは、リブロムよりも早くティアン達と顔を合わせてしまった。
社交界との接点が少ない二人の夜会への参加は、リブロムにとって予想外の出来事。
居る筈がないレクセルとの再会で彼がどれだけ焦っていたか、彼女の過去の真実を知った今なら想像に難くない。
ある意味、リブロムより先にティアンと接触した時点で襲撃は阻止できていたと言えるし、ティアン達に催眠術を掛けられた点では阻止失敗と言える。
レクセルもリブロムに操られた状態で、眠っているオーリィードを抱えて戻ってきた。
途中、食堂で見覚えがある背格好の女性とすれ違ったが、彼女は悲しげな表情でレクセルの肩を軽く叩いただけで、特に何も言わなかった。
二人の正装に大はしゃぎするメイベルの特攻をうまくかわしてくれた事も含め、最初から全部解っていたかのように。
いや、実際に解っていたのだろう。
リブロムの事も二人の事も解っていて、こうなるように仕向けていた。
出来事の中に散らばったいくつもの手掛かりと結果が、レクセルにそんな確信を与える。
あるいは、部屋に戻って意識を取り戻したレクセルの感情や思考、少しだけ変化したオーリィードとの関係さえ、彼女達の狙い通りなのかも知れない。
「あいつらには悪いことをしたな。せっかく、生きてまた会えたのに」
「生きてさえいれば、会う機会は何度でもありますよ」
「……そうだな」
着替えを済ませた二人は扉の前で向かい合って立ち、互いの頬に手を添えて、軽い口付けを交わした。
半分伏せた目蓋の奥で、二人共安らぎに微笑んでいる。
「決めたんですね」
「ああ。ヘンリー卿が言わんとしていた事は、多分、解ったから。覚悟というものが何を示しているのかは、まだハッキリしてないんだけどな」
「私にも、その辺りの意味は解りません。ですが、何があっても貴女の傍に居る覚悟ならありますから。頼ってくださいね、オーリィード」
「…………。」
「? オーリィード?」
「人前では『オーリ』にしてくれ」
「…………まだ足りませんか?」
「違う! 顔を近付けるな、バカ!」
「では、何故?」
「単に、今までそれで通してきたからだ! いきなり変えるのは不自然だろ!?」
「誰も気にしないと思いますが」
「私が気になるんだ! 一応譲歩はしたんだから、納得しろ!」
「……譲歩はしても、前進は許してくれないんですよね?」
「欲しがりも嫌いだ!」
「道は長い」
ムスッとしたオーリィードを抱きしめ、髪を撫でる。
「また、夜に」
「ああ……最後の仕事だ。手を抜くなよ」
「オーリィードこそ。皿はもう、割らないでくださいね」
頭上でクスクス笑うレクセルを、オーリィードは肘打ちで撥ね飛ばした。
その日の夜。
与えられた仕事を完璧にやり遂げた二人は、給料と弁償金、正装を売って作った謝礼金をメイベルに渡し、借りていた部屋を返した。
二人……特にオーリィードは、迷惑を掛けっ放しだった雇い主に何度となく頭を下げて謝り倒したが、メイベルのほうは夢見る乙女の瞳でうっとりと語っていた。
「愛の逃避行に、障害は欠かせない要素……。またいつでも来てくださいね! なんなら、今度は恋のライバルと一緒に愛の嵐を巻き起こしてください! 大・歓・迎! ですから!」
恋愛脳はどこまでも貪欲で、無駄にたくましかった。
そのたくましさに敬意を表し、左右から同時にメイベルの頬へ口付けを贈ってみたところ。
「ぬのにゃひゃわにゃににょひゅやふぉうおおおお!?」
顔を真っ赤にして奇声を上げた。
意外と免疫が無かったらしい。
ちょっとした報復になってしまったが、悪くない別れ方に、居合わせた全員が笑っていた。
二度と来ないであろう、温かい場所。
去り際、二人は食堂に向かって深く腰を折った。
そして、約束の時間。
「リブロム・アーシュリマー・フロイセルの狙いは、ウェラントの王権掌握じゃないんですね」
路地裏の行き止まりで待っていたヘンリー兄妹が何かを言う前に、オーリィードがそう切り出した。
兄妹は表情一つ変えず
「そうだ」
当然のように頷く。
「彼は戦っている。今この瞬間も、たった一人で抗い続けているんだ」
「協力した者もいるが、あの程度では時間稼ぎにもならない。『オーリィード』なら話は違っていたがな。あれは、解っていても選ばなかった」
「だから、君達にも気付いて欲しかった。君達を護っていた物の形を。彼らが何を考え、何を望み、何故あんな行動を執らなければいけなかったのか。気付いたならどうこうしろ、とまでは言えないけどね。私達にそこまで介入する権利は無いから」
「権利が無いのに?」
「……とても感情的なんだよ、私は」
自嘲するグローリアを、ヘンリー兄が上げた右手で遮る。
「答えを尋こう。お前達はどうする? 何を望む?」
国外へ出るのか。
違う道を選ぶのか。
なんらかの覚悟を伴うらしい選択と決断。
レクセルとオーリィードは顔を見合わせて頷き、ヘンリー兄妹に向き直って答えた。
「「私達は……」」
同じ月の下。
王妃が使う宮殿の寝室、寝台の上で、サーラは膝を抱えていた。
灯りは総て消した。
使用人は元より、世話係として呼ばれたらしい王太后も、今は居ない。
一人きりの暗く静かな室内で、様々な思いだけが激しく渦を巻いている。
「どうして……」
オーリィードを助けたいと願って出した手紙。
母と異父姉は協力を惜しまないと返してくれた。
実際にいろいろと手を回してくれた事も知っている。
どの結果も芳しくなかったけれど、それでも二人は、オーリィードの為にできる限り力を貸してくれていた。
なのに、初めて直に対面した母は、娘達の行動に対して無関心だった。
娘達が何をして、その結果がどうなっても、自分には全く関係ないという目。
二十年以上、一度も会えなかった母娘だ。他人より遠くに感じるのは仕方ない。
でも、だったら最初から力を貸そうとはしなかった筈。
無償の愛情を期待していたつもりはなかったが……伸ばした腕を笑顔で振り払われたような衝撃。
胸が鋭い痛みを訴える。
何より、二人がオーリィードから心を離してしまったかも知れない事実が恐ろしい。
いっそリブロムに操られているのなら、そのほうがずっとマシだった。
そんな気配が全然無かったからこそ、なおさら恐ろしい。
義父から酷い仕打ちを受け、好感を抱いていた男性にも裏切られ、実の母と姉にまで見放されたとしたら。
あとは誰が、あんなにも傷だらけのオーリィードを助けてあげられるのだろう。誰が護ってくれるのだろう。
自分の存在でさえ、あの子を苦しめていたというのに。
オーリィードが一人で苦しんでいる姿を想像するだけで、涙が溢れて止まらない。膝を抱える腕と肩が、断続的な荒い呼吸に合わせて揺れている。
「オーリィード……。オーリィード……!」
「まるで人の言葉を覚えた小鳥ですわね。可愛らしいけれど、悲しい鳴き声は聴くに堪えませんわ」
「!?」
バッと上げた目、紗の向こう側に、女性らしき黒いシルエットが浮かぶ。
咄嗟に動こうとして
「開かないほうが良くてよ。愛する妹の為を思うなら、そのままで少し話に付き合いなさい、サーラ・オルトリン・ウェラント」
動くなと釘を刺された。
「貴女は……誰?」
「私はガーネット。ガーネット=フリージア」
「ガーネット……?」
「そう。貴女に真実をもたらす者」
意味が解らない。
首を傾げるサーラに、ガーネットはクスッと小さく笑った。
「真実を知った貴女の選択を、見届けてあげますわ」
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