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学園
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それから1ヶ月が経った。その間に領民の数は増え、ネイさん達は商業を始めた。商業と言っても最初は僕らが手伝ってポーションや武器、食料などを売っていたのだが次第に自分達で出来るようになって言った。名前はハーバル商会。今のところこの国の王都と他の貴族の領地だけだけどそのうち他の国にも広がって行くと僕は思っている。
さて、1ヶ月経った今日は学園の入学式だ。僕らがいないことはもう領民には伝えてあるため問題は特にないと思っている。正直転移で行き来するから時間はかからないため終わったらすぐに仕事が可能なのである。一応屋敷自体はネイさんが留守の間の管理をすると言ってきたので了承した。商会の方と屋敷の管理を同時にやって大丈夫なのかなと思ったがそこまで管理する必要は無いようにしたから問題はないと言っていた。
「さて、皆そろそろ行くよ」
「あぁわかった」
「ちょっと待って、寝癖がなおらないの」
僕が呼びかけると洗面所から松本さんが焦った声でそういった。
「晴翔。明莉は後で僕が連れてくるから先に行っててくれないか?」
「分かった勇夜。他の人たちはもう良い?」
「もちろん準備は終わってるぜ」
「了解。じゃあ『転移』」
僕らは学園へと転移した。
入学式会場
「ようこそ王国立魔法学園へ!私がここの校長を務めているグラムだ!長い挨拶は嫌だろうから単刀直入に言ってやろう!ここでは家柄は何一つ関係ない!座学、実技どちらも極めたものが上だ!ただしここにいる新入生の中には化け物の集団がいる!そいつらから学ぶことも問題ない!以上!」
なんかやけに暑苦しい校長の挨拶だった。
クラスはこれといって強さで別れたりはしないようで僕はC組になった。ちなみにクラスはAからIまでの9クラスあるらしい。
「えっと1年のクラスはっと、あったあった」
僕のクラスは校舎内の手前から3階の3番目の教室だった。
「さて中に入りますか」
中に入ると真月さんと瞬がいた。瞬の方はなんかクラスメイト達に囲まれてるようだけど…爽やかな顔をして対応していた。
「真月さんも同じクラスなんだね」
「そうみたいね。少し騒がしいけれど」
「あはは、まあ首席だから仕方ないよ」
と言いつつ瞬の方を見ると助けろと言わんばかりの目でこっちを見ていた。
瞬なら直ぐに抜け出せるんじゃないのかと思ったがだからといって助けなかったら後で面倒になりそうなのでとりあえず話しかけることにした。
「来たか晴翔」
「ごめんごめん」
「誰だお前は!俺達が先に話しかけていたんだ。邪魔をするな!」
僕が話しかけると周りの中にいた1人の貴族の子がそう言った。
「いや瞬は僕の友人だ。だから君たちがどうこう言う権利はないと思うけど?」
「何を!」
「はいはいストップね」
僕の言葉にキレた貴族が魔法を放とうとした所で先生が入ってきた。
「教室での魔法使用は禁止だよ」
「こいつが悪いんだ!こいつがこの私に」
「教室でって言ったでしょ?訓練広場でなら問題ないからそこでやるならいいよ」
マジか。もう少し止めようよ?
「ならばそこに案内しろ」
そして僕はこの貴族の子と戦うことになった。
訓練広場に向かうと五大魔導師と四大剣聖と黒夜が全員揃っていた。もちろん他のクラスの人達に紛れて。
「ルールはどちらかが降参か戦闘不能になったら終了ね。殺すのは無しだよ」
「異論はない。おい!」
「何?」
「貴様が負けたら俺の所有物になってもらうぞ」
「別にいいよ」
「なっ!?」
どうせ勝つからね。
「それだけ?ならいくよ!『剣の追憶・神創滅剣』並びに『剣の追憶」
僕は剣を召喚し構え
「絶界』」
横一線した。
『絶対防御結界』
それと同時にどこからか声が聞こえ結界がはられた。
「…っ!!」
相手の貴族悲鳴をあげる間もなく僕の斬撃によって気を失った。
「よし終わりでいいよね先生」
「……はっ!え、ええ」
そうして本当に一瞬で勝負を終わらせた僕は教室に戻った。貴族の子はタンカーで医務室へと運ばれたらしい。怪我はさしてないからすぐに目を覚ますだろう。
さて、1ヶ月経った今日は学園の入学式だ。僕らがいないことはもう領民には伝えてあるため問題は特にないと思っている。正直転移で行き来するから時間はかからないため終わったらすぐに仕事が可能なのである。一応屋敷自体はネイさんが留守の間の管理をすると言ってきたので了承した。商会の方と屋敷の管理を同時にやって大丈夫なのかなと思ったがそこまで管理する必要は無いようにしたから問題はないと言っていた。
「さて、皆そろそろ行くよ」
「あぁわかった」
「ちょっと待って、寝癖がなおらないの」
僕が呼びかけると洗面所から松本さんが焦った声でそういった。
「晴翔。明莉は後で僕が連れてくるから先に行っててくれないか?」
「分かった勇夜。他の人たちはもう良い?」
「もちろん準備は終わってるぜ」
「了解。じゃあ『転移』」
僕らは学園へと転移した。
入学式会場
「ようこそ王国立魔法学園へ!私がここの校長を務めているグラムだ!長い挨拶は嫌だろうから単刀直入に言ってやろう!ここでは家柄は何一つ関係ない!座学、実技どちらも極めたものが上だ!ただしここにいる新入生の中には化け物の集団がいる!そいつらから学ぶことも問題ない!以上!」
なんかやけに暑苦しい校長の挨拶だった。
クラスはこれといって強さで別れたりはしないようで僕はC組になった。ちなみにクラスはAからIまでの9クラスあるらしい。
「えっと1年のクラスはっと、あったあった」
僕のクラスは校舎内の手前から3階の3番目の教室だった。
「さて中に入りますか」
中に入ると真月さんと瞬がいた。瞬の方はなんかクラスメイト達に囲まれてるようだけど…爽やかな顔をして対応していた。
「真月さんも同じクラスなんだね」
「そうみたいね。少し騒がしいけれど」
「あはは、まあ首席だから仕方ないよ」
と言いつつ瞬の方を見ると助けろと言わんばかりの目でこっちを見ていた。
瞬なら直ぐに抜け出せるんじゃないのかと思ったがだからといって助けなかったら後で面倒になりそうなのでとりあえず話しかけることにした。
「来たか晴翔」
「ごめんごめん」
「誰だお前は!俺達が先に話しかけていたんだ。邪魔をするな!」
僕が話しかけると周りの中にいた1人の貴族の子がそう言った。
「いや瞬は僕の友人だ。だから君たちがどうこう言う権利はないと思うけど?」
「何を!」
「はいはいストップね」
僕の言葉にキレた貴族が魔法を放とうとした所で先生が入ってきた。
「教室での魔法使用は禁止だよ」
「こいつが悪いんだ!こいつがこの私に」
「教室でって言ったでしょ?訓練広場でなら問題ないからそこでやるならいいよ」
マジか。もう少し止めようよ?
「ならばそこに案内しろ」
そして僕はこの貴族の子と戦うことになった。
訓練広場に向かうと五大魔導師と四大剣聖と黒夜が全員揃っていた。もちろん他のクラスの人達に紛れて。
「ルールはどちらかが降参か戦闘不能になったら終了ね。殺すのは無しだよ」
「異論はない。おい!」
「何?」
「貴様が負けたら俺の所有物になってもらうぞ」
「別にいいよ」
「なっ!?」
どうせ勝つからね。
「それだけ?ならいくよ!『剣の追憶・神創滅剣』並びに『剣の追憶」
僕は剣を召喚し構え
「絶界』」
横一線した。
『絶対防御結界』
それと同時にどこからか声が聞こえ結界がはられた。
「…っ!!」
相手の貴族悲鳴をあげる間もなく僕の斬撃によって気を失った。
「よし終わりでいいよね先生」
「……はっ!え、ええ」
そうして本当に一瞬で勝負を終わらせた僕は教室に戻った。貴族の子はタンカーで医務室へと運ばれたらしい。怪我はさしてないからすぐに目を覚ますだろう。
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