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試験前日

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「そういえば俺たちの部屋割りどうするんだ」

食事後、龍清が僕に話しかけてきた。

「確かに。1階はキッチンとリビングと浴室、あと応対室があったけ?それで2階に空き部屋が16で書斎とかかがあって全部で20室だったはず。三階は全室空き部屋で24室だったはず。それと同じ容量で4階もあったな。まあいいけど、どうすればいい?」

「役職ごとで部屋が近い方がいいと思うが」

「「「確かに」」」

龍清の提案したことに皆が賛成した。

(さすがクラスの中心的人物…)

「じゃあそれでいこうか。そういえば明日僕、学園に試験に行くんだけどどうする試験受ける?」

「どうする皆?」

「「「受ける!!!」」」

「だそうだハレク」

「分かった。父上に伝えてこよう『転移』」

「よろしく。それで一応聞くけど大丈夫なの?」

「問題ないぞ。元々俺達は頭良いし、お前に召喚された際に神界というところで色々仕込まれたから」

「マジか。じゃあ試していい?」

「いいがどうする?」

「じゃあ四大剣聖と戦おうか」

「実技かよ」

というわけで屋敷の庭でやることにした。もちろん防音などはしてある。四大剣聖は僕の側近の阪本勇夜、紅刃綾音さん、森田豪もりたごう、燈花楓さんのメンバーだ。

「瞬、合図よろしく!」

「分かりました」

「じゃあ準備はいい?」

「「「もちろん」」」

「それでは始め!!」

瞬の合図で一気に綾音さんが間合いを詰めてきた。

「『紅刃一閃』」

「うお?!」

僕が避けると綾音さんが刀で斬ったところに赤い線がはしった。

「怖?!どういう仕組みだよ!『剣の理・飛斬』」

「人の事言えてないわよ『雷切』」

「俺もいるぜー!!『天地震豪』」

「は?!」

僕はすぐにその場から離れた。するとその瞬間に森田が斬った地面が盛大に爆裂した。

(いやなんでだよ!)

「直すのめんどくさいんだッ?!『剣の理・剣聖空間』!」

殺気を感じて咄嗟に何かを斬った。

「防がれたか」

勇夜が音もなく死角から光の刃を飛ばしてきていた。

「むちゃくちゃな」

「私もいるよ!『炎水剣』」

「双剣か!『剣の追憶・千烈一閃』」

「え?」

僕が一閃すると双剣で斬ってきた燈花さんを千の斬撃が襲った。

「加減してください晴翔『黒刃一閃こくはいっせん』」

すると燈花の目の前に瞬が現れ全ての斬撃を一閃で防いだ。

「ごめん燈花さん!」

「気にしないでいいよ」

「これでも加減はしてあるんだけどね」

「道理で防げたわけか…最後のはなんなのです?」

「剣の追憶?あれは昔の剣聖が使っていたものを使えるスキルだよ」

「それってチートじゃねえか」

「豪がいうか?地面爆裂させやがって『修復』」

そう言いながら僕は斬られた地面を綺麗に修復した。

「これでよし」

修復するとハレクが帰ってきていた。

「お前途中から見ていたが、前魔法を見せた時より強くなってないか?ステータスどうなっている?」

「ん~どうだろう『ステータス』」

ステータス

ハルト・エルザード

Lv34
種族 人間
職業 貴族の当主
体力6100/6100
魔力25600000/25600000(2560万)
攻撃力 2100000(210万)
速度60000
耐性 50000(状態異常無効化)

魔法 火Lv15 水Lv15 風Lv15 土Lv15 雷Lv15 光Lv15 闇Lv15

加護 創造神の加護Lv15 剣神の加護Lv15 魔導神の加護Lv15 弓神の加護Lv15 武神の加護Lv15 商業神の加護Lv10

スキル 剣の理・追憶Lv(unknown) 成長補正 顕現武器召喚 無限収納 

称号 神々に愛されし者 転生者

「加護増えてるな。それと確かにレベル15がマックスだからほぼカンストだね」

「「「いや意味わからんし」」」

「…私たちよりもチートだわ」

「そうだね」

「「そうだな」」

綾音さんの言葉に燈花さんと豪と勇夜が同意した。

「じゃあ試験終わったらレベル上げに行こうか」

「それが1番かと」

僕の言葉に瞬が同意する。

「皆も行くかい?」

「「「もちろん!!」」」

料理人達もか。まあいいや。

「あ、ハレクはどうする?今日も泊まっていくか?」

「そうさせてもらう」

「了解。じゃあ今日はもう寝ようか。おやすみ~」

僕達は明日に備えて寝ることにした。
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