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ステータス

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転生してもう3年がたった。2歳で歩けるようになり、3歳で言葉を話せるようになった。
そして今は5歳。この世界の基礎的なものを兄達から教えて貰っている。

今頃思ったのだが創造神様が僕に与えた加護が気になったので見る方法を自室で模索していたらゲームでステータスがあったなと思ったのでちょっと試してみることにした。

「ステータス」

そう唱えると空中に液晶画面のようなものが現れた。

ステータス

ハルト・エルザード

種族 人間
職業 エルザード家の三男

 Lv1

体力 100/100
魔力 1000/1000
攻撃力 50
防御力 60
素早さ 100
耐性 100

スキル
成長補正・創造Lv10

加護
創造神の加護Lv10

称号
転生者 男爵の三男

「魔力だけどうしてこんなに多いんだ?」

まあ、多分だけど加護のせいだよなこれ。

「魔力と加護と称号を隠しておきたいな…やり方が分からん…」

またしばらく模索していたら方法が分かったどうやら心の中で思うだけでいいらしい。

魔力1000→100 (隠蔽)
創造神の加護(隠蔽)
転生者(隠蔽)

よし、これで表示されないはずだ。

「それにしても、今でこれなのにレベルが上がっていったらどうなるんだ? まあ、今そんな事を考えても意味が無いな。後からどうにかすればいいや。 とりあえず書庫に行ってこの世界についてもう少し学んでみるか」

思い立った僕は書庫に向かい、ちょうどいい歴史書を探すとその場で立ち読みをし始めた。その内容を簡単にまとめると

今から約2000年ぐらい前、この地では人族・獣人族・森妖精エルフ・魔族が共闘してと悪魔達との戦争があったらしい。その際に召喚された勇者ユウト・シンヤのパーティーによってその王ごと封印されたそうだ。

ユウト・シンヤっていう人確実に俺と同じ日本人だよな?僕以外にも、別世界から来た人がいるんだな 

そんなことを考えながら僕は歴史書を元の場所に直し魔導書を一冊持って自室に戻った。

「さて、初めて魔法を使うな」

僕は自室に着くとすぐに机の上に魔導書を開き読み始めた。この本によると魔法には、基本的に火・水・土・風・雷・光・闇の七つの属性と付与なんかがあらしい。

(初めてだし簡単な初級魔法を試しにやってみよう)
そう思い僕は本を開き水属性の初級魔法のウォーターボールを試してみることにした。

『ウォーターボール』

そう唱えた瞬間、身体から何かが抜けた感覚がして同時に手のひらに拳ぐらいの水の塊ができた。

「おぉ。これが魔法か。そういえば魔力の方はどうなっているんだ?」

一応確認でステータスを見ることした。

ステータス

ハルト・エルザード

種族   人間
職業   エルザード家の三男

Lv1

体力 100/100
魔力 300000/299990
攻撃力 1000
防御力 100
耐性 100

魔法
火魔法 Lv10・水魔法 Lv10・風魔法 Lv10・土魔法 Lv10・光魔法 Lv10
・闇魔法 Lv10・付与魔法 Lv10

スキル
成長補正・創造・鑑定・無限収納

加護
創造神の加護 Lv10・魔導神の加護 Lv10・武神の加護 Lv10

「はぁ!?」

急なことだったので声が出てしまったが、いつの間に加護とか増えたんだ?
しかもその加護のせいか色々とおかしな事になっている。

「むちゃくちゃすぎるでしょ」

これは不味いと思った僕は加減の練習をし始めた。流石に部屋を破壊したら不味いので結界を本気で張ったのでこれで大丈夫。

「とは言っても多分使う魔力量を調整すればいいんまろうけど」

そう思った僕はとりあえずさっきと同じウォーターボールで試してみることにした。

「とりあえず1000ぐらい流し込んでみるか」

ステータスを表示したまま僕は魔力量を調整して魔法を使った。

『ウォーターボール』

するとさっきより巨大な水の塊ができた。

「うわ!?」

その水の塊が床に落ちる前に僕は焦って魔法をかき消した。

「危ないなこれ。片付けが大変なことになるところだった…」

僕は床にも結界を張りさらに練習を続けた。

「よし、だいたい感覚は分かった」

2時間ほど練習しているとほぼ完璧にできるようになった。

「ハルト様。晩ご飯の用意ができました」

ちょうど結界を解除すると扉の方からメイドさんの声が聞こえた。

「あ、もうそんな時間?すぐに行くよ」

「分かりました」

僕は魔導書を無限収納でしまうと、部屋を出てご飯を食べに行った。
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