宰相様は抱き枕がほしい【完結】

うなきのこ

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コンコンコンと客間の扉をノックするが返事を待たずして入室する。
客間にある広々としたベッドの端にハイドラは腰掛けていた。
「ハイドラ様
先程心変わりするのではと懸念を仰っていましたが有り得ません。
わかっていると思ってましたが。
本当、今まで私の何を見てきたんでしょうかね…?
あなた一筋なのは揺るぎませんよ。
それにそんなことを思うのは貴方だけでは無いのですよ?
私だって貴方に対して他の貴族様の方が好い───」
「そんなことある訳ないだろう!!」
「!!
ふふっ…でしょう?同じことですよ
信用されてない…というか愛されていないのかなって誤解してしまうじゃないですか。
ですから私から離れようだなんて思わないでください」
「はぁ…そうだな。変に悩んでしまった。私らしくない。
勝手なことをしてしまってすまなかった。
許してくれるかい?」
タジオはすっかり元に戻ったハイドラを見て満面の笑みで
「許しはしません」
と言い放った。



それから暫くはハイドラへのお仕置セックスが続く。
固定でをやるかは今まで決めてこなかったがタジオの怒りが収まるまで暫くはハイドラへのお仕置セックスと言う名の遊びプレイが続く。



「ったじおっやめなさ…ぁ…んぅっんっ……はっ…はっ…あぁ!あっん…ぐ……っ」
警備のために屋敷の外には何人かいるがタジオが全員追い出したおかげか以前にも増して声を抑えようとしないハイドラが艶っぽくてタジオはお仕置なんて名目も忘れ性交を楽しむ。
「そんなに声出したらさすがに彼らにも聞こえますが、いいんですか?」
警護の存在を知っているが羞恥心を煽るためにわざと口にすると肉壁が収縮する。
「……ふっ…んんっ………あっんあ!…うぁっ…」
ハッと気づいたかのように口に手を当てて声を抑えるが、タジオがその手をどかして更に奥へと肉棒を進めた。
恥ずかしくて声を出さない為に必死になる姿も可愛らしいが穿つ度に自然と声が漏れる姿も素敵だ。

タジオは持ち前の豹変を生かしハイドラの心も貫いていく。
「そろそろ反省はしましたか?でないと一生ですよ…?」
「んっ」
ベッドの上では何故こうも性格が違うのかとハイドラは疑問を抱かずには居られなかった。
それを性交中に考えようとしたのがいけなかったのだ。
「何考えてるんですか?今貴方が集中すべき物はこれですよっ」
「っっっ!ごめ…はっんっ…あっ…あうっ…んっあぁ──」
激しさを増した抽挿に耐えられたのはごめんと謝った1回目だけで後ははしたなく声にならない声が漏れるだけだった。


こうして毎度攻め立てられては声が嗄れるまで抱き潰されを繰り返しハイドラは完全にに育て上げられた。






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