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147. 幸せは、幸せのままで (1) 発端
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庭園にひとり残された貴之は歩こうと一歩踏み出しては腕を組みベンチに座る、立ち上がってはまた座ると繰り返していた。
『お父さん』と呼ぼうとしたらしいみふゆと、どんな顔をして会えばいいのかと頭を悩ませていた。
みふゆが何かを言うたび『お父さん』と呼ばれるのではないかと期待をふくらませる自分が想像できる。
呼ばれたらもちろん嬉しい。呼ばれなければ気落ちする。
気落ちすれば、みふゆは敏感に悟って、『お父さんと呼べずに期待に答えられなかった』と悩んでしまうだろう。そんな思いはさせられない。
貴之は両手で膝をバシッと叩き、気合いをいれる真似事をした。
━━━━━普通にすりゃいいのさ。普通に。
自分に言い聞かせ、意を決してベンチから立ち上がった。
そして、すぐに座ってまた頭を抱え込んだ。
みふゆと胡蝶は、リハビリテーション科の医師・森永とリハビリの内容と予定についての説明を聞き、明日からのスケジュールを組んだ。
リハビリの専門医・森永は、黒淵メガネをかけた痩せ型の、朗らかな雰囲気で、みふゆは安心した。
念願の歩く練習に、みふゆの胸もワクワクと高まった。
歩けるようになったらしたいことがたくさんある。
真っ先に家に帰って仏壇の掃除と片付けをしたい。それから惣領のお屋敷に引っ越しをさせる。
貴之に頼めばすぐにでもなんとかしてくれるのはわかっているが、母親がみふゆと紗重のために買った、長年住んできた思い出のつまった家だ。全部自分でしたい。心の整理も兼ねているのだ。
もしも、もしも歩けないままなのだとしたら、その時は貴之に頼もうと、みふゆは考えていた。
森永との話し合いが終わると、胡蝶はみふゆを喫茶室に連れていった。
三階の喫茶室も一階のカフェほどではないが、なかなか広さがあり、山の木々が見えて心地好い空間だ。客席には病院スタッフらしい制服を着た数人と、病衣を着た患者がひとりと、まばらに席を埋めていた。
いつまでも庭をうろついているわけにもいかず、貴之は特別室のドアの前までは戻ってきていた。が、病室に入ろうとする気配はない。
腕をくんで頭をひねって悩んでいる。
特別室の常駐警備員も困り顔だ。
貴之はかれこれ15分もドア前に佇んでいるのだ。
警備員は、何やら悩んでいる様子の貴之に下手に声をかけることもできずに、平静を保ちながら内心困惑していた。警備員は特別室の関係者に対して簡単に声をかけることは許されていないのだ。質問の受け答え、あるいは緊急時のみだけだ。黙って職務を遂行するしかない。
エレベーターの警備員が貴之の様子を時折伺っている。ぜひとも代わってほしい。交代してくれと目線を送るが、首を横に振られてしまった。
腕を組み、うつむいて「うーん・・」と悩んでいる貴之が急に顔を上げ、いきなり「おい!」と警備員に声をかけた。
警備員がびっくりして「はい!なんでありますか!」と答えたが、貴之は「いや、そうだなぁ・・やっぱりなぁ・・」と、また悩みだした。
警備員は、どのような場合にも冷静な素早い対処・対応が求められる。・・が、目の前で何かに悩んでいる惣領貴之に対して、ふさわしい対応とはどういったものなのか。警備員も悩んでしまった。
貴之がそんな状態に陥っているとはつゆ知らず、みふゆはソフトクリームを堪能していた。予想以上に美味しかったのだ。しっかりとした抹茶の味が美味だ。胡蝶が分けてくれたバニラもコクがあり、抹茶と一緒に口にいれると、味がまろやかに変化して二倍の美味となった。
アイスだけでなく、コーンも美味しかった。胡蝶に聞くと、病院の売店に納めるクッキーや菓子類などを作っている自社工場があり、コーンもそこで作っていると教えてくれた。素朴な味に人気があり、コーンだけを売店で販売もしている。
━━━━━組長先生も一緒だったらよかったのに。明日のリハビリあとに一緒に・・
心のなかではこんなにもすんなりと呼べる『おとうさん』
専用エレベーターを降りると、警備員の男性が会釈してくれた。みふゆも会釈を返した。胡蝶が、
「会長は戻られたのかしら?」と警備員に聞いた。
「はい。20分ほど前に戻られましたが・・」
警備員が言葉を濁した。
「何かあったの?」
「その・・、病室の前でずっと佇んでおられまして・・」
エレベーターの警備員が病室にちらりと視線を移した。
みふゆと胡蝶は、病室の前で腕を組んで何やら悩んでいる様子の貴之を目にした。
「珍しいわね。悩み事かしら?ずっとああなの?」
「はい。戻っていらしてからずっと」
胡蝶と警備員の会話がみふゆの耳をかすめた。
みふゆは抱っこしているひよこを胡蝶に預けた。車椅子を自分で動かし貴之の元へと進め、
「お父さん」
と、貴之を呼んだ。最初の一歩は勢いが大事だ。
腕を組み、うつむいて頭をひねっていた貴之がゆっくりとみふゆに顔を向けた。
視線がぶつかった。
貴之は目を大きく見開いて、警備員の肩をがっしりと掴んだ。警備員が驚きのあまり固まってしまった。
「おい、・・いま、なんて聞こえた・・?」
「う、は、はい、『お父さん』と・・」
「・・・やっぱりそう聞こえたか・・?」
「か、か、確実に!お嬢様は会長を『お父さん』とお呼びになりました!」
みふゆが貴之に近づいてくる。
「お父さん、どうしたんですか?」
みふゆが貴之の前までやってきた。
『お父さん』
貴之の耳にしっかりと届いた『お父さん』
「は・・・、はははははっ!!おい!聞いたか!?」
「は、はい!」
貴之は警備員の肩を揺さぶった。警備員の体が大きく揺れる。
「胡蝶!そっちのお前も!聞いたか!!」
貴之は胡蝶とエレベーターの警備員にも改めて確認をとった。
警備員は「はい!聞きました!」と実直に答え、胡蝶は「聞きましたわよ」と笑っていた。
「みふゆ!もう一回言ってくれ!」
貴之がしゃがんでみふゆの瞳を覗きこむ。
「・・お、おとう・・さん・・?」
こんなに喜ぶとは思わなかったみふゆは照れくさい。戸惑いが言葉にこもった。
三度めの『お父さん』に、貴之は車椅子のみふゆを抱え上げた。
みふゆの「ぅわあ!」という叫びは貴之の耳には入らなかった。
大喜びの貴之に、胡蝶も自然と頬が緩んだ。
みふゆを抱き掲げる貴之に、若い日の貴之がだぶる。
━━━既視感・・?いいえ、あれは実際の光景・・
胡蝶の記憶が呼び起こされる。
遠い遠い日の記憶。
貴之と弥生の結婚式。
貴之はウェディングドレスを着た弥生を空高く抱き上げた。
青い空がきれいな、晴れた良い日だった。
あの日と同じ、貴之は満面の笑みだ。
父親になれた貴之の姿は、得ることの叶わなかった喜びに溢れていた。
庭園にひとり残された貴之は歩こうと一歩踏み出しては腕を組みベンチに座る、立ち上がってはまた座ると繰り返していた。
『お父さん』と呼ぼうとしたらしいみふゆと、どんな顔をして会えばいいのかと頭を悩ませていた。
みふゆが何かを言うたび『お父さん』と呼ばれるのではないかと期待をふくらませる自分が想像できる。
呼ばれたらもちろん嬉しい。呼ばれなければ気落ちする。
気落ちすれば、みふゆは敏感に悟って、『お父さんと呼べずに期待に答えられなかった』と悩んでしまうだろう。そんな思いはさせられない。
貴之は両手で膝をバシッと叩き、気合いをいれる真似事をした。
━━━━━普通にすりゃいいのさ。普通に。
自分に言い聞かせ、意を決してベンチから立ち上がった。
そして、すぐに座ってまた頭を抱え込んだ。
みふゆと胡蝶は、リハビリテーション科の医師・森永とリハビリの内容と予定についての説明を聞き、明日からのスケジュールを組んだ。
リハビリの専門医・森永は、黒淵メガネをかけた痩せ型の、朗らかな雰囲気で、みふゆは安心した。
念願の歩く練習に、みふゆの胸もワクワクと高まった。
歩けるようになったらしたいことがたくさんある。
真っ先に家に帰って仏壇の掃除と片付けをしたい。それから惣領のお屋敷に引っ越しをさせる。
貴之に頼めばすぐにでもなんとかしてくれるのはわかっているが、母親がみふゆと紗重のために買った、長年住んできた思い出のつまった家だ。全部自分でしたい。心の整理も兼ねているのだ。
もしも、もしも歩けないままなのだとしたら、その時は貴之に頼もうと、みふゆは考えていた。
森永との話し合いが終わると、胡蝶はみふゆを喫茶室に連れていった。
三階の喫茶室も一階のカフェほどではないが、なかなか広さがあり、山の木々が見えて心地好い空間だ。客席には病院スタッフらしい制服を着た数人と、病衣を着た患者がひとりと、まばらに席を埋めていた。
いつまでも庭をうろついているわけにもいかず、貴之は特別室のドアの前までは戻ってきていた。が、病室に入ろうとする気配はない。
腕をくんで頭をひねって悩んでいる。
特別室の常駐警備員も困り顔だ。
貴之はかれこれ15分もドア前に佇んでいるのだ。
警備員は、何やら悩んでいる様子の貴之に下手に声をかけることもできずに、平静を保ちながら内心困惑していた。警備員は特別室の関係者に対して簡単に声をかけることは許されていないのだ。質問の受け答え、あるいは緊急時のみだけだ。黙って職務を遂行するしかない。
エレベーターの警備員が貴之の様子を時折伺っている。ぜひとも代わってほしい。交代してくれと目線を送るが、首を横に振られてしまった。
腕を組み、うつむいて「うーん・・」と悩んでいる貴之が急に顔を上げ、いきなり「おい!」と警備員に声をかけた。
警備員がびっくりして「はい!なんでありますか!」と答えたが、貴之は「いや、そうだなぁ・・やっぱりなぁ・・」と、また悩みだした。
警備員は、どのような場合にも冷静な素早い対処・対応が求められる。・・が、目の前で何かに悩んでいる惣領貴之に対して、ふさわしい対応とはどういったものなのか。警備員も悩んでしまった。
貴之がそんな状態に陥っているとはつゆ知らず、みふゆはソフトクリームを堪能していた。予想以上に美味しかったのだ。しっかりとした抹茶の味が美味だ。胡蝶が分けてくれたバニラもコクがあり、抹茶と一緒に口にいれると、味がまろやかに変化して二倍の美味となった。
アイスだけでなく、コーンも美味しかった。胡蝶に聞くと、病院の売店に納めるクッキーや菓子類などを作っている自社工場があり、コーンもそこで作っていると教えてくれた。素朴な味に人気があり、コーンだけを売店で販売もしている。
━━━━━組長先生も一緒だったらよかったのに。明日のリハビリあとに一緒に・・
心のなかではこんなにもすんなりと呼べる『おとうさん』
専用エレベーターを降りると、警備員の男性が会釈してくれた。みふゆも会釈を返した。胡蝶が、
「会長は戻られたのかしら?」と警備員に聞いた。
「はい。20分ほど前に戻られましたが・・」
警備員が言葉を濁した。
「何かあったの?」
「その・・、病室の前でずっと佇んでおられまして・・」
エレベーターの警備員が病室にちらりと視線を移した。
みふゆと胡蝶は、病室の前で腕を組んで何やら悩んでいる様子の貴之を目にした。
「珍しいわね。悩み事かしら?ずっとああなの?」
「はい。戻っていらしてからずっと」
胡蝶と警備員の会話がみふゆの耳をかすめた。
みふゆは抱っこしているひよこを胡蝶に預けた。車椅子を自分で動かし貴之の元へと進め、
「お父さん」
と、貴之を呼んだ。最初の一歩は勢いが大事だ。
腕を組み、うつむいて頭をひねっていた貴之がゆっくりとみふゆに顔を向けた。
視線がぶつかった。
貴之は目を大きく見開いて、警備員の肩をがっしりと掴んだ。警備員が驚きのあまり固まってしまった。
「おい、・・いま、なんて聞こえた・・?」
「う、は、はい、『お父さん』と・・」
「・・・やっぱりそう聞こえたか・・?」
「か、か、確実に!お嬢様は会長を『お父さん』とお呼びになりました!」
みふゆが貴之に近づいてくる。
「お父さん、どうしたんですか?」
みふゆが貴之の前までやってきた。
『お父さん』
貴之の耳にしっかりと届いた『お父さん』
「は・・・、はははははっ!!おい!聞いたか!?」
「は、はい!」
貴之は警備員の肩を揺さぶった。警備員の体が大きく揺れる。
「胡蝶!そっちのお前も!聞いたか!!」
貴之は胡蝶とエレベーターの警備員にも改めて確認をとった。
警備員は「はい!聞きました!」と実直に答え、胡蝶は「聞きましたわよ」と笑っていた。
「みふゆ!もう一回言ってくれ!」
貴之がしゃがんでみふゆの瞳を覗きこむ。
「・・お、おとう・・さん・・?」
こんなに喜ぶとは思わなかったみふゆは照れくさい。戸惑いが言葉にこもった。
三度めの『お父さん』に、貴之は車椅子のみふゆを抱え上げた。
みふゆの「ぅわあ!」という叫びは貴之の耳には入らなかった。
大喜びの貴之に、胡蝶も自然と頬が緩んだ。
みふゆを抱き掲げる貴之に、若い日の貴之がだぶる。
━━━既視感・・?いいえ、あれは実際の光景・・
胡蝶の記憶が呼び起こされる。
遠い遠い日の記憶。
貴之と弥生の結婚式。
貴之はウェディングドレスを着た弥生を空高く抱き上げた。
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