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願いと幸せ
愛される者(3)
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セレン・リリスは、幸せだった。
ウィルネス・ローザ様との婚約は親同士が決めたが、
共に時間を過ごすうちに惹かれ愛してしまった。
ウィル様も私を愛してくれている。
愛する人に愛される幸せを身体全てで受けいれ、噛みしめていた。
天使様が降りてきたのは、妻としての勤めを果たしたいと願いが強くなった頃だった。
「愛する人と幸せになりたいですか?」
夢の中で聞かれた問いに、迷わず肯定した。
それからは、眠るとリーシャ様と過ごし学びの時間が始まる。
夢であったことは現実に影響はしないが、乙女の証には触れられていない。
蕩けるような口づけも、蜜口への愛撫も日ごとに強くなっていく。
一糸も纏わない私を包む光は、全身を快楽へと導く。
「セレン…、今日もしますか?
愛しい人だと思ってください。
上手く扱えるようになっていますから、安心してください」
「リーシャ様…ありがとうございます」
太く天を向く男性の証に指先を添えて、ウィル様のものだと思いながらゆっくりと上下に擦ってみる。
出てくる白い液には魔力が込められている貴重なものだ。
舌先で液を舐めながら手を動かせばさらに太くなる証に嬉しくなる。
全てはリーシャ様の教えだった。
男性と女性の証は、排泄するだけではないものだと教えてくれた。
男性の証は、女の証がある股の奥に入れて子を宿すこともできると教えてくれた。
避妊魔法がなければ、魔力を注ぐと同時に子種を注ぐことにもなると告げられた。
知らなかった。
時折、王宮の従者が同じように愛撫をされている現場に通りがかり居合わせたことはある。
証同士を交わらせて子作りをする者もいた。
幼い男女が魔力を得るために大人の真似事で行っていることもあり、驚いた。
しかし、彼らは魔力を交わし力を高め合うだけだと言っていた。
魔力合わせと呼ばれている子作り行為を、
幼い子は気持ちの良い排泄行為だと言っていた。
大人ですら、交わせば稀に子を宿す魔力を得る方法程度にしか思っていない。
孕んだ命は生まれても生まれなくても辛そうだと思った。
新たな魔力として母体のものにした後に消えるか、生まれてすぐに魔力石に変わるか。
どちらも魔力を得るための手段でしかない。
人の子供として成長するのは、何か目的を持たされた命だけ。
どの道を歩んでも、生まれた命を慈しむ心や無償の愛など存在しない。
認識の違いがある現実の事情を知ったときは驚いた。
溢れてきた液をのみこむと、リーシャ様は口を離すように合図した。
熱く疼く体を抑えながら指示に従う。
「…ありがとうございました」
「本当なら、女の証で飲み込むのが一番魔力を得られますが。
…僕は遠慮します。
いつか、愛しい人にたっぷりと注いでもらってください」
いつか。
聖女の役目を終えるには勇者が封印を終えなければいけない。
いつと期日が分からない事柄に、少しだけため息が出る。
「はい」
「時には我慢も良いですよ。
待っていたものが与えられる瞬間の快楽も深いです」
「そう…ですね」
少しだけ考える。
ウィル様が私を焦らして激しく求めてくれる様を。
…良い、かもしれない。
早くほしい。
じくじくと疼く身体は熱く、期待で走る心臓を抑える。
「はい。セレンの憂いが少しでも晴れればいいですね。
さて、いつのもように腰を突き出してください。
股からこぼしている魔力を頂きます」
「はい」
いつものようにベッドにうつぶせ、腰を高く上げて足を広げる。
すると、女の証からこぼれる魔力が含まれる蜜をリーシャ様が飲む。
契約で決められた行いだが、最近は快楽を得るようになってしまった。
これがウィル様なら、もっといいのに。
「…ん、今日も美味しい。セレン、もっとください」
「あっ、は、ぃ…っ、まだ、あります、からぁ…っぁあ!!」
奥から止まることなく溢れ続ける魔力は、リーシャ様にのまれていく。
「愛しい人にも同じことをねだれば、もっと気持ちいいです」
「ぁ…っ、だ、め…っ、それ、はぁああああっ!!」
考えるだけで達してしまった。。
熱い口づけをくださるウィル様の舌が私の魔力を舐める瞬間を。
捧げたい。
私の魔力とウィル様の魔力が全てで交わる悦びを感じたい。
ウィル様の全てがほしい。
成人までは願いが叶うことはない。
起きているときは全てをウィル様のために使い、
眠ってもウィル様のお役に立てるように励む。
ウィルネス・ローザ様との婚約は親同士が決めたが、
共に時間を過ごすうちに惹かれ愛してしまった。
ウィル様も私を愛してくれている。
愛する人に愛される幸せを身体全てで受けいれ、噛みしめていた。
天使様が降りてきたのは、妻としての勤めを果たしたいと願いが強くなった頃だった。
「愛する人と幸せになりたいですか?」
夢の中で聞かれた問いに、迷わず肯定した。
それからは、眠るとリーシャ様と過ごし学びの時間が始まる。
夢であったことは現実に影響はしないが、乙女の証には触れられていない。
蕩けるような口づけも、蜜口への愛撫も日ごとに強くなっていく。
一糸も纏わない私を包む光は、全身を快楽へと導く。
「セレン…、今日もしますか?
愛しい人だと思ってください。
上手く扱えるようになっていますから、安心してください」
「リーシャ様…ありがとうございます」
太く天を向く男性の証に指先を添えて、ウィル様のものだと思いながらゆっくりと上下に擦ってみる。
出てくる白い液には魔力が込められている貴重なものだ。
舌先で液を舐めながら手を動かせばさらに太くなる証に嬉しくなる。
全てはリーシャ様の教えだった。
男性と女性の証は、排泄するだけではないものだと教えてくれた。
男性の証は、女の証がある股の奥に入れて子を宿すこともできると教えてくれた。
避妊魔法がなければ、魔力を注ぐと同時に子種を注ぐことにもなると告げられた。
知らなかった。
時折、王宮の従者が同じように愛撫をされている現場に通りがかり居合わせたことはある。
証同士を交わらせて子作りをする者もいた。
幼い男女が魔力を得るために大人の真似事で行っていることもあり、驚いた。
しかし、彼らは魔力を交わし力を高め合うだけだと言っていた。
魔力合わせと呼ばれている子作り行為を、
幼い子は気持ちの良い排泄行為だと言っていた。
大人ですら、交わせば稀に子を宿す魔力を得る方法程度にしか思っていない。
孕んだ命は生まれても生まれなくても辛そうだと思った。
新たな魔力として母体のものにした後に消えるか、生まれてすぐに魔力石に変わるか。
どちらも魔力を得るための手段でしかない。
人の子供として成長するのは、何か目的を持たされた命だけ。
どの道を歩んでも、生まれた命を慈しむ心や無償の愛など存在しない。
認識の違いがある現実の事情を知ったときは驚いた。
溢れてきた液をのみこむと、リーシャ様は口を離すように合図した。
熱く疼く体を抑えながら指示に従う。
「…ありがとうございました」
「本当なら、女の証で飲み込むのが一番魔力を得られますが。
…僕は遠慮します。
いつか、愛しい人にたっぷりと注いでもらってください」
いつか。
聖女の役目を終えるには勇者が封印を終えなければいけない。
いつと期日が分からない事柄に、少しだけため息が出る。
「はい」
「時には我慢も良いですよ。
待っていたものが与えられる瞬間の快楽も深いです」
「そう…ですね」
少しだけ考える。
ウィル様が私を焦らして激しく求めてくれる様を。
…良い、かもしれない。
早くほしい。
じくじくと疼く身体は熱く、期待で走る心臓を抑える。
「はい。セレンの憂いが少しでも晴れればいいですね。
さて、いつのもように腰を突き出してください。
股からこぼしている魔力を頂きます」
「はい」
いつものようにベッドにうつぶせ、腰を高く上げて足を広げる。
すると、女の証からこぼれる魔力が含まれる蜜をリーシャ様が飲む。
契約で決められた行いだが、最近は快楽を得るようになってしまった。
これがウィル様なら、もっといいのに。
「…ん、今日も美味しい。セレン、もっとください」
「あっ、は、ぃ…っ、まだ、あります、からぁ…っぁあ!!」
奥から止まることなく溢れ続ける魔力は、リーシャ様にのまれていく。
「愛しい人にも同じことをねだれば、もっと気持ちいいです」
「ぁ…っ、だ、め…っ、それ、はぁああああっ!!」
考えるだけで達してしまった。。
熱い口づけをくださるウィル様の舌が私の魔力を舐める瞬間を。
捧げたい。
私の魔力とウィル様の魔力が全てで交わる悦びを感じたい。
ウィル様の全てがほしい。
成人までは願いが叶うことはない。
起きているときは全てをウィル様のために使い、
眠ってもウィル様のお役に立てるように励む。
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