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ガタガタガタッ!クローゼットが激しく揺すられて女の幽霊が出てくると・・・
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ガタガタガタガタッ
夜中になると、クローゼットを揺するような音がしてくる。
目を開けて見ると、ドアが小刻みに動いているのがわかる。
「なに?なにがいるの!?」
全身が金縛りになっている私は、目だけをそちらに向けて見ている状態。
「ああ、開かないで!お願い」
そう言う私の期待を裏切るかのように、クローゼットがスーッとひとりでに開いてしまった。
「だめ!出ないで!出てこないでよ!」
しかし、中から白装束を着た女性の幽霊が出て来てしまった。
恨めしい表情で、ズルッツ、ズルッと着物の裾を引きずりながら。
そして、私の寝ている横に立つと、カッと口を開いて「お前を不幸にしてやる・・・」と言ってくる。
私がなにをしたって言うのよ!
その次の日。
私は会社でミスの連続。「クビだクビ!」と仕事を失ってしまった。
家では風呂場で滑って転ぶは、階段から落ちるはで散々。
でも、おかしいのは、誰かにいつも押されて転ぶ、落ちるの。
そして、悪いことが起きた後、必ずあのクローゼットから女性の幽霊が出て来て、私を冷ややかな目つきで見てきて「どうだ?嬉しいか?嬉しいか?」と聞いてくるのが恐怖。
なにが楽しいのかよくわからない私に、女性の幽霊は「もっと、もっと苦しむがいい」と言ってくるのだった。
「どうしたらいいでしょうか?」と、霊能者に相談してみたら、「それね、あなたを妬む自縛霊だ」と教えてきた。
「クローゼットにこれを置きなさい」と三角形の塩の塊を3つくれた。
言われた通りに塩の塊を置いたその夜。
クローゼットがガタガタガタッと激しく揺さぶられる音がしてきたかと思うと、「ひゃあああ、開かない!開かないわ!」と泣き叫ぶような声がしてくる。
「開けなさいよお!呪ってやる!」
そう叫んだ幽霊の声は消え去り、静かになった。
次の朝、恐る恐るクローゼットを開けると、私のものではない、人の歯や髪の毛が落ちていた。
どうも、ここは事故物件だったようだ。
御祓いをした後、あの幽霊は出てきてはいない。
夜中になると、クローゼットを揺するような音がしてくる。
目を開けて見ると、ドアが小刻みに動いているのがわかる。
「なに?なにがいるの!?」
全身が金縛りになっている私は、目だけをそちらに向けて見ている状態。
「ああ、開かないで!お願い」
そう言う私の期待を裏切るかのように、クローゼットがスーッとひとりでに開いてしまった。
「だめ!出ないで!出てこないでよ!」
しかし、中から白装束を着た女性の幽霊が出て来てしまった。
恨めしい表情で、ズルッツ、ズルッと着物の裾を引きずりながら。
そして、私の寝ている横に立つと、カッと口を開いて「お前を不幸にしてやる・・・」と言ってくる。
私がなにをしたって言うのよ!
その次の日。
私は会社でミスの連続。「クビだクビ!」と仕事を失ってしまった。
家では風呂場で滑って転ぶは、階段から落ちるはで散々。
でも、おかしいのは、誰かにいつも押されて転ぶ、落ちるの。
そして、悪いことが起きた後、必ずあのクローゼットから女性の幽霊が出て来て、私を冷ややかな目つきで見てきて「どうだ?嬉しいか?嬉しいか?」と聞いてくるのが恐怖。
なにが楽しいのかよくわからない私に、女性の幽霊は「もっと、もっと苦しむがいい」と言ってくるのだった。
「どうしたらいいでしょうか?」と、霊能者に相談してみたら、「それね、あなたを妬む自縛霊だ」と教えてきた。
「クローゼットにこれを置きなさい」と三角形の塩の塊を3つくれた。
言われた通りに塩の塊を置いたその夜。
クローゼットがガタガタガタッと激しく揺さぶられる音がしてきたかと思うと、「ひゃあああ、開かない!開かないわ!」と泣き叫ぶような声がしてくる。
「開けなさいよお!呪ってやる!」
そう叫んだ幽霊の声は消え去り、静かになった。
次の朝、恐る恐るクローゼットを開けると、私のものではない、人の歯や髪の毛が落ちていた。
どうも、ここは事故物件だったようだ。
御祓いをした後、あの幽霊は出てきてはいない。
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