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第17話 星の宝珠とムカデ型モンスター
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「うーん、この道の先にヤバいのがいますね」
入り組んだ迷宮の分岐で、俺は死の気配がするルートを避けるべく意識を集中する。
「また? 今日はやけに多くない?」
「だんだんと奥に入ってきているからじゃないですかね? つまり、この先に出てくるモンスターは俺では倒せないのがほとんどなのかも?」
先日に比べてモンスターとの遭遇が少ない。少し進んでは死の危険が迫っているので引き返したり、窪みに隠れてモンスターが通り過ぎるのをやり過ごしたりする。
その際に見たモンスターは巨大だったり、鋭い牙を持っていたりしていて、逆立ちしても俺には倒せそうになかった。
オリヴィアも口では平気なふりをしているが、モンスターが通り過ぎている間は俺の腕を抱えて抱き着き怯えていた。
「せっかく最高の武器と防具を持たせているのに……。まあ、無駄な戦闘をしなくても良いのはあなたの能力の良いところね」
じと目で見られたかと思えば、褒められる。何気にオリヴィアからそのように言われるのは初めてではなかろうか?
「でも、戦闘をしないで移動に費やした分、結構進んでいる気がしますね。この調子なら昨日よりも全然……」
話をしながら進んでいたところ、歩く感触に変化があった。歩き辛かった地面がなだらかになっていたのだ。
「えっ? ここって……?」
これまでと違うひらけた大きな部屋がある。
「もしかして、迷宮を抜けたの?」
追い付いたオリヴィアも周囲をキョロキョロと見渡している。
「もしかするとここがゴールでしょうかね?」
ローウェル陣営もアマンダ陣営もまだ到着していない。
あの死の気配が【強力なモンスター】の存在を知らせるものだったと考えると、迷宮の奥には危険なモンスターが大量に放たれていたことになる。
俺たちは危険察知能力のお蔭で戦闘を避けてこられたが、彼らは正面からぶつかっているに違いない。
ローウェルやアマンダが戦闘に手間取っている間に追い抜いてしまったのではないだろうか?
「これで、今日はベッドで眠れるわね」
疲れていたのか、オリヴィアがホッと息を吐いた。その顔はどこか嬉しそうだ。
「ひとまず【星の宝珠】を探してみましょう。ここがゴールならどこかにあるはずです」
俺たちは、手分けをすると試練をクリアするためのアイテムを探し始めた。
「あったわ、こっちよ」
オリヴィアの声がして俺はそちらへと向かう。合流してみると、そこには野球ボールほどの大きさの宝珠が置かれていた。
「これが【星の宝珠】ですか?」
「知らないわよ。でも、こんな場所にあるのならそうじゃないの?」
近衛騎士団長のガリオンも「見ればわかる」ようなことをほのめかしていた。他にめぼしいものがない以上これがそうなのだろう。
「こんな迷宮に一秒でもいたくないわ! 私は屋敷に帰らせてもらうから」
よほど耐えかねていたのか、オリヴィアは宝珠へと手を伸ばす。これを取れば第一の試練はクリアとなり、彼女が王選を一歩リードすることになる。
俺は息を吐き、気を緩めて彼女を見ていると……。
「危ないっ!」
次の瞬、間背筋に寒気が走った。
「きゃっ!」
宝珠に触れようとしている彼女を抱き寄せる。背後に嫌な気配を感じ、その場から飛んだ。
「ぐっ……」
背中に痛みが走る。
「な、何をするのよ……えっ?」
オリヴィアの惚けた声が聞こえた。
「……そう簡単にはいかないってことか」
振り返ると、そこには巨大なムカデのようなモンスターが現れており、身体を巻いて宝珠を守っていた。
「まさか、召喚されたの?」
さきほどまでその場に存在しなかったムカデのモンスターを見て、オリヴィアは驚愕の表情を浮かべた。
『ギギギギ……』
ムカデの触角が動き、アゴから牙が見える。双眼が目まぐるしく動き、周囲を警戒したかと思えば、その視線が俺とオリヴィアに固定される。
どうやらこちらを獲物と認識してしまったようだ。
「そうだ! あなた! 大丈夫だった!?」
オリヴィアがハッとすると俺を心配そうに見つめる。俺は顔をしかめる。
「す、すみません。避けきれなかったみたいです」
背中がズキズキと痛む。恐らくムカデの脚が掠めたのだろう。
「見せてっ!」
指示に従い、俺がムカデの正面を向き牽制すると、オリヴィアが背中を確認した。
「酷い……怪我しているところが紫に変色している。もしかして毒が入っているかも、解毒剤は?」
「一応買ってあります」
治療道具は万が一を考えて用意してある。だが……。
「それを飲んでいる暇はなさそうですけどね」
目の前のムカデがその時間を待ってくれるとは思えない。
毒を受けている告げられ、改めて背中の痛みを意識してしまい嫌な汗が流れ始める。
「私を庇ったせいで怪我をしたのよね? どうして? 放っておけば良かったのに……」
これまで見せたことのない泣きそうな顔をしている。
俺のことを心配しているのがわかると不思議と笑みが浮かんだ。
「姫様が傷つかなくてよかった。放っておくなんて考えもしませんでしたよ」
気が付けば咄嗟に身体が動いていたのだ。
それに、今回の件は俺のミスでもある。
ここまで自分の危険察知能力に助けられてきたせいで油断していたらしい。
既にその先に原因がある場合の危険は察知できるようだが、召喚前で発生していない原因については察知できないということらしい。
「とにかく、貴女だけは何が何でも守ってみせます」
俺は覚悟を決めると魔法剣を抜いた。
「ちょ、ちょっと……そんな状態で戦うなんて……」
オリヴィアの戸惑った声が聞こえる。
「でも、あいつを倒さないと【星の宝珠】は手に入りません。せっかくここまで来たのだから他に奪われるのは癪でしょう?」
宝珠を守るように身体を伸ばしているのだ。搔い潜って奪取するのは不可能に近い。
「姫様はそこで見ていてください。自分の失態は取り返しますから」
俺はそう言うと、ムカデに向かって突撃した。
「このっ、くそっ!」
一進一退の攻防を続ける。
ムカデは頭を伸ばし、俺を攻撃しようとするが、俺はそれを牽制するように剣を振る。
何本か、毒を持っている脚を切り落とすことに成功しているが、事態はそれほど有利に進んでいなかった。
「はぁはぁ、く、くそっ!」
動き回っている間に息が切れ、目がかすみ始める。毒が回り始めているのか身体が動かなくなってくる。
数分か、数十分か。既に時間の感覚がなくなりつつあるのだが、色んな角度から迫ってくるムカデの攻撃を俺はギリギリで避け、あるいは反撃をして切り抜けていた。
相手の攻撃の気配、軌道を察知し回避している。
もしかすると土壇場でコツをつかんだのだろうか? 嫌な気配を感じる方に意識を向けると攻撃が来るのがわかった。
確実に相手の攻撃手段を削いでおり、このままいけば倒せるのではないかと甘い考えがよぎった瞬間……。
「なん……だ?」
身体の自由が利かなくなり、膝から力が抜け崩れ落ちる。
気が付けば視界には地面が広がっており、頭上からムカデがアゴを鳴らす不愉快な音が聞こえてくる。
「ス、スズキ!?」
オリヴィアの泣きそうな声が耳へと届いた。
こんな時だというのに口の端が緩む。そう言えば初めて名前を呼ばれた気がしたが、ちゃんと俺の名を知っていたことに驚く。
ムカデのアゴが迫る。危険察知による死の痛みが全身を駆け巡っているのかについては毒で痺れているため判断がつかない。
「さ、させないんだからあああああああああ!」
俺が最後に見たのは白い光だった。
入り組んだ迷宮の分岐で、俺は死の気配がするルートを避けるべく意識を集中する。
「また? 今日はやけに多くない?」
「だんだんと奥に入ってきているからじゃないですかね? つまり、この先に出てくるモンスターは俺では倒せないのがほとんどなのかも?」
先日に比べてモンスターとの遭遇が少ない。少し進んでは死の危険が迫っているので引き返したり、窪みに隠れてモンスターが通り過ぎるのをやり過ごしたりする。
その際に見たモンスターは巨大だったり、鋭い牙を持っていたりしていて、逆立ちしても俺には倒せそうになかった。
オリヴィアも口では平気なふりをしているが、モンスターが通り過ぎている間は俺の腕を抱えて抱き着き怯えていた。
「せっかく最高の武器と防具を持たせているのに……。まあ、無駄な戦闘をしなくても良いのはあなたの能力の良いところね」
じと目で見られたかと思えば、褒められる。何気にオリヴィアからそのように言われるのは初めてではなかろうか?
「でも、戦闘をしないで移動に費やした分、結構進んでいる気がしますね。この調子なら昨日よりも全然……」
話をしながら進んでいたところ、歩く感触に変化があった。歩き辛かった地面がなだらかになっていたのだ。
「えっ? ここって……?」
これまでと違うひらけた大きな部屋がある。
「もしかして、迷宮を抜けたの?」
追い付いたオリヴィアも周囲をキョロキョロと見渡している。
「もしかするとここがゴールでしょうかね?」
ローウェル陣営もアマンダ陣営もまだ到着していない。
あの死の気配が【強力なモンスター】の存在を知らせるものだったと考えると、迷宮の奥には危険なモンスターが大量に放たれていたことになる。
俺たちは危険察知能力のお蔭で戦闘を避けてこられたが、彼らは正面からぶつかっているに違いない。
ローウェルやアマンダが戦闘に手間取っている間に追い抜いてしまったのではないだろうか?
「これで、今日はベッドで眠れるわね」
疲れていたのか、オリヴィアがホッと息を吐いた。その顔はどこか嬉しそうだ。
「ひとまず【星の宝珠】を探してみましょう。ここがゴールならどこかにあるはずです」
俺たちは、手分けをすると試練をクリアするためのアイテムを探し始めた。
「あったわ、こっちよ」
オリヴィアの声がして俺はそちらへと向かう。合流してみると、そこには野球ボールほどの大きさの宝珠が置かれていた。
「これが【星の宝珠】ですか?」
「知らないわよ。でも、こんな場所にあるのならそうじゃないの?」
近衛騎士団長のガリオンも「見ればわかる」ようなことをほのめかしていた。他にめぼしいものがない以上これがそうなのだろう。
「こんな迷宮に一秒でもいたくないわ! 私は屋敷に帰らせてもらうから」
よほど耐えかねていたのか、オリヴィアは宝珠へと手を伸ばす。これを取れば第一の試練はクリアとなり、彼女が王選を一歩リードすることになる。
俺は息を吐き、気を緩めて彼女を見ていると……。
「危ないっ!」
次の瞬、間背筋に寒気が走った。
「きゃっ!」
宝珠に触れようとしている彼女を抱き寄せる。背後に嫌な気配を感じ、その場から飛んだ。
「ぐっ……」
背中に痛みが走る。
「な、何をするのよ……えっ?」
オリヴィアの惚けた声が聞こえた。
「……そう簡単にはいかないってことか」
振り返ると、そこには巨大なムカデのようなモンスターが現れており、身体を巻いて宝珠を守っていた。
「まさか、召喚されたの?」
さきほどまでその場に存在しなかったムカデのモンスターを見て、オリヴィアは驚愕の表情を浮かべた。
『ギギギギ……』
ムカデの触角が動き、アゴから牙が見える。双眼が目まぐるしく動き、周囲を警戒したかと思えば、その視線が俺とオリヴィアに固定される。
どうやらこちらを獲物と認識してしまったようだ。
「そうだ! あなた! 大丈夫だった!?」
オリヴィアがハッとすると俺を心配そうに見つめる。俺は顔をしかめる。
「す、すみません。避けきれなかったみたいです」
背中がズキズキと痛む。恐らくムカデの脚が掠めたのだろう。
「見せてっ!」
指示に従い、俺がムカデの正面を向き牽制すると、オリヴィアが背中を確認した。
「酷い……怪我しているところが紫に変色している。もしかして毒が入っているかも、解毒剤は?」
「一応買ってあります」
治療道具は万が一を考えて用意してある。だが……。
「それを飲んでいる暇はなさそうですけどね」
目の前のムカデがその時間を待ってくれるとは思えない。
毒を受けている告げられ、改めて背中の痛みを意識してしまい嫌な汗が流れ始める。
「私を庇ったせいで怪我をしたのよね? どうして? 放っておけば良かったのに……」
これまで見せたことのない泣きそうな顔をしている。
俺のことを心配しているのがわかると不思議と笑みが浮かんだ。
「姫様が傷つかなくてよかった。放っておくなんて考えもしませんでしたよ」
気が付けば咄嗟に身体が動いていたのだ。
それに、今回の件は俺のミスでもある。
ここまで自分の危険察知能力に助けられてきたせいで油断していたらしい。
既にその先に原因がある場合の危険は察知できるようだが、召喚前で発生していない原因については察知できないということらしい。
「とにかく、貴女だけは何が何でも守ってみせます」
俺は覚悟を決めると魔法剣を抜いた。
「ちょ、ちょっと……そんな状態で戦うなんて……」
オリヴィアの戸惑った声が聞こえる。
「でも、あいつを倒さないと【星の宝珠】は手に入りません。せっかくここまで来たのだから他に奪われるのは癪でしょう?」
宝珠を守るように身体を伸ばしているのだ。搔い潜って奪取するのは不可能に近い。
「姫様はそこで見ていてください。自分の失態は取り返しますから」
俺はそう言うと、ムカデに向かって突撃した。
「このっ、くそっ!」
一進一退の攻防を続ける。
ムカデは頭を伸ばし、俺を攻撃しようとするが、俺はそれを牽制するように剣を振る。
何本か、毒を持っている脚を切り落とすことに成功しているが、事態はそれほど有利に進んでいなかった。
「はぁはぁ、く、くそっ!」
動き回っている間に息が切れ、目がかすみ始める。毒が回り始めているのか身体が動かなくなってくる。
数分か、数十分か。既に時間の感覚がなくなりつつあるのだが、色んな角度から迫ってくるムカデの攻撃を俺はギリギリで避け、あるいは反撃をして切り抜けていた。
相手の攻撃の気配、軌道を察知し回避している。
もしかすると土壇場でコツをつかんだのだろうか? 嫌な気配を感じる方に意識を向けると攻撃が来るのがわかった。
確実に相手の攻撃手段を削いでおり、このままいけば倒せるのではないかと甘い考えがよぎった瞬間……。
「なん……だ?」
身体の自由が利かなくなり、膝から力が抜け崩れ落ちる。
気が付けば視界には地面が広がっており、頭上からムカデがアゴを鳴らす不愉快な音が聞こえてくる。
「ス、スズキ!?」
オリヴィアの泣きそうな声が耳へと届いた。
こんな時だというのに口の端が緩む。そう言えば初めて名前を呼ばれた気がしたが、ちゃんと俺の名を知っていたことに驚く。
ムカデのアゴが迫る。危険察知による死の痛みが全身を駆け巡っているのかについては毒で痺れているため判断がつかない。
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