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第46話 情熱と衝動の果てに……!
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目の前ではベッドで仰向けに寝て、両手を広げ、瞳を潤ませるアリサの姿がある。
彼女は今しがた「貴方が欲しい」と俺に言ってきた。
先程まで情熱的な口づけを受けていたので頭が混乱しており、熱が冷めない。アリサの言葉の意味を理解しつつ、必死に理性でブレーキをかける。
俺は迷宮内での彼女の「勘違いしないでよね」発言を聞き流すつもりで、事実先程までは普通に振る舞っていた。
酔いつぶれたアリサを部屋まで運び、後は翌日に合えば元通りの関係になる。これまでとなんら変わらない動きにどこか安心していたのだが……。
ところが、アリサが行動を起こしたことによってすべてが台無しとなった。
本能に身を任せてフラフラと彼女へと近付く。
アリサが大層魅力的なのは出会った時から知っていたし、こうなりたいとも思っていた
誘惑に従い、彼女を抱いてしまおう。簡単な事、彼女から誘われているのだから断る必要はまったくないのだ。
だが、手が止まる。俺はあくまでエリクサーを使ってここまで強くなった。
彼女が求めている部分が俺の遺伝子、子供だった場合、この先に進むというのは将来不幸をのこすことになるからだ。
エリクサーを飲み、酒を解毒する。
「落ち着いて、話し合おう」
俺は両手を広げるとアリサを制する。俺との関係をこれ以上進めてしまうと、彼女の将来に傷がつくと考えたからだ。
「いやっ! 折角勇気をだしたのに、恥を掻かせないでっ!」
確かにごもっとも。アリサは本来このような過激なことをするような娘ではないし、ここまでさせたということは俺の対応が不味かったからに違いない。
「それでもだな……」
どうにか説得しようと口を開くのだが……。
「ミナト、煩い」
次の瞬間、視界が揺れる。アリサにベッドに引き倒され、彼女に馬乗りをされてしまった。
勿論、力なら俺の方が強いので跳ねのけられるが、ここで彼女を拒絶した場合、これまでのように話せなくなる可能性が高い。
それが俺の行動を遅らせた。
「そんな煩い口は、こ、こうしてやるんだから」
「むぐっ!」
再び唇が塞がれ、口内をアリサの舌に蹂躙される。彼女の手が動き、俺の腹筋や胸に指を這わせてくる。
「ぷあっ! ア、アリサッ、んぅ……」
息をする時だけ唇が離れる。彼女から絡められる舌と、指使いの気持ちよさに思考が段々定まらなくなってきた。
「あんたには言葉じゃ伝わらないってわかってるか、。行動で示すのよ」
首筋を舐められ身体を押し付けてくる。
薄い布越しに、アリサの温もりと胸の柔らかさが伝わってきた。
「お、おい……。流石に……」
これ以上はまずい。俺は手を動かし、彼女をどかそうとするのだが、アリサは俺の腕を掴むと自身の胸へと導き、耳元で囁く。
「もっと触ってちょうだい。ミナトに触れて欲しいの」
いつも俺のからかいに顔を赤くしていたアリサの姿はどこにもいない。俺が手を動かすと、アリサの口から堪えるような声が漏れた。
「あっ、悪い」
可愛らしい嬌声に興奮を覚えつつも、理性が復活するのだが、
「あんたの言葉は全部終わってから聞く。だから、今だけは私を見て欲しいの……」
そう言うとまたキスをしてくる。エリクサーの効果で酒の効果は抜けている。アリサの口に残っているアルコールのせいなのか、それとも魅力的なアリサにせまられているからなのか……。
「アリサ、俺、もう――」
アリサは俺の言葉に、頬を真っ赤にして恥ずかしそうに首を縦に振る。
すべての理性が吹き飛び、身体が勝手に動いた。俺は彼女を組み伏せ、彼女の身体の様々な部分に触れていく。
「……っ! ミナト!」
それから、俺たちはどちらともなくベッドの上で互いを求めあった。
彼女は今しがた「貴方が欲しい」と俺に言ってきた。
先程まで情熱的な口づけを受けていたので頭が混乱しており、熱が冷めない。アリサの言葉の意味を理解しつつ、必死に理性でブレーキをかける。
俺は迷宮内での彼女の「勘違いしないでよね」発言を聞き流すつもりで、事実先程までは普通に振る舞っていた。
酔いつぶれたアリサを部屋まで運び、後は翌日に合えば元通りの関係になる。これまでとなんら変わらない動きにどこか安心していたのだが……。
ところが、アリサが行動を起こしたことによってすべてが台無しとなった。
本能に身を任せてフラフラと彼女へと近付く。
アリサが大層魅力的なのは出会った時から知っていたし、こうなりたいとも思っていた
誘惑に従い、彼女を抱いてしまおう。簡単な事、彼女から誘われているのだから断る必要はまったくないのだ。
だが、手が止まる。俺はあくまでエリクサーを使ってここまで強くなった。
彼女が求めている部分が俺の遺伝子、子供だった場合、この先に進むというのは将来不幸をのこすことになるからだ。
エリクサーを飲み、酒を解毒する。
「落ち着いて、話し合おう」
俺は両手を広げるとアリサを制する。俺との関係をこれ以上進めてしまうと、彼女の将来に傷がつくと考えたからだ。
「いやっ! 折角勇気をだしたのに、恥を掻かせないでっ!」
確かにごもっとも。アリサは本来このような過激なことをするような娘ではないし、ここまでさせたということは俺の対応が不味かったからに違いない。
「それでもだな……」
どうにか説得しようと口を開くのだが……。
「ミナト、煩い」
次の瞬間、視界が揺れる。アリサにベッドに引き倒され、彼女に馬乗りをされてしまった。
勿論、力なら俺の方が強いので跳ねのけられるが、ここで彼女を拒絶した場合、これまでのように話せなくなる可能性が高い。
それが俺の行動を遅らせた。
「そんな煩い口は、こ、こうしてやるんだから」
「むぐっ!」
再び唇が塞がれ、口内をアリサの舌に蹂躙される。彼女の手が動き、俺の腹筋や胸に指を這わせてくる。
「ぷあっ! ア、アリサッ、んぅ……」
息をする時だけ唇が離れる。彼女から絡められる舌と、指使いの気持ちよさに思考が段々定まらなくなってきた。
「あんたには言葉じゃ伝わらないってわかってるか、。行動で示すのよ」
首筋を舐められ身体を押し付けてくる。
薄い布越しに、アリサの温もりと胸の柔らかさが伝わってきた。
「お、おい……。流石に……」
これ以上はまずい。俺は手を動かし、彼女をどかそうとするのだが、アリサは俺の腕を掴むと自身の胸へと導き、耳元で囁く。
「もっと触ってちょうだい。ミナトに触れて欲しいの」
いつも俺のからかいに顔を赤くしていたアリサの姿はどこにもいない。俺が手を動かすと、アリサの口から堪えるような声が漏れた。
「あっ、悪い」
可愛らしい嬌声に興奮を覚えつつも、理性が復活するのだが、
「あんたの言葉は全部終わってから聞く。だから、今だけは私を見て欲しいの……」
そう言うとまたキスをしてくる。エリクサーの効果で酒の効果は抜けている。アリサの口に残っているアルコールのせいなのか、それとも魅力的なアリサにせまられているからなのか……。
「アリサ、俺、もう――」
アリサは俺の言葉に、頬を真っ赤にして恥ずかしそうに首を縦に振る。
すべての理性が吹き飛び、身体が勝手に動いた。俺は彼女を組み伏せ、彼女の身体の様々な部分に触れていく。
「……っ! ミナト!」
それから、俺たちはどちらともなくベッドの上で互いを求めあった。
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