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第22話 充魔試験
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階段を登ったり降りたり、入り組んだ通路を歩くと、目的の場所に着いたのかギルドマスターが立ち止まる。
分厚そうなドアがあり、ギルドマスターがネックレスをかかげると認証キーになっていたのかドアが開く。
「お邪魔するわよ」
ギルドマスターが中に入る。
俺とアリサも後に続くとそこは広い研究施設だった。
テーブルに試験管やら瓶やらが置かれていたり、何らかの装置もそこら中にある。
これまで見てきた中でも最大規模の魔導装置らしく、ここが錬金術ギルドの最重要施設だということがわかる。
「ギルドマスター、顔を出されるとは珍しいですね」
「どうされたんですか?」
「コカトリスの肉片が研究に必要でして、予算を増やしてもらえないでしょうか?」
「純魔力への変換効率に対する試験結果について後程報告させてください」
職員たちが一斉に振り返り、ギルドマスターに相談を始めた。
ギルドのトップという肩書は伊達ではないのだろう、彼女はそれぞれの研究員に対して返事をしていく。
「皆、少し手を止めてもらえるかい?」
ギルドマスターの言葉で、その場の全員が作業を止め集まってくる。
「今から魔導装置の充魔をするから、各装置の魔源を切ってちょうだい」
「ですが、次の充魔は来週に魔導師ギルドの連中を呼んでやるはずでは?」
「まあそうなんだけどね、その前に試しておきたいことがあるのよ」
口が硬いからかできると思っていないからなのか、ギルドマスターは俺が充魔することを濁した。
「それで、今の残魔量はどうだい?」
研究員の一人に何やら確認を取っている。
「はい、現在は7/1000と表示されています」
この数字が何なのかはよくわからないが、ひとまず俺がやることに変わりはない。
「ミナトとやら、準備はいいかい?」
「ええ、いつでも結構ですよ」
「じゃあ、そこの台座に手をかざすんだ。後はこちらでやるからね」
促され、台座の前に立つと目の前には巨大な魔石が浮かんでいる。大きさはこの前見た物よりも一回り大きい。
前回の反省を踏まえて、俺はポーチからエリクサーが入った瓶を五本開け並べた。
「ん? なんだいそれは?」
「ただの水ですよ、喉が渇くもので」
ここでエリクサーの名を出しても取り合ってもらえないどころか、より胡散臭い目で見られそうだ。
「ふむ、ちょっと味見してもいいかい?」
「どうぞ」
俺は彼女にエリクサーが入った瓶を一つ差し上げる。
ギルドマスターは瓶に鼻を近付け匂いを嗅ぐと一気に飲んだ。
「うん、これは錬金術に使えそうなよい水だね」
アリサとまったく同じ発言をした。どうやら錬金術師は皆、水に対して錬金術に使えるかどうかの判断基準を持っているようだ。
さっさと結果を出そうと、俺は台座に手を乗せる。
「問題ない。始めな」
ギルドマスターの指示の下、魔導装置が動かされた。
「くっ! これは……」
先日の比ではない勢いで身体から魔力が吸い出されている。あの時からそこそこの時間が経ち、多少は魔力も増えているのではないかと思っていたのだが、このきつさは相当なもの。
先程、研究員は『魔導師に充魔を頼んでいる』と言っていたが、これを補充しきる魔導師に比べると、俺はまだまだ魔力が低いのだと認識した。
だが、ここで力尽きてしまうとアリサが嘘をついたことになってしまい、彼女が罰せられてしまうだろう。
「おいおい、まじかよ」
「こんなことってあるのか?」
「どうせアリサが見つけてきた替え玉だと思っていたのだけど……」
やはり疑われているのか周囲が騒がしくなり、ギルドマスターの声が聞こえてきた。
ギルドマスターは装置を操作している研究員に目線を送り、装置を停止させようとする気配を出した。
「大丈夫、まだまだいけますから!」
ここで失格になってたまるものか。
俺はエリクサーをあおると魔力を回復させる。
「ミナト、無理しないでよ!」
両手を組み、目を潤ませて心配そうな顔をするアリサ。俺は彼女を安心させるため笑いかけた。確かにキツイけどエリクサーを飲めば回復するのでこのくらいでへこたれてはいられない。
「凄いぞ、どこまでいくんだ?」
「これって、ぶっちぎりで――」
「歴史が完全に塗り替わるぞ」
目の前の魔導装置は思っていたよりも魔力を引っ張って行く。用意していたエリクサーが足りず、魔力が尽きる前に次々に作り出し飲み続けた。
どれだけの時間が経ったのか、少なくとも前の魔導装置の数倍はかかったと思う。
「満……タン……だと?」
以前と同じく魔石が虹色に輝いている。
手が離れるようになり、俺は振り返ると皆を見る。
アリサはおろか、ギルドマスターや研究員に至るまで驚いた表情を浮かべている。
「へへへ、どうですか?」
俺は誇らしげな気分で問いかけるのだが……。
「魔導師千人分の魔力を一人で……あり得ない!?」
「へ?」
誰かの叫び声に首を傾げるのだった。
分厚そうなドアがあり、ギルドマスターがネックレスをかかげると認証キーになっていたのかドアが開く。
「お邪魔するわよ」
ギルドマスターが中に入る。
俺とアリサも後に続くとそこは広い研究施設だった。
テーブルに試験管やら瓶やらが置かれていたり、何らかの装置もそこら中にある。
これまで見てきた中でも最大規模の魔導装置らしく、ここが錬金術ギルドの最重要施設だということがわかる。
「ギルドマスター、顔を出されるとは珍しいですね」
「どうされたんですか?」
「コカトリスの肉片が研究に必要でして、予算を増やしてもらえないでしょうか?」
「純魔力への変換効率に対する試験結果について後程報告させてください」
職員たちが一斉に振り返り、ギルドマスターに相談を始めた。
ギルドのトップという肩書は伊達ではないのだろう、彼女はそれぞれの研究員に対して返事をしていく。
「皆、少し手を止めてもらえるかい?」
ギルドマスターの言葉で、その場の全員が作業を止め集まってくる。
「今から魔導装置の充魔をするから、各装置の魔源を切ってちょうだい」
「ですが、次の充魔は来週に魔導師ギルドの連中を呼んでやるはずでは?」
「まあそうなんだけどね、その前に試しておきたいことがあるのよ」
口が硬いからかできると思っていないからなのか、ギルドマスターは俺が充魔することを濁した。
「それで、今の残魔量はどうだい?」
研究員の一人に何やら確認を取っている。
「はい、現在は7/1000と表示されています」
この数字が何なのかはよくわからないが、ひとまず俺がやることに変わりはない。
「ミナトとやら、準備はいいかい?」
「ええ、いつでも結構ですよ」
「じゃあ、そこの台座に手をかざすんだ。後はこちらでやるからね」
促され、台座の前に立つと目の前には巨大な魔石が浮かんでいる。大きさはこの前見た物よりも一回り大きい。
前回の反省を踏まえて、俺はポーチからエリクサーが入った瓶を五本開け並べた。
「ん? なんだいそれは?」
「ただの水ですよ、喉が渇くもので」
ここでエリクサーの名を出しても取り合ってもらえないどころか、より胡散臭い目で見られそうだ。
「ふむ、ちょっと味見してもいいかい?」
「どうぞ」
俺は彼女にエリクサーが入った瓶を一つ差し上げる。
ギルドマスターは瓶に鼻を近付け匂いを嗅ぐと一気に飲んだ。
「うん、これは錬金術に使えそうなよい水だね」
アリサとまったく同じ発言をした。どうやら錬金術師は皆、水に対して錬金術に使えるかどうかの判断基準を持っているようだ。
さっさと結果を出そうと、俺は台座に手を乗せる。
「問題ない。始めな」
ギルドマスターの指示の下、魔導装置が動かされた。
「くっ! これは……」
先日の比ではない勢いで身体から魔力が吸い出されている。あの時からそこそこの時間が経ち、多少は魔力も増えているのではないかと思っていたのだが、このきつさは相当なもの。
先程、研究員は『魔導師に充魔を頼んでいる』と言っていたが、これを補充しきる魔導師に比べると、俺はまだまだ魔力が低いのだと認識した。
だが、ここで力尽きてしまうとアリサが嘘をついたことになってしまい、彼女が罰せられてしまうだろう。
「おいおい、まじかよ」
「こんなことってあるのか?」
「どうせアリサが見つけてきた替え玉だと思っていたのだけど……」
やはり疑われているのか周囲が騒がしくなり、ギルドマスターの声が聞こえてきた。
ギルドマスターは装置を操作している研究員に目線を送り、装置を停止させようとする気配を出した。
「大丈夫、まだまだいけますから!」
ここで失格になってたまるものか。
俺はエリクサーをあおると魔力を回復させる。
「ミナト、無理しないでよ!」
両手を組み、目を潤ませて心配そうな顔をするアリサ。俺は彼女を安心させるため笑いかけた。確かにキツイけどエリクサーを飲めば回復するのでこのくらいでへこたれてはいられない。
「凄いぞ、どこまでいくんだ?」
「これって、ぶっちぎりで――」
「歴史が完全に塗り替わるぞ」
目の前の魔導装置は思っていたよりも魔力を引っ張って行く。用意していたエリクサーが足りず、魔力が尽きる前に次々に作り出し飲み続けた。
どれだけの時間が経ったのか、少なくとも前の魔導装置の数倍はかかったと思う。
「満……タン……だと?」
以前と同じく魔石が虹色に輝いている。
手が離れるようになり、俺は振り返ると皆を見る。
アリサはおろか、ギルドマスターや研究員に至るまで驚いた表情を浮かべている。
「へへへ、どうですか?」
俺は誇らしげな気分で問いかけるのだが……。
「魔導師千人分の魔力を一人で……あり得ない!?」
「へ?」
誰かの叫び声に首を傾げるのだった。
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