16 / 38
第16話 学園のマドンナの友人がからかってくる
しおりを挟む
「おはよう、相川っち」
「お、おはよう?」
渡辺さんと水族館に行った翌日の月曜日。
いつも通りの時間に通学していると、うしろから沢口さんに声を掛けられた。
「あれー? 今日は髪をセットしていないんだね」
沢口さんは俺の横に並ぶとこちらをじっと見てそんな言葉を投げかけてくる。
「あー、あれはまだ慣れてないから……」
俺は彼女から視線を逸らすと気まずそうに頬を掻いた。
昨日の水族館の時もワックスを使っていない。
一度練習してみたのだが、店員さんや相沢みたく綺麗に髪が纏まらず、背伸びしている感が出ていたからだ。
「惜しいなぁ、せっかく相川っちのデビューを見られると思ったのにさぁ」
「デビューって……しないから」
コロコロと表情が変わり、からかいの中にも親しみを感じる。
流石はトップカーストだけはある。距離の詰め方が素早く、俺は押されっぱなしになってしまった。
「ところで、その『相川っち』というのは?」
そんなことよりも気になったのが名前の呼び方だ。これまでの人生でそんな名前で俺を呼んだのは沢口さんが初めてだ。
「駄目だった?」
彼女はキョトンと目を丸くすると首を傾げる。大きなクリっとした瞳が目に飛び込んで来た。
「…………駄目ということはないけど」
これまで生きてきた中でそのように呼ばれたことがない。
これではまるで友だちではないのかと考える。
俺と沢口さんの接点は相沢で、まともに話をしたのも先日のカフェが初めてだ。
彼女のことを決して嫌っているわけではないが、距離が近いので少し苦手意識を持っている。
「代わりに、相川っちも私のこと真帆っちって呼んでもいいよ」
彼女は自分を指差すとそんな提案をしてきた。
「呼びません」
そこまで応じたら、完全に親しい間柄になってしまう。自分が沢口さんを「真帆っち」と呼んでいる姿を想像するだけで背筋が寒くなる。
トップカーストの沢口さんと俺の組み合わせは目立つらしく、登校中、他の生徒の注目を集めていた。
「ふふふ、相川っちは結構面白いよね」
断ったことがツボに入ったのか、彼女は歩きながら笑っていた。
昇降口に到着したのでわかれる。
「それじゃあ、またね!」
沢口さんは俺に手を振ると自分の下駄箱へと向かう。
彼女の声は良く透って、そのお蔭で注目した俺はその場で固まるのだった。
「なんか、真帆と仲良くなったらしいじゃないか?」
昼休みになり、相沢が席に近付いてくる。
先週は釣りに行かないことを伝えていたので料理はない。それにもかかわらず話し掛けてくるのは、早速噂を聞きつけたかららしい。
「別に、仲良くなったわけじゃ……。一昨日あった時のことを話しただけだし」
相沢の言葉に疲労が積み重なるのを感じる。今朝のことを相沢が知っているということはそれなりに噂になっているのではないかと考える。
「たまたま知り合いが前を歩いていたから、暇つぶしに声を掛けただけじゃないか?」
実際、沢口さんはからかうような様子だったし、終始笑顔で話し続けていた。通学の暇つぶしと考えればしっくりくるのだ。
「あいつは興味がないやつには話し掛けたりしない。お前、気に入られたんだよ」
相沢が言うと説得力がある。この男はスポーツ万能のイケメンで、しょっちゅう女の子から声を掛けられているからだ。
「まあ、どちらにせよ、今だけだと思うぞ」
相沢の横に面白そうなやつがいたので興味を持っただけ。このまま放っておけばじきに関心を失ってくれるに違いない。
「お前は、どうも自分のことを過小評価しすぎるというか、意図的に隠れようとする癖があるよな?」
「そんなことはないとおもうけど……」
少しだけ真面目な顔をする相沢に、俺は歯切れが悪く返事をしてしまう。
「頭もいいし料理もできる。この前の球技大会だってボールを回してあまり目立たなくしていたが、かなり活躍していただろ」
「それは、一般技能の範疇だろ?」
どれもそつなくこなしているだけだ。本当に練習に打ち込んだ人間に敵うような技術を持っているわけではない。
「お前に足りないのは自信だな。というわけで、今度ワックスの付け方を手ほどきしてやるよ。あの時の里穂と真帆みたいに今度は学校のやつらの度肝を抜いてやろうぜ」
「いや、やらないからな?」
相沢といい、沢口さんといい、どうしてこうも悪戯が好きなのか?
結局、昼休みの間、俺は相沢の言葉を躱し続けることになるのだった。
「あーっ! やっと試験が終わったああああああ!」
相沢が叫び、戻された答案用紙をぶちまける。
「相沢、うるさいぞ」
ひらひらと宙を舞う答案用紙、目に映る感じ赤字のチェックが多い気がするのだが、どうやら赤点は逃れているらしい。
「お前は夏休みが楽しみじゃないのか!!」
とはいえ、俺も十分に浮かれている。
天候と期末試験に挟まれ、ここのところあまり釣りをしていない。
試験結果はまずまずといったところなので、父親に成績表を提出すれば、あとはやりすぎない程度に羽目を外しても構わないだろう。
「楽しみに決まっている! 誰よりも俺が望んでいたくらいだ!」
なので、普段よりもテンション高く、俺は相沢に応じた。
「海やプールに山、夏祭りに花火大会……俺たちの前には希望が広がっているぞ」
「ああ、海釣りに渓流釣りにキャンプ、秘境の温泉というのも捨てがたい」
相沢に共感してこの夏で叶えたい願望を口にするのだが……。
「せっかくの高一の夏休みにお前……」
何故か白い目で見られてしまった。
「もう少し、女の子と仲良くなりたいとか、そんな願望はねえのかよ!」
相沢は真剣な表情で俺の肩を掴むと揺らす。そして、高一という人生で一度しか訪れない夏休みを有意義に過ごすべきだと力説した。
「とはいえ、女子と一緒に遊ぶようなイベントを起こすには、事前にコツコツと積み重ねが必要になるだろう?」
一緒にプールに行ったり、一緒に夏祭りに行ったり、花火を見ながらの告白イベントというのは、相手を誘うことから始めなければならない。
相沢ならばともかく、受け身で周囲とあまり関係を深めていない俺には無縁なもの。
夏本番の今になって慌てたところで手遅れだ。
「そんなことより、例のバイトの件だけど、本当に大丈夫なのか?」
先程、夏を満喫するようなことを言っていたが、それにはまず先立つものが必要になる。
相沢と一緒に試験勉強をしている際「夏休みはバイトする」と話題に出したところ「だったら一緒にやろうぜ」と誘われたのだ。
親戚のところだから面接もフリーパスだという。面接という苦行をパスできるという魅力に抗えず頷いたのだが、ちゃんと先方さんに話が通っているのか確認する。
「ああ、それなら問題ないぞ」
相沢の返事に安心する。
「今週末からだから、数日分の着替えと水着を持って駅集合でいいよな?」
「うん? 着替え? 水着?」
一体、どのようなバイトなのだろうか?
俺が首を傾げていると、相沢は何かを企むような笑みを浮かべると、
「俺に任せておけ。お前には最高の夏の思い出を作らせてやるからさ」
そう言った。
「お、おはよう?」
渡辺さんと水族館に行った翌日の月曜日。
いつも通りの時間に通学していると、うしろから沢口さんに声を掛けられた。
「あれー? 今日は髪をセットしていないんだね」
沢口さんは俺の横に並ぶとこちらをじっと見てそんな言葉を投げかけてくる。
「あー、あれはまだ慣れてないから……」
俺は彼女から視線を逸らすと気まずそうに頬を掻いた。
昨日の水族館の時もワックスを使っていない。
一度練習してみたのだが、店員さんや相沢みたく綺麗に髪が纏まらず、背伸びしている感が出ていたからだ。
「惜しいなぁ、せっかく相川っちのデビューを見られると思ったのにさぁ」
「デビューって……しないから」
コロコロと表情が変わり、からかいの中にも親しみを感じる。
流石はトップカーストだけはある。距離の詰め方が素早く、俺は押されっぱなしになってしまった。
「ところで、その『相川っち』というのは?」
そんなことよりも気になったのが名前の呼び方だ。これまでの人生でそんな名前で俺を呼んだのは沢口さんが初めてだ。
「駄目だった?」
彼女はキョトンと目を丸くすると首を傾げる。大きなクリっとした瞳が目に飛び込んで来た。
「…………駄目ということはないけど」
これまで生きてきた中でそのように呼ばれたことがない。
これではまるで友だちではないのかと考える。
俺と沢口さんの接点は相沢で、まともに話をしたのも先日のカフェが初めてだ。
彼女のことを決して嫌っているわけではないが、距離が近いので少し苦手意識を持っている。
「代わりに、相川っちも私のこと真帆っちって呼んでもいいよ」
彼女は自分を指差すとそんな提案をしてきた。
「呼びません」
そこまで応じたら、完全に親しい間柄になってしまう。自分が沢口さんを「真帆っち」と呼んでいる姿を想像するだけで背筋が寒くなる。
トップカーストの沢口さんと俺の組み合わせは目立つらしく、登校中、他の生徒の注目を集めていた。
「ふふふ、相川っちは結構面白いよね」
断ったことがツボに入ったのか、彼女は歩きながら笑っていた。
昇降口に到着したのでわかれる。
「それじゃあ、またね!」
沢口さんは俺に手を振ると自分の下駄箱へと向かう。
彼女の声は良く透って、そのお蔭で注目した俺はその場で固まるのだった。
「なんか、真帆と仲良くなったらしいじゃないか?」
昼休みになり、相沢が席に近付いてくる。
先週は釣りに行かないことを伝えていたので料理はない。それにもかかわらず話し掛けてくるのは、早速噂を聞きつけたかららしい。
「別に、仲良くなったわけじゃ……。一昨日あった時のことを話しただけだし」
相沢の言葉に疲労が積み重なるのを感じる。今朝のことを相沢が知っているということはそれなりに噂になっているのではないかと考える。
「たまたま知り合いが前を歩いていたから、暇つぶしに声を掛けただけじゃないか?」
実際、沢口さんはからかうような様子だったし、終始笑顔で話し続けていた。通学の暇つぶしと考えればしっくりくるのだ。
「あいつは興味がないやつには話し掛けたりしない。お前、気に入られたんだよ」
相沢が言うと説得力がある。この男はスポーツ万能のイケメンで、しょっちゅう女の子から声を掛けられているからだ。
「まあ、どちらにせよ、今だけだと思うぞ」
相沢の横に面白そうなやつがいたので興味を持っただけ。このまま放っておけばじきに関心を失ってくれるに違いない。
「お前は、どうも自分のことを過小評価しすぎるというか、意図的に隠れようとする癖があるよな?」
「そんなことはないとおもうけど……」
少しだけ真面目な顔をする相沢に、俺は歯切れが悪く返事をしてしまう。
「頭もいいし料理もできる。この前の球技大会だってボールを回してあまり目立たなくしていたが、かなり活躍していただろ」
「それは、一般技能の範疇だろ?」
どれもそつなくこなしているだけだ。本当に練習に打ち込んだ人間に敵うような技術を持っているわけではない。
「お前に足りないのは自信だな。というわけで、今度ワックスの付け方を手ほどきしてやるよ。あの時の里穂と真帆みたいに今度は学校のやつらの度肝を抜いてやろうぜ」
「いや、やらないからな?」
相沢といい、沢口さんといい、どうしてこうも悪戯が好きなのか?
結局、昼休みの間、俺は相沢の言葉を躱し続けることになるのだった。
「あーっ! やっと試験が終わったああああああ!」
相沢が叫び、戻された答案用紙をぶちまける。
「相沢、うるさいぞ」
ひらひらと宙を舞う答案用紙、目に映る感じ赤字のチェックが多い気がするのだが、どうやら赤点は逃れているらしい。
「お前は夏休みが楽しみじゃないのか!!」
とはいえ、俺も十分に浮かれている。
天候と期末試験に挟まれ、ここのところあまり釣りをしていない。
試験結果はまずまずといったところなので、父親に成績表を提出すれば、あとはやりすぎない程度に羽目を外しても構わないだろう。
「楽しみに決まっている! 誰よりも俺が望んでいたくらいだ!」
なので、普段よりもテンション高く、俺は相沢に応じた。
「海やプールに山、夏祭りに花火大会……俺たちの前には希望が広がっているぞ」
「ああ、海釣りに渓流釣りにキャンプ、秘境の温泉というのも捨てがたい」
相沢に共感してこの夏で叶えたい願望を口にするのだが……。
「せっかくの高一の夏休みにお前……」
何故か白い目で見られてしまった。
「もう少し、女の子と仲良くなりたいとか、そんな願望はねえのかよ!」
相沢は真剣な表情で俺の肩を掴むと揺らす。そして、高一という人生で一度しか訪れない夏休みを有意義に過ごすべきだと力説した。
「とはいえ、女子と一緒に遊ぶようなイベントを起こすには、事前にコツコツと積み重ねが必要になるだろう?」
一緒にプールに行ったり、一緒に夏祭りに行ったり、花火を見ながらの告白イベントというのは、相手を誘うことから始めなければならない。
相沢ならばともかく、受け身で周囲とあまり関係を深めていない俺には無縁なもの。
夏本番の今になって慌てたところで手遅れだ。
「そんなことより、例のバイトの件だけど、本当に大丈夫なのか?」
先程、夏を満喫するようなことを言っていたが、それにはまず先立つものが必要になる。
相沢と一緒に試験勉強をしている際「夏休みはバイトする」と話題に出したところ「だったら一緒にやろうぜ」と誘われたのだ。
親戚のところだから面接もフリーパスだという。面接という苦行をパスできるという魅力に抗えず頷いたのだが、ちゃんと先方さんに話が通っているのか確認する。
「ああ、それなら問題ないぞ」
相沢の返事に安心する。
「今週末からだから、数日分の着替えと水着を持って駅集合でいいよな?」
「うん? 着替え? 水着?」
一体、どのようなバイトなのだろうか?
俺が首を傾げていると、相沢は何かを企むような笑みを浮かべると、
「俺に任せておけ。お前には最高の夏の思い出を作らせてやるからさ」
そう言った。
0
お気に入りに追加
97
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。

かつて僕を振った幼馴染に、お月見をしながら「月が綺麗ですね」と言われた件。それって告白?
久野真一
青春
2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる、満月としては1年で最も地球に近づく日。
同時に皆既月食が重なった稀有な日でもある。
社会人一年目の僕、荒木遊真(あらきゆうま)は、
実家のマンションの屋上で物思いにふけっていた。
それもそのはず。かつて、僕を振った、一生の親友を、お月見に誘ってみたのだ。
「せっかくの夜だし、マンションの屋上で、思い出話でもしない?」って。
僕を振った一生の親友の名前は、矢崎久遠(やざきくおん)。
亡くなった彼女のお母さんが、つけた大切な名前。
あの時の告白は応えてもらえなかったけど、今なら、あるいは。
そんな思いを抱えつつ、久遠と共に、かつての僕らについて語りあうことに。
そして、皆既月食の中で、僕は彼女から言われた。「月が綺麗だね」と。
夏目漱石が、I love youの和訳として「月が綺麗ですね」と言ったという逸話は有名だ。
とにかく、月が見えないその中で彼女は僕にそう言ったのだった。
これは、家族愛が強すぎて、恋愛を諦めざるを得なかった、「一生の親友」な久遠。
そして、彼女と一緒に生きてきた僕の一夜の物語。

十年間片思いしていた幼馴染に告白したら、完膚なきまでに振られた俺が、昔イジメから助けた美少女にアプローチを受けてる。
味のないお茶
恋愛
中学三年の終わり、俺。桜井霧都(さくらいきりと)は十年間片思いしていた幼馴染。南野凛音(みなみのりんね)に告白した。
十分以上に勝算がある。と思っていたが、
「アンタを男として見たことなんか一度も無いから無理!!」
と完膚なきまでに振られた俺。
失意のまま、十年目にして初めて一人で登校すると、小学生の頃にいじめから助けた女の子。北島永久(きたじまとわ)が目の前に居た。
彼女は俺を見て涙を流しながら、今までずっと俺のことを想い続けていたと言ってきた。
そして、
「北島永久は桜井霧都くんを心から愛しています。私をあなたの彼女にしてください」
と、告白をされ、抱きしめられる。
突然の出来事に困惑する俺。
そんな俺を追撃するように、
「な、な、な、な……何してんのよアンタ……」
「………………凛音、なんでここに」
その現場を見ていたのは、朝が苦手なはずの、置いてきた幼なじみだった。

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
乙男女じぇねれーしょん
ムラハチ
青春
見知らぬ街でセーラー服を着るはめになったほぼニートのおじさんが、『乙男女《おつとめ》じぇねれーしょん』というアイドルグループに加入し、神戸を舞台に事件に巻き込まれながらトップアイドルを目指す青春群像劇! 怪しいおじさん達の周りで巻き起こる少女誘拐事件、そして消えた3億円の行方は……。
小説家になろうは現在休止中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる