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第ハ章 Invite
第二話 未解決は事件の始まり
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そしてあっという間に夏が過ぎ去り、日本は秋へと色を変えていく。
去年の今頃、新人研修を終え門司支社に配属された事を思い出す。それと同時にアルバートとの出会いも思い出してしまい、胸が苦しくなる。それを秋の風の冷たさのせいにして感情を枯葉と共にどこかへ落とす。
しかし1つ変わった事がある。それは、電話の回数が格段に増えた事だ。アルバートも仕事が落ち着き、春人も残業をしているとはいえ、2人が電話をする時間は確保した。
それでもまだ「寂しい」事は伝えず、負の感情だけは隠し続けている。
アルバートもそこには何も触れない。
お互い暗黙の了解の様に、電話している時は楽しい話題をするように心がけていた。
そんなある日、春人を飛び上がらせる電話がアルバートからかかってきた。
それは肌寒い日の朝だった。
電話をしながらスーツのジャケットに腕を通していた春人の動きが止まる。
「えっ? いつ?!」
『来週の木曜日から日曜日まで』
それはアルバートが日本に来るという連絡だった。
「出張?」
『ああ。木曜日と金曜日に所要を済ませ、金曜日の夜にそっちへ着く。土日はフリーだ』
「やった!」
『君に会えるのが待ち遠しいよ。そっちはもう秋かな?』
「結構寒くなってきてるよ!」
『そうか。もうすぐ君と私も出会って1年になるわけだ。』
まだ1年なのに、遠い距離も相まって倍以上付き合っている気がするのは春人だけではないはず。
同じ思いを抱いている男が、空気を察知し話題を変える。
『アジア情勢はあまり芳しくないね』
急に真面目な話題になり、春人も落ち込んだ気持ちを仕舞いこむ。
アルバートも、今日一番の帰国というビッグニュースを伝え終え、話題に色気を差すことができなかった。
「関税でしょ? 一部の商品だけだから確認するのが大変。今のところ僕の部署は大丈夫。アルバートのところは?」
『どこかの国の大統領のせいでとある部署がてんやわんやだよ』
それが何処の国か春人は直ぐに分かった。
『最近の春人は前にも増して賢くなった。新しい仕事でも任されたのかい?』
「違うよ! 勉強してるんだ! ヨーロッパの方も勉強してる!」
ヨーロッパといえば、化学事業部。
アルバートは一抹の不安を覚えた。
『勤勉だな。そういえば佐久間さんは元気?』
「今、フランスに出張中。お土産買ってきてくれるんだって!」
『そうか。きっと楽しんでいるだろうね』
「市場調査だよ!」
『分かっている。しかしあの国はとても良いところだ。その話を聞いていると私まで楽しくなりそうだ』
春人と佐久間が物理的に離れていて安心するアルバート。しかし、佐久間の本心を知らぬ春人はそこに違和感を覚えた。
「アルって、佐久間さんと2回しかあった事ないよね?」
1回目は佐久間が福岡空港支社に視察に行った時、2回目は夏の休暇で来日した時に雨の中で。
『記憶が正しければ。向こうは私たちが空港にいるのを見たから3回では?』
「なのに、よく佐久間さんの話をするよね。エリート同士、気が合うとか?」
『まさか』
むしろその逆だ。
しかし、春人は何故アルバートがそこまで佐久間の事を気にするのか分からず、久しぶりに胸に蟠りができた。
「あっ、そろそろ仕事行かなきゃ!」
『そんな時間か。気をつけて行ってらっしゃい』
「行ってきます! アルバートは、お休みなさい!」
『おやすみ。君が夢に出てきてくれる事を願うよ』
「夢の中の僕に変な事しないでよ?」
『変な事とは?』
「分かってるくせに! やばい、もう本当に行かなきゃ! じゃあねアルバート」
朝の電話を終え、急いで支度をする。
ネクタイを襟の下に通し、長さを合わせる。
首の後ろで布の擦れる音がする。もうその下に、あのキスマークは存在しない。
(まさか、アルバートって佐久間さんの事……)
消えた所有印は、アルバートの独占欲と想いまで消した感覚を春人に植え付ける。
(同じ銘柄の煙草に、仕事が出来る2人……確実に僕よりは気が合いそう)
アルバートからすれば一蹴してしまいたくなる様な想像を繰り広げながらネクタイを結ぶ。
3回目で思う様に締める事ができ、腕時計の針が示す時間に慌てふためきながら秋空の下を出社した。
*
ベッドに横たわり、サイドテーブルのライトのスイッチに手を伸ばす。
しかし、手は空を掻き、引き出しにしまってある文庫本を取り出した。
(今眠ってしまうと嫌な男の夢をみそうだ)
アルバートにしては珍しく推理小説を読んでいる。仕事の帰りに煉瓦造りの古書店で見つけ、あらすじだけを読んだ。
主人公の探偵が陽気な男で春人を連想し直ぐに購入。中近世の書物を好む自分に合うかは分からなかったが、想像以上の内容に気が付けば寝不足になりかけていた。
(今度、春人にも勧めてみようかな)
——君を想って本を購入したと言えば、また笑われるだろうか
「それでもいい」
本の背表紙を撫でる。
滑らかな感触は春人の頬に似ている。
「早く触れたい……できればあの男がフランスにいる間に」
脳内を別の感情に揺さぶられ、小説は1ページしか進まなかった。
そして無理矢理眠ったせいか、嫌な夢を見る。
絶対に解く事のできない事件を任され、未解決のまま目が覚めるという、迷宮入りの朝を迎えてしまった。
去年の今頃、新人研修を終え門司支社に配属された事を思い出す。それと同時にアルバートとの出会いも思い出してしまい、胸が苦しくなる。それを秋の風の冷たさのせいにして感情を枯葉と共にどこかへ落とす。
しかし1つ変わった事がある。それは、電話の回数が格段に増えた事だ。アルバートも仕事が落ち着き、春人も残業をしているとはいえ、2人が電話をする時間は確保した。
それでもまだ「寂しい」事は伝えず、負の感情だけは隠し続けている。
アルバートもそこには何も触れない。
お互い暗黙の了解の様に、電話している時は楽しい話題をするように心がけていた。
そんなある日、春人を飛び上がらせる電話がアルバートからかかってきた。
それは肌寒い日の朝だった。
電話をしながらスーツのジャケットに腕を通していた春人の動きが止まる。
「えっ? いつ?!」
『来週の木曜日から日曜日まで』
それはアルバートが日本に来るという連絡だった。
「出張?」
『ああ。木曜日と金曜日に所要を済ませ、金曜日の夜にそっちへ着く。土日はフリーだ』
「やった!」
『君に会えるのが待ち遠しいよ。そっちはもう秋かな?』
「結構寒くなってきてるよ!」
『そうか。もうすぐ君と私も出会って1年になるわけだ。』
まだ1年なのに、遠い距離も相まって倍以上付き合っている気がするのは春人だけではないはず。
同じ思いを抱いている男が、空気を察知し話題を変える。
『アジア情勢はあまり芳しくないね』
急に真面目な話題になり、春人も落ち込んだ気持ちを仕舞いこむ。
アルバートも、今日一番の帰国というビッグニュースを伝え終え、話題に色気を差すことができなかった。
「関税でしょ? 一部の商品だけだから確認するのが大変。今のところ僕の部署は大丈夫。アルバートのところは?」
『どこかの国の大統領のせいでとある部署がてんやわんやだよ』
それが何処の国か春人は直ぐに分かった。
『最近の春人は前にも増して賢くなった。新しい仕事でも任されたのかい?』
「違うよ! 勉強してるんだ! ヨーロッパの方も勉強してる!」
ヨーロッパといえば、化学事業部。
アルバートは一抹の不安を覚えた。
『勤勉だな。そういえば佐久間さんは元気?』
「今、フランスに出張中。お土産買ってきてくれるんだって!」
『そうか。きっと楽しんでいるだろうね』
「市場調査だよ!」
『分かっている。しかしあの国はとても良いところだ。その話を聞いていると私まで楽しくなりそうだ』
春人と佐久間が物理的に離れていて安心するアルバート。しかし、佐久間の本心を知らぬ春人はそこに違和感を覚えた。
「アルって、佐久間さんと2回しかあった事ないよね?」
1回目は佐久間が福岡空港支社に視察に行った時、2回目は夏の休暇で来日した時に雨の中で。
『記憶が正しければ。向こうは私たちが空港にいるのを見たから3回では?』
「なのに、よく佐久間さんの話をするよね。エリート同士、気が合うとか?」
『まさか』
むしろその逆だ。
しかし、春人は何故アルバートがそこまで佐久間の事を気にするのか分からず、久しぶりに胸に蟠りができた。
「あっ、そろそろ仕事行かなきゃ!」
『そんな時間か。気をつけて行ってらっしゃい』
「行ってきます! アルバートは、お休みなさい!」
『おやすみ。君が夢に出てきてくれる事を願うよ』
「夢の中の僕に変な事しないでよ?」
『変な事とは?』
「分かってるくせに! やばい、もう本当に行かなきゃ! じゃあねアルバート」
朝の電話を終え、急いで支度をする。
ネクタイを襟の下に通し、長さを合わせる。
首の後ろで布の擦れる音がする。もうその下に、あのキスマークは存在しない。
(まさか、アルバートって佐久間さんの事……)
消えた所有印は、アルバートの独占欲と想いまで消した感覚を春人に植え付ける。
(同じ銘柄の煙草に、仕事が出来る2人……確実に僕よりは気が合いそう)
アルバートからすれば一蹴してしまいたくなる様な想像を繰り広げながらネクタイを結ぶ。
3回目で思う様に締める事ができ、腕時計の針が示す時間に慌てふためきながら秋空の下を出社した。
*
ベッドに横たわり、サイドテーブルのライトのスイッチに手を伸ばす。
しかし、手は空を掻き、引き出しにしまってある文庫本を取り出した。
(今眠ってしまうと嫌な男の夢をみそうだ)
アルバートにしては珍しく推理小説を読んでいる。仕事の帰りに煉瓦造りの古書店で見つけ、あらすじだけを読んだ。
主人公の探偵が陽気な男で春人を連想し直ぐに購入。中近世の書物を好む自分に合うかは分からなかったが、想像以上の内容に気が付けば寝不足になりかけていた。
(今度、春人にも勧めてみようかな)
——君を想って本を購入したと言えば、また笑われるだろうか
「それでもいい」
本の背表紙を撫でる。
滑らかな感触は春人の頬に似ている。
「早く触れたい……できればあの男がフランスにいる間に」
脳内を別の感情に揺さぶられ、小説は1ページしか進まなかった。
そして無理矢理眠ったせいか、嫌な夢を見る。
絶対に解く事のできない事件を任され、未解決のまま目が覚めるという、迷宮入りの朝を迎えてしまった。
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