連立スル 夕顔ノ 方程式

ベンジャミン・スミス

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第四章 心満たされぬ九月

第四話 もう1つのバイク窃盗事件

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「誰に、いつ、どんな経緯で入れられたんですか」

「えっと……高1の時、仲が良かったβの男友達と、俺ん家で一緒にゲームして遊んでて、告白されて…………1回だけ」

ぷくっと頬を膨らませる。

「悪かったって……」

「いいですよ。過去のことは変えられないし……でも、これからは私だけですよね?」

「ああ、約束する」


嬉しいです、と唇を合わせ、啄む。


「…………そろそろいいですか?」

「……ああ」


了承を得たので、ポーチから避妊具の箱を取り出した。

見るのも触るのも初めてなのでワタワタしていると、先輩が代わりに付けてくれた。


2人で笑いあって、布団になだれ込んだ。


唇を重ね、舌を歯列に這わせる。
先輩もおずおずと舌を出したので、吸い上げ、もっと深く絡ませた。

最後にちゅ、とリップ音をわざと立てて唇を離した。



体を起こし、菊口に杭の先端を合わせる。

「んっ……」

穴の周りをつーっと先端でなぞってみる。


先輩が物欲しそうな目で見てくるので、弄るのを断念して、ターゲットを絞った。


つぷり、と先端が中に入る。

「あっ…………いっ……」

「すみません、大丈夫ですか?」

「ああ、気にするな」

汗を流しながらこちらに微笑みかける先輩の頬を撫ぜ、ゆっくり押し入った。


「~~~んぁぁあっ!」

最後の数ミリをぐっと突き入れた。

「は、入った……先輩、全部入りましたよ!」

「そうか……良かった」

先輩の首を引き寄せ、私も精一杯伸びて唇を重ねる。

「先輩……好きです」

「悠」

「えっと……」

「ゆーう」

「……悠……くん、好きです」

「ふっ……まぁいいか、俺も好きだ」


先輩……改め悠くんは、両手で私の頬を包み、舌を出して私の唇を舐め、キスを強請った。

御要望通り舌を絡めて貪り、ゆっくり腰を動かし始めた。


「む、ぅん…………ん……ん、ん、」


だんだん私の欲望がエスカレートし、腰の速度が上がっていく。


「ぅ、ぅ、……あっ!ぁっ、んぁ、あっあっ……」


唇を離すと、悠くんの喘ぎ声が明確に聞こえる。

「だめ、声を聞かせてください」

手の甲で口を覆おうとしたので、指を絡めて布団に縫いつけた。

「だって……んあっ、はずかしっ」


「恥ずかしくないです、かわいいです」


「……んっ、か、わいい、とか……ぅんっ、ゆーなっ!」


(そういうところが、かわいいんですよ)


ちゅ…………ちゅ、と悠くんの体に華を咲かせていく。


「んっ、んっ!みや、び……きもちぃっ……」

「私も、気持ち良いですっ……あっ……」




パンパンパンパンパンパン

強く速く、肉が叩きつけられる音が部屋に響く。


じゅぶじゅぶ、パンパンパンパン……


「あっあっあっ……みやび、も、」

「一緒に、イきましょう……?」


私が悠くんの腰を両手で押さえ、奥にグッと穿った瞬間、

「ああああああああぁぁぁっ!!!」


ビクビクッ!と悠くんの体は跳ね、白濁が自身の腹に放たれる。

私も、ぶるり、と震えて避妊具越しに悠くんの体内へ精を放った。


「……ぅんんっ!……」

ハァ、ハァ……と荒い息をしながら、ずるりと杭を抜く。

避妊具を一旦外して、結んでゴミ箱に捨てた。



ビクッ……ビクッ……と痙攣する悠くんの逸物に避妊具を付ける。

「ごめんなさい、悠くん……やっぱり悔しいから、悠くんの、私にもください」

「え、どういうこと……っ!!」


悠くんの腰に跨って竿を支え、ゆっくりと腰を落とした。


「んっ……い、たい……」

「お、おい!全然慣らしてないのに入れるから……!」


「ひゃあ!」

ずん、と最奥まで届いた悠くんのもの。

下腹部をさすってみる。

「処女は貰えませんでしたけど……童貞は貰ってしまいました」

「だからって……無理はするなよ」

「だって……悠くんのこと、大好きなんです……」


「~~~あーもう!上手く出来なくても知らないからな!」

くるりと体勢を反転させ、今度は悠くんが私を見下ろしている。

「こっちの方が、キスはしやすいな」

ちゅ、と啄み、悠くんはゆっくりと腰を動かし始めた。


「悠くん、私にも、付けてください……んっ」

「付ける?……ああ、キスマークか。任せろ」


悠くんは私の首筋に舌を這わせ、鎖骨から耳の下までくまなくキスを落とした。

「ふーん、孕ませるのって、こんな気分なんだな」


やや強く腰を振る悠くんに男らしさを感じ、下腹部がきゅ、と締まった。

「んっ!……おい、あまり締め付けるな……」

「そ、そんなこと言われても、ぅん!」


私は枕を握りしめ、ひたすら与えられる甘い快感に身を委ねた。

悠くんは、私の腰を両手で掴み、ぎこちない動きで腰を振った。


ぶるっと悠くんが震えた時、避妊具越しに何かが膣内に放たれたのを感じた。

ずるっと悠くんは自身のものを引き抜いたが、どうも何かが足りない。


「……雅、俺、下がいい」

「ええ、私も……上がいいです」



悠くんの避妊具を奪い取り、再び組み伏せた。
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