リライト

11日目: AIは漢字で省略したがる

　今日もリライトをした。一つの記事の文字量が多く、終わらせるのに一苦労した。
　内容もかなり専門的だったので、理解してから書き直すのに時間がかかった。
　AI率の平均は、37パーセントだった。文字量の多さと内容にしては、まずまずの出来だ。


　AI構文を分析しているうちに、また新たな発見をした。
　それが、「AIは漢字でやたら文章を省略したがる」ことだ。
　例えば、以下のような文がある。


　『治療開始時は～』

　『消化促進の効果がある』

　『健康維持を保証する』

　『法的規制遵守を心がける』

　『健康被害リスクがある』

　『医療機関受診を推奨する』


　こうして見ると、まるでお経のような字面だ。
　AIはなぜか、こんな風にして文章をコンパクトにしたがる。
　恐らく英語の原文で、"A of B"といったやや長めの名詞があり、それをそのまま翻訳してしまっているのだろう。
　"before of the start of treatment"（治療開始前）とか、"effect of promoting digestion"（消化促進の効果）とか、そんな具合で。
　そのままではちょっと不自然なので、漢字だらけにならないようにリライトする。
　以下がリライト後の文だ。


　『治療開始時は～』→治療の前は

　『消化促進の効果がある』→消化を助けてくれる

　『健康維持を保証する』→健康を保つ

　『法的規制遵守を心がける』→法律を守る

　『健康被害リスクがある』→健康被害を受けるかもしれない

　『医療機関受診を推奨する』→医療機関を受診する
　

　二重した動詞や難しい漢字表現は、できるだけなくした。
　結果、少しだけ読みやすくなったのではないだろうか。
　地味なリライトではあるが、文章全体を書き直すと、少しだけマイルドな見栄えになる。
　できるだけ不要な表現は削っていきたい。