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【Ⅰ】夢と現の星間郵便 第1章:新たな始まり
08 リゾートホテルでの攻防①
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「……人間!」
バン! と大きな音を立てて開いた扉の音が廊下に響く。
それと同時に、巨体の声も聞こえた。
ドスンドスンという足音が徐々に……
「……行った?」
遠ざかっていった。
巨人はどうやら、反対側の扉に入ったようだ。
「ムウ、大丈夫か?」
端末から突然ゲンの声が聞こえた。
「うん、大丈夫だよ」
「今どこだ?」
「倉庫みたいな部屋に入ってるね。あの巨人、どっか行ったみたいだから外に出るよ」
「おっけー」
ゲンの返事を聞いた後、私は扉を開いた。
「……人間!」
「うわぁぁ!!!」
巨人が扉の前で待ち構えていて、大きな拳が私に目掛けて飛んできた。
私は咄嗟に扉の左側に隠れた。
隠れた壁から、拳が生えてきたかのように突き出ている。
どうやら貫通したようで、巨人はそれを引き抜こうと必死に引っ張っている。
「ムウ!」
左側からゲンの声が聞こえた。
扉から顔を出し廊下を見ると、いつものロボットの姿で、何かを投げる体勢で立っていた。
私は頷き、拳を抜けずにいる巨人の横から、真向いの扉に入った。
そこは談話室になっており、たくさんのソファやビリヤード台、卓球台などが並んでいた。
「……人間!」
拳を抜いた巨人は私を追いかける。
「よしそこだ!」
目の前に別の扉があったが、その横の壁を蹴り、巨人の股座を潜り抜け、転がった後にさっきの扉まで走る。
そして扉を抜け、ゲンを見た。
「……! 人間!」
巨人は振り向き、私を追う。
「ゲン!」
「はいよ! っと!」
ゲンは何かを巨人に向けて投げた。
手榴弾だ。
「ぐおおおおお!!! ……人間!」
手榴弾は巨人に命中し、ズシンという衝撃と共にその場にうつ伏せに倒れた。
「よし倒した! 何か持ってるかな?」
「……倒した相手を探るのは、ゲームの基本なのか?」
「んー……ゲームによるかな? このゲームだと、道中に出てくる強敵は何かを持っている事が多いから、もしかしたらあるかなって」
よく見ると、巨人は警備員の格好をしており、ポケットがいくつかあった。
私はそのポケットを1つずつ開き、中を確認する。
「お、鍵だ」
「おー! よくやった! んで、この鍵はどこのだ?」
「いやわからないよ。けど、このホテルの物なのはたしかだね。持っておこう」
鍵をカバンのポケットにしまう。
「それじゃ、さっき巨人が行って引き返した所に行ってみますか」
立ち上がり、廊下を進む。
右側の倉庫の扉は素通りし、先程の談話室に入った。
私が蹴った壁の隣の扉を開け、中を確認する。
反対側と同じく廊下になっていて、扉がずらりと並んでいた。
その突き当りの左側に扉が1つある。
「んー……たしかあの食堂、扉が2つあったよね」
「あったな」
「じゃああれ、そこの扉かもね」
「ふむ……今更だが、ここホテルだよな? 客室はどこだ?」
「全部は確認していないけど、この鍵がかかった部屋がそうなんじゃない?」
「そうか……たしかにそれっぽい所にドアがあるな」
「それより、次の階の階段が見当たらないんだけど、また仕掛けを突破しないとだめなやつかな?」
「そうかもしれんな。怪しいのはこの談話室か」
ゲンが振り返り部屋を見渡す。
特に変わった場所は見当たらないが、何かあるかもしれないので見て回ることにした。
「この壁、何も無いし塞がれてないぞ。床にレールっぽいのがあるぜ」
ゲンは床を指す。
私はゲンのいる所へ行き、そのレールを見た。
「この棚が動きそうだね。ゲンの力で動かせそう?」
「やってみるぜ。……ふん! ビクリともしないな……」
「ロボットの力で動かないってことは、私にも無理だね。どこかに棚を動かす仕掛けがあるかも」
「ああ、探してみようか」
私は再び部屋を歩き回る。
ふと、ビリヤード台が気になったので近づいた。
全てのポケットの近くに数字が書かれている。
「この数字を入れろってことかな? ボール動かしてもいいかな?」
指定された数字のボールを掴み、それをポケットに入れる。
しかし、
「……同じ場所に戻ってきた……。キューで入れろってことか。ゲン、ビリヤードやった事ある?」
「……我は人間の遊戯に触れたことすらないぞ」
「ずっと輪廻の間にいたから」
「そうだな。ムウとの旅が初めての外出になる」
「それは……悲しいな」
シーンと静まり返る。
「あ、そうだ! ゲン、やってみて」
「あ? 何をだ?」
「ビリヤード」
「なんだよ突然……我がやりたそうにしているか?」
「うん。そんな顔してる」
「顔に出てたか……」
キューを取り、ゲンに差し出した。
「仕方ないなー」
そう言いながらゲンはニヤニヤしている。
そして、キューを受け取った。
「この白いボールをキューで打って、あの数字が書かれたボールに当てるんだよ。んで、指定されたポケットに入れる」
「初心者にいきなりハードな事を押し付けるなよ……」
「あはは。できるかなって思って」
「やってみるか……こうだな」
キューで打った白いボールは綺麗に数字のボールに当たり、そして見事にポケットに入った。
「おぉー! さすがゲン! ロボットだから正確なのかな?」
「我だからな! わははは!!」
そう言いながら次々とボールをポケットに入れていった。
そして、見事全てのボールを入れた。
「ま、こんなもんだ」
ゲンはドヤ顔をしている。
「すごい光景を見てしまった……局長室にもビリヤード台を置こう」
「いやいや、余計狭くなるわ。それよりほれ、開いたぞ」
棚がひとりでにズズズと動き、2人くらい通れそうな通路が現れた。
中を確認すると、左右に階段が上に伸びていた。
階段を上ると扉があり、そのドアノブを回してみると鍵がかかっていた。
「ここでこの鍵を使うのかな?」
私はカバンのポケットから鍵を取り出す。
そして、それをドアノブに差し込み、回してみた。
「お! 開いたよ!」
カチっという音と共に、扉が開いた。
中はすぐに廊下になっていて、2階と同じく片側に扉がたくさん並んでいた。
だが2階とは違い、全ての扉が開いたままになっていた。
「開いてるよ。ほら、やっぱり客室だったね」
「そのようだな。この様子だと、客室には夢の主はいないな」
「かもね。もっと上にいるかも」
「ああ。たぶんな。それよりほら、他と違うドア見つけたぜ」
客室を見ながら廊下を歩いていると、客室とは逆の壁に両開きの扉が1つ見えてきた。
「入るよ?」
「待て。我が先に入る」
そう言い、ゲンは私の前に立って扉を開けようとした。
その時、扉の横の壁が突然崩れ、あの巨人が現れた。
そして、ゲンが巨人の大きな手に捕まり、投げ飛ばされた。
「ゲン!」
「わ、我は大丈夫だ。ムウ逃げろ! 2階だ!」
そこは2階構造になっている広い図書館になっていて、中央にいくつもの筒状の大きな水槽が柱のように天井まで伸びていた。
1階フロアの書棚の床にはガラスになっている部分があり、それが円状になっている。
ゲンは本棚に投げられたようで、それが衝撃を和らげてくれたようだ。
「2階? わかった!」
私は2階への階段を探すために周囲を見渡した。
「うおおおおお! 人間!」
巨人が中にいる私に気づいたようで、猛スピードで走ってきた。
「こっち来た!」
「奴は任せろ! おい! デカブツ! 我はまだ壊れてないぞ! 捕まえてみろ!」
ドローンに変身したゲンは、ミニガンを撃ちながら巨人を煽っている。
書棚の間を走っていると、書棚の無い隙間を発見した。
「お、階段あったよ! ゲン、2階へ上がったよー」
「りょーかい。何か仕掛けがあるはずだが……」
巨人に追いかけられながら、ゲンは図書館内を見渡す。
円柱の水槽は規則的に並べられており、ガラスは分厚そうに見えた。
土台の方はガラスではなく、別の金属が使われていた。
「……!!」
巨人が飛び上がりゲンを捕まえようとした。
ゲンはそれをギリギリで避け、ミニガンで制圧射撃をした。
「ぐおおおおお! ……人間」
それを顔面に浴びた巨人は、片膝を床につく。
「あった! 鍵が真ん中の水槽の中にある! 土台に嵌ってるかも」
「真ん中だと……あ! ムウ! その中央の水槽の下の土台にあるスイッチを撃って!」
ゲンは赤いレーザーを出し、スイッチを指した。
巨人が動かない今がチャンスか?
「初めて使うが、大丈夫だ!」
私は自動小銃を単発モードに切り替え、スコープを覗いた。
バン! と大きな音を立てて開いた扉の音が廊下に響く。
それと同時に、巨体の声も聞こえた。
ドスンドスンという足音が徐々に……
「……行った?」
遠ざかっていった。
巨人はどうやら、反対側の扉に入ったようだ。
「ムウ、大丈夫か?」
端末から突然ゲンの声が聞こえた。
「うん、大丈夫だよ」
「今どこだ?」
「倉庫みたいな部屋に入ってるね。あの巨人、どっか行ったみたいだから外に出るよ」
「おっけー」
ゲンの返事を聞いた後、私は扉を開いた。
「……人間!」
「うわぁぁ!!!」
巨人が扉の前で待ち構えていて、大きな拳が私に目掛けて飛んできた。
私は咄嗟に扉の左側に隠れた。
隠れた壁から、拳が生えてきたかのように突き出ている。
どうやら貫通したようで、巨人はそれを引き抜こうと必死に引っ張っている。
「ムウ!」
左側からゲンの声が聞こえた。
扉から顔を出し廊下を見ると、いつものロボットの姿で、何かを投げる体勢で立っていた。
私は頷き、拳を抜けずにいる巨人の横から、真向いの扉に入った。
そこは談話室になっており、たくさんのソファやビリヤード台、卓球台などが並んでいた。
「……人間!」
拳を抜いた巨人は私を追いかける。
「よしそこだ!」
目の前に別の扉があったが、その横の壁を蹴り、巨人の股座を潜り抜け、転がった後にさっきの扉まで走る。
そして扉を抜け、ゲンを見た。
「……! 人間!」
巨人は振り向き、私を追う。
「ゲン!」
「はいよ! っと!」
ゲンは何かを巨人に向けて投げた。
手榴弾だ。
「ぐおおおおお!!! ……人間!」
手榴弾は巨人に命中し、ズシンという衝撃と共にその場にうつ伏せに倒れた。
「よし倒した! 何か持ってるかな?」
「……倒した相手を探るのは、ゲームの基本なのか?」
「んー……ゲームによるかな? このゲームだと、道中に出てくる強敵は何かを持っている事が多いから、もしかしたらあるかなって」
よく見ると、巨人は警備員の格好をしており、ポケットがいくつかあった。
私はそのポケットを1つずつ開き、中を確認する。
「お、鍵だ」
「おー! よくやった! んで、この鍵はどこのだ?」
「いやわからないよ。けど、このホテルの物なのはたしかだね。持っておこう」
鍵をカバンのポケットにしまう。
「それじゃ、さっき巨人が行って引き返した所に行ってみますか」
立ち上がり、廊下を進む。
右側の倉庫の扉は素通りし、先程の談話室に入った。
私が蹴った壁の隣の扉を開け、中を確認する。
反対側と同じく廊下になっていて、扉がずらりと並んでいた。
その突き当りの左側に扉が1つある。
「んー……たしかあの食堂、扉が2つあったよね」
「あったな」
「じゃああれ、そこの扉かもね」
「ふむ……今更だが、ここホテルだよな? 客室はどこだ?」
「全部は確認していないけど、この鍵がかかった部屋がそうなんじゃない?」
「そうか……たしかにそれっぽい所にドアがあるな」
「それより、次の階の階段が見当たらないんだけど、また仕掛けを突破しないとだめなやつかな?」
「そうかもしれんな。怪しいのはこの談話室か」
ゲンが振り返り部屋を見渡す。
特に変わった場所は見当たらないが、何かあるかもしれないので見て回ることにした。
「この壁、何も無いし塞がれてないぞ。床にレールっぽいのがあるぜ」
ゲンは床を指す。
私はゲンのいる所へ行き、そのレールを見た。
「この棚が動きそうだね。ゲンの力で動かせそう?」
「やってみるぜ。……ふん! ビクリともしないな……」
「ロボットの力で動かないってことは、私にも無理だね。どこかに棚を動かす仕掛けがあるかも」
「ああ、探してみようか」
私は再び部屋を歩き回る。
ふと、ビリヤード台が気になったので近づいた。
全てのポケットの近くに数字が書かれている。
「この数字を入れろってことかな? ボール動かしてもいいかな?」
指定された数字のボールを掴み、それをポケットに入れる。
しかし、
「……同じ場所に戻ってきた……。キューで入れろってことか。ゲン、ビリヤードやった事ある?」
「……我は人間の遊戯に触れたことすらないぞ」
「ずっと輪廻の間にいたから」
「そうだな。ムウとの旅が初めての外出になる」
「それは……悲しいな」
シーンと静まり返る。
「あ、そうだ! ゲン、やってみて」
「あ? 何をだ?」
「ビリヤード」
「なんだよ突然……我がやりたそうにしているか?」
「うん。そんな顔してる」
「顔に出てたか……」
キューを取り、ゲンに差し出した。
「仕方ないなー」
そう言いながらゲンはニヤニヤしている。
そして、キューを受け取った。
「この白いボールをキューで打って、あの数字が書かれたボールに当てるんだよ。んで、指定されたポケットに入れる」
「初心者にいきなりハードな事を押し付けるなよ……」
「あはは。できるかなって思って」
「やってみるか……こうだな」
キューで打った白いボールは綺麗に数字のボールに当たり、そして見事にポケットに入った。
「おぉー! さすがゲン! ロボットだから正確なのかな?」
「我だからな! わははは!!」
そう言いながら次々とボールをポケットに入れていった。
そして、見事全てのボールを入れた。
「ま、こんなもんだ」
ゲンはドヤ顔をしている。
「すごい光景を見てしまった……局長室にもビリヤード台を置こう」
「いやいや、余計狭くなるわ。それよりほれ、開いたぞ」
棚がひとりでにズズズと動き、2人くらい通れそうな通路が現れた。
中を確認すると、左右に階段が上に伸びていた。
階段を上ると扉があり、そのドアノブを回してみると鍵がかかっていた。
「ここでこの鍵を使うのかな?」
私はカバンのポケットから鍵を取り出す。
そして、それをドアノブに差し込み、回してみた。
「お! 開いたよ!」
カチっという音と共に、扉が開いた。
中はすぐに廊下になっていて、2階と同じく片側に扉がたくさん並んでいた。
だが2階とは違い、全ての扉が開いたままになっていた。
「開いてるよ。ほら、やっぱり客室だったね」
「そのようだな。この様子だと、客室には夢の主はいないな」
「かもね。もっと上にいるかも」
「ああ。たぶんな。それよりほら、他と違うドア見つけたぜ」
客室を見ながら廊下を歩いていると、客室とは逆の壁に両開きの扉が1つ見えてきた。
「入るよ?」
「待て。我が先に入る」
そう言い、ゲンは私の前に立って扉を開けようとした。
その時、扉の横の壁が突然崩れ、あの巨人が現れた。
そして、ゲンが巨人の大きな手に捕まり、投げ飛ばされた。
「ゲン!」
「わ、我は大丈夫だ。ムウ逃げろ! 2階だ!」
そこは2階構造になっている広い図書館になっていて、中央にいくつもの筒状の大きな水槽が柱のように天井まで伸びていた。
1階フロアの書棚の床にはガラスになっている部分があり、それが円状になっている。
ゲンは本棚に投げられたようで、それが衝撃を和らげてくれたようだ。
「2階? わかった!」
私は2階への階段を探すために周囲を見渡した。
「うおおおおお! 人間!」
巨人が中にいる私に気づいたようで、猛スピードで走ってきた。
「こっち来た!」
「奴は任せろ! おい! デカブツ! 我はまだ壊れてないぞ! 捕まえてみろ!」
ドローンに変身したゲンは、ミニガンを撃ちながら巨人を煽っている。
書棚の間を走っていると、書棚の無い隙間を発見した。
「お、階段あったよ! ゲン、2階へ上がったよー」
「りょーかい。何か仕掛けがあるはずだが……」
巨人に追いかけられながら、ゲンは図書館内を見渡す。
円柱の水槽は規則的に並べられており、ガラスは分厚そうに見えた。
土台の方はガラスではなく、別の金属が使われていた。
「……!!」
巨人が飛び上がりゲンを捕まえようとした。
ゲンはそれをギリギリで避け、ミニガンで制圧射撃をした。
「ぐおおおおお! ……人間」
それを顔面に浴びた巨人は、片膝を床につく。
「あった! 鍵が真ん中の水槽の中にある! 土台に嵌ってるかも」
「真ん中だと……あ! ムウ! その中央の水槽の下の土台にあるスイッチを撃って!」
ゲンは赤いレーザーを出し、スイッチを指した。
巨人が動かない今がチャンスか?
「初めて使うが、大丈夫だ!」
私は自動小銃を単発モードに切り替え、スコープを覗いた。
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