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第6択
激痛の選択
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木野浜医療センターに緊急搬送された俺であったが、検査の結果、重い病気は発見されることはなかった。
意識を取り戻した時にはすっかり外は真っ暗になっており、蛍光灯の光が眩しく映った。
「また、会うことになるとはねぇ~」
事故に遭った俺に手術を施してくれたのが、今、目の前にいる”山口”と記した名札を付けた男である。肌艶が健康そうでニコニコとした表情が眩しい印象を与える。色男とはまさしく彼のことを言うのだろう。
「そういえば、包丁で刺されて運ばれたんだって? 1度、お祓いでもしてもらったらどうかなぁ~」
こののんびりとした口調さえなければ、完璧な理想像なのだが。
それはさておき、お祓いで≪悪魔の脳≫を浄化できるかは試したことがなかったので、神社なり寺なり足を運んでもいいかもしれない。
「それで、頭痛の正体はなんです?」
搬送されてから勢揃いした我が家の総員が、山口先生に尋ねる。
「なに、危険なものではないですよぉ。過度なストレス負荷がかかってしまった影響でしょうなぁ」
おいおい、あの激痛がストレスからくるものだって。そんな話、聞いたことないぞ。
「それでも心配されるのであれば、再度、鵜山総合病院の大下先生の下で診てもらっても構いません」
事故に遭った時と同じルートを歩むのかよ。まるで人生のループ体験をしているみたいだ。と、俺は苦笑する。
同じルート?
どうも頭の中でモヤモヤが生まれる。けれど、その正体がはっきりとしないまま、茜に頭を叩かれる。
「いっって! なんすんだよっ! 頭痛で倒れたって聞いただろっ!」
「お兄のバカ! 何回、お母さんとお父さんに心配をかけるのよ! ちなみに私にもよ!」
目の端に涙を浮かべる妹に、俺の怒りはスゥーと引いていく。そうか、俺はこれで3回も死にかけているのか。それも短期間で一偏に。そりゃ、家族が死の間際に立たされていれば、俺だって気が気でなくなるだろう。
「ごめんって。もう、大事に至らないように気を付けるからよ」
「本当よ。もう、本当に……」
お袋が目頭を押さえながらも、なんとか笑顔を繕おうとしている。
「さあ、家に帰ろう。今晩は、すき焼きにでもするか」
親父が手を差し伸べる。俺は口角をあげ、父の手を握った。昔は大きくて逞しい手だと思ったが、今や俺と大して大きさも変わらない手。ちゃんと見てこなかったから気付かなかったのか、親父の背中は丸みを帯びてきて小さく見える。
(年を取ったな、親父もお袋も)
気苦労をこれ以上は掛けたくない。俺にもまだ良心は残っているようだ。
すっかり、≪悪魔の脳≫によって人を傷つけることに慣れ始めていたが、このままでは本当の悪魔になりかねない。
幸いにも優衣を襲う前に、謎の頭痛に見舞われて助かった形となったことに感謝する。
「そういえば、貴方を運んでくれた山田さんにちゃんと御礼しなさいな」と、お袋。
刑事。ああ、そう言えば忘れていた。俺は山田という刑事を相手に殺意を持っていたところで倒れたのだ。刑事にとって良かったのか俺にとって良かったのか、最早分からないところである。
「その山田さんは?」
「俊介が無事だと聞いたら、帰っていったよ」
「そっか」
手負いの標的者に関心示さずか。随分と悠長に構えられたものだ。
――向こうもあれ以上の攻め手はないということか。論より証拠とはよく言ったもので、俺がウーバーや緒方を殺害したという証拠は何1つとして物証として出てきてやしない。
包丁に付着した指紋の件でさえも、状況証拠としての力を発揮するには弱い。俺の記憶違いということで話をすり替えでもすれば、緒方が包丁を握り直したかどうかの検証など意味をなさない。
あわよくば、俺を自首に追い込めると考えていたのか。まあ、実際にあの時の俺は冷静さを失いかけていた。
(ただ、赤字の選択肢が出てくるとは思わなかった。4回目以降に出現するという解釈は捨て去る必要があるな)
長谷川先生が言うように、俺の頭の中の≪悪魔の脳≫は今も進化を続けているというのだろうか。
「あー厄介だ!」
髪をクシャクシャにして苛立ちを漏らしていると、家族の視線が一斉に集まる。
「私たちは一心同体だ。俊介、なにか悩みがあれば直ぐに共有しろよ」
親父の言葉は有り難かったが、これ以上は家族を巻き込んで迷惑をかけるわけにはいかない。もう、≪悪魔の脳≫を自身で解明して解決に導くことは難しい。次第に荒々しくなる≪悪魔の脳≫を早い内にどうにかしなければ。
「先生に連絡は?」
俺が尋ねると、茜は口をすぼめながら肩をすかした。
「今日は忙しいのか。連絡してみたんだけど、折り返しの連絡がないの」
医者として多忙していることを考えれば、別におかしな話じゃない。
その内やってくる彼からの連絡を受けたとき、静岡で何を考え行動を起こし、俺の身に何があったのかを詳細に話そう。
そういえば、優衣と憲司は今頃、宜しくやっているのだろうか。俺もせめて静岡を堪能していれば――。
ザワザワと胸を撫でる不快な気分が突如として襲う。
静岡? そうだ、俺は静岡で倒れたはず。なのに、どうして俺は木野浜医療センターに運ばれているのか。普通であれば、静岡県内の病院への搬送のはずだろ。
俺が意識を失っている間に転院したか? いや、家族の誰1人としてそんな話はしていない。
「なあ、何時ごろに俺が倒れたって連絡がきたんだ?」
茜が自身のスマートフォンを開いて通話履歴を確認する。
「病院から連絡が来たのは16時頃だよ。私が外に出てて、お母さんに電話を貰ったのがそれぐらい」
「俺はどこで倒れたんだっけ」
「もう、忘れちゃったの? 何しに行っていたのか分からないけど、木野浜医療センター前のバス停で倒れていたって聞いているよ」
確か静岡駅のホームで時間を確認したときは13時頃だったか。そこから、30分経過していたとして、山田の前で倒れたのが13時半。わずか3時間半の間で移動するとすれば、車か電車か。
意識を失っている俺を担いで電車に乗るわけもないので、恐らく車だと考えられるが……。山田は俺を監視するために跡を付けてきた。そうすると、彼が自動車に乗ってきたことは否定される。なぜならば、俺たちは新幹線を利用しウーバーの地元へと足を運んだのだから。
では、レンタカーを借りて? いや、そこまでして木野浜医療センターに運ぶ理由はなんだ? そうだ。木野浜医療センターに運ぶ出す意味があったはずなのだ。
それに、俺が倒れていた場所でさえも家族に嘘を吐いている。山田の目的はなんだ? そんな嘘は直ぐに俺の耳に入るって言うのに。
ズキンッ!
また、頭痛が走る。しかし、あの時のほどの痛みではない。
≪悪魔の脳≫が何やら騒いでいるかのようだ。
「電話をさせてくれ」
「どこに? 先生は連絡がつかないって――」
「警察」
え? と、家族が一同にして驚きの顔をする。俺もさすがに誤解を生むような言い方をして反省しなければならない。
「山田さんに礼を言わないと」
「あ、ああ。お母さん、ビックリしちゃったわ。それなら、連絡先を聞いていますよ。後日、私の方からもお礼をしようと思っていたから」
お袋は山田の連絡先を俺に見せてくる。俺はそれをカメラに収めて、あとで連絡しようと考えた。
――だが、俺が山田と喋ることは2度とこなかった。
翌日、山田が遺体で発見されたことを須藤の口から耳にすることになる。
俺の背後で何か別の存在が動いている。
それも、≪悪魔の脳≫に関与した組織か人物。
これは単なる病気や現象なんかではない。俺から選択権を奪うために意図的に作られたモノである。
どうやって作り上げた? どうやって仕組まれた?
考えに考えて、それでも分からなくなって。
だけど、俺の身体を使って弄んでいる奴らがいるという確信を持つと、そいつらに対して復讐してやりた気持ちが溢れ出るのだった。
意識を取り戻した時にはすっかり外は真っ暗になっており、蛍光灯の光が眩しく映った。
「また、会うことになるとはねぇ~」
事故に遭った俺に手術を施してくれたのが、今、目の前にいる”山口”と記した名札を付けた男である。肌艶が健康そうでニコニコとした表情が眩しい印象を与える。色男とはまさしく彼のことを言うのだろう。
「そういえば、包丁で刺されて運ばれたんだって? 1度、お祓いでもしてもらったらどうかなぁ~」
こののんびりとした口調さえなければ、完璧な理想像なのだが。
それはさておき、お祓いで≪悪魔の脳≫を浄化できるかは試したことがなかったので、神社なり寺なり足を運んでもいいかもしれない。
「それで、頭痛の正体はなんです?」
搬送されてから勢揃いした我が家の総員が、山口先生に尋ねる。
「なに、危険なものではないですよぉ。過度なストレス負荷がかかってしまった影響でしょうなぁ」
おいおい、あの激痛がストレスからくるものだって。そんな話、聞いたことないぞ。
「それでも心配されるのであれば、再度、鵜山総合病院の大下先生の下で診てもらっても構いません」
事故に遭った時と同じルートを歩むのかよ。まるで人生のループ体験をしているみたいだ。と、俺は苦笑する。
同じルート?
どうも頭の中でモヤモヤが生まれる。けれど、その正体がはっきりとしないまま、茜に頭を叩かれる。
「いっって! なんすんだよっ! 頭痛で倒れたって聞いただろっ!」
「お兄のバカ! 何回、お母さんとお父さんに心配をかけるのよ! ちなみに私にもよ!」
目の端に涙を浮かべる妹に、俺の怒りはスゥーと引いていく。そうか、俺はこれで3回も死にかけているのか。それも短期間で一偏に。そりゃ、家族が死の間際に立たされていれば、俺だって気が気でなくなるだろう。
「ごめんって。もう、大事に至らないように気を付けるからよ」
「本当よ。もう、本当に……」
お袋が目頭を押さえながらも、なんとか笑顔を繕おうとしている。
「さあ、家に帰ろう。今晩は、すき焼きにでもするか」
親父が手を差し伸べる。俺は口角をあげ、父の手を握った。昔は大きくて逞しい手だと思ったが、今や俺と大して大きさも変わらない手。ちゃんと見てこなかったから気付かなかったのか、親父の背中は丸みを帯びてきて小さく見える。
(年を取ったな、親父もお袋も)
気苦労をこれ以上は掛けたくない。俺にもまだ良心は残っているようだ。
すっかり、≪悪魔の脳≫によって人を傷つけることに慣れ始めていたが、このままでは本当の悪魔になりかねない。
幸いにも優衣を襲う前に、謎の頭痛に見舞われて助かった形となったことに感謝する。
「そういえば、貴方を運んでくれた山田さんにちゃんと御礼しなさいな」と、お袋。
刑事。ああ、そう言えば忘れていた。俺は山田という刑事を相手に殺意を持っていたところで倒れたのだ。刑事にとって良かったのか俺にとって良かったのか、最早分からないところである。
「その山田さんは?」
「俊介が無事だと聞いたら、帰っていったよ」
「そっか」
手負いの標的者に関心示さずか。随分と悠長に構えられたものだ。
――向こうもあれ以上の攻め手はないということか。論より証拠とはよく言ったもので、俺がウーバーや緒方を殺害したという証拠は何1つとして物証として出てきてやしない。
包丁に付着した指紋の件でさえも、状況証拠としての力を発揮するには弱い。俺の記憶違いということで話をすり替えでもすれば、緒方が包丁を握り直したかどうかの検証など意味をなさない。
あわよくば、俺を自首に追い込めると考えていたのか。まあ、実際にあの時の俺は冷静さを失いかけていた。
(ただ、赤字の選択肢が出てくるとは思わなかった。4回目以降に出現するという解釈は捨て去る必要があるな)
長谷川先生が言うように、俺の頭の中の≪悪魔の脳≫は今も進化を続けているというのだろうか。
「あー厄介だ!」
髪をクシャクシャにして苛立ちを漏らしていると、家族の視線が一斉に集まる。
「私たちは一心同体だ。俊介、なにか悩みがあれば直ぐに共有しろよ」
親父の言葉は有り難かったが、これ以上は家族を巻き込んで迷惑をかけるわけにはいかない。もう、≪悪魔の脳≫を自身で解明して解決に導くことは難しい。次第に荒々しくなる≪悪魔の脳≫を早い内にどうにかしなければ。
「先生に連絡は?」
俺が尋ねると、茜は口をすぼめながら肩をすかした。
「今日は忙しいのか。連絡してみたんだけど、折り返しの連絡がないの」
医者として多忙していることを考えれば、別におかしな話じゃない。
その内やってくる彼からの連絡を受けたとき、静岡で何を考え行動を起こし、俺の身に何があったのかを詳細に話そう。
そういえば、優衣と憲司は今頃、宜しくやっているのだろうか。俺もせめて静岡を堪能していれば――。
ザワザワと胸を撫でる不快な気分が突如として襲う。
静岡? そうだ、俺は静岡で倒れたはず。なのに、どうして俺は木野浜医療センターに運ばれているのか。普通であれば、静岡県内の病院への搬送のはずだろ。
俺が意識を失っている間に転院したか? いや、家族の誰1人としてそんな話はしていない。
「なあ、何時ごろに俺が倒れたって連絡がきたんだ?」
茜が自身のスマートフォンを開いて通話履歴を確認する。
「病院から連絡が来たのは16時頃だよ。私が外に出てて、お母さんに電話を貰ったのがそれぐらい」
「俺はどこで倒れたんだっけ」
「もう、忘れちゃったの? 何しに行っていたのか分からないけど、木野浜医療センター前のバス停で倒れていたって聞いているよ」
確か静岡駅のホームで時間を確認したときは13時頃だったか。そこから、30分経過していたとして、山田の前で倒れたのが13時半。わずか3時間半の間で移動するとすれば、車か電車か。
意識を失っている俺を担いで電車に乗るわけもないので、恐らく車だと考えられるが……。山田は俺を監視するために跡を付けてきた。そうすると、彼が自動車に乗ってきたことは否定される。なぜならば、俺たちは新幹線を利用しウーバーの地元へと足を運んだのだから。
では、レンタカーを借りて? いや、そこまでして木野浜医療センターに運ぶ理由はなんだ? そうだ。木野浜医療センターに運ぶ出す意味があったはずなのだ。
それに、俺が倒れていた場所でさえも家族に嘘を吐いている。山田の目的はなんだ? そんな嘘は直ぐに俺の耳に入るって言うのに。
ズキンッ!
また、頭痛が走る。しかし、あの時のほどの痛みではない。
≪悪魔の脳≫が何やら騒いでいるかのようだ。
「電話をさせてくれ」
「どこに? 先生は連絡がつかないって――」
「警察」
え? と、家族が一同にして驚きの顔をする。俺もさすがに誤解を生むような言い方をして反省しなければならない。
「山田さんに礼を言わないと」
「あ、ああ。お母さん、ビックリしちゃったわ。それなら、連絡先を聞いていますよ。後日、私の方からもお礼をしようと思っていたから」
お袋は山田の連絡先を俺に見せてくる。俺はそれをカメラに収めて、あとで連絡しようと考えた。
――だが、俺が山田と喋ることは2度とこなかった。
翌日、山田が遺体で発見されたことを須藤の口から耳にすることになる。
俺の背後で何か別の存在が動いている。
それも、≪悪魔の脳≫に関与した組織か人物。
これは単なる病気や現象なんかではない。俺から選択権を奪うために意図的に作られたモノである。
どうやって作り上げた? どうやって仕組まれた?
考えに考えて、それでも分からなくなって。
だけど、俺の身体を使って弄んでいる奴らがいるという確信を持つと、そいつらに対して復讐してやりた気持ちが溢れ出るのだった。
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