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第5択
須藤 杏子①
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緒方が真犯人でないと確信したのは、彼の部屋を確認したときだった。彼の勉強机の引き出しにあった日記帳を読めば、協調性のない人間でも、彼が何を考えていたのか分かる。
心の強くて優しい青年であったようだ。
半年もない余命宣告を受けた彼は素直に死と向き合い、そうして最期の思い出作りに白馬ペンション行きを決めたのだ。
どのページにも生きたいという羨望は綴られておらず、家族への申し訳なさや、友人のアレコレが素敵だとかカッコイイだとかの褒め言葉ばかりが並んでいる。
「先輩、彼をこのまま放っておいてもいいのですか?」
「確たる証拠がなければどうしようもないでしょ」
八柳 俊介の自宅から出てきた私は、山田の運転でとりあえず近くのカフェへと向かうことにする。マールボロのカプセル入りメンソールを口に咥え、プチッと音を立てて火を点ける。
「窓は開けてくださいよ。後で怒られるのは僕なんですからね」
私は無言で窓をオープンにして煙を外に吐き出した。過ぎゆく景色と共に煙はかき消され、新たな煙が口と鼻の中から生成される。私は常々これを、世に蔓延る犯罪と同じだなと思うのだった。
「あの精神科の先生とはお知り合いなのですか?」
「昔の恋仲よ」
「……須藤先輩も女だったときあるんですね」
「うふっ、立派なジェンダーハラスメントよ。左遷覚悟で言っているんだよね?」
「す、すみません」
どうやら心の底から謝罪している顔なった山田を見て、私はやれやれと思うのだった。事件の一線で動くにはあまりにも気弱で優しすぎる。こういうタイプの人間は犯罪者に上手く丸め込まれたり、利用されたりする傾向にある。
「あ、着きましたよ」
大手チェーンが事業するカフェに到着し、喫煙ブームのテーブルに迷わず座り込む。早速、タバコの煙を嗜んでいると、山田がコーヒーカップを2つ手に取って遅れてやってくる。
「どちらもブラックです」
湯気の立つコーヒーを口に含むと、食道から胃にかけて温まるのが感じとれる。タバコとコーヒーの組み合わせはこの上なく最高である。
「今後、八柳 俊介のマークを?」
「それだけじゃない。彼の周りの人間を調べる必要があると思うの」
「というと?」
「彼1人が単独で動いたとは思えないの。話してみて思ったのが、彼は利口な人間なんかじゃないってこと」
「共犯者がいるってことですか」
その共犯者こそ、英明な頭脳を持って八柳 俊介という男を操っている可能性が高い。頭にチラつくのは、彼と共にいた友樹のこと。同じ学校に通っていただけあって地頭が良いのは知っている。
八柳の心のケアという名目で訪問治療しに来ていたと言うが、そこまでして診なければいけないほどの患者でないことは一目瞭然である。
(彼が何か隠していることは間違いない)
昔の仲ということもあって、非常にやりづらさを感じる。誰が相手であっても非情を持って調べ上てげ疑うのが自分の仕事。割り切ってやっていくしかないのは重々承知しているけれども……。
「先輩っ、聞いていますか?」
ハッと我に返る。山田が私の顔のまで手を上下に振って意識を向けようとしていた。
「彼の反応を見る限り、本当に水森は何者かと入れ替わっていたようね」
「歩行には特徴があるとはよく言ったものです」
「仕方ないよ。実際にそこまで捜査は進んでいないわけで。というよりも水森本人を移した映像がどこにも残っていないの。彼女が消息を絶つ以前の記録が全てよ? 本人の歩行を分析しようにも資料がなければ立証できない」
「八柳宅に向かう2人の映像も不自然になかったです」
八柳を操る共犯者とは、単体の存在ではないような気がしてならない。ここまでして水森の足取りを消せる者はそうはいない。なにか大きな組織が動いているとでもいうのか?
「水森 詩奈の家族は?」
「それが未だに一切の連絡が取れなくて」
「娘が死んだっていうのに」
「まだ遺体は見つかっていませんがね」
そんな分かり切ったことを言われても、彼女が既に息絶えていると見るのは普通の流れである。
「悪いけど、明日は休ませてもらうから」
「有給休暇ですか?」
「消化する権利があるからね」
「デートの予定でも?」
「それ、セクハラだけど?――家族の命日なの。ちょうど20年が経つ。それなのに、犯人は獄中でまだ生きている」
「なんだか、すみません」
「気にしないで。それよりも、水森の家族のほうは任せたからね」
「了解」
▽
長野に戻ってきた私は地元の霊園にて家族の墓に手を合わせ、適当に見繕った花束を置いた。
「おう、やっぱり杏子ちゃんも来ていたか」
「久住さん」
白髪でお腹がぽっこりと出ており、貫禄の失った柔い表情をしている。かつては、私の家族が殺された事件も受け持っており、第一線で捜査をしていた敏腕刑事で強面な印象があった。それが今では牙の抜かれた只の爺さんとなっている。
(それもそうか。定年退職して随分と経つものね)
久住が最後に務めた事件というのが、紛れもなく私の家族が被害者となった事件であった。だからなのか、彼が未だに家族の墓石に手を合わせていることが不思議でならない。
被害者家族の心には、永遠に解消されない傷が残る。しかし、久住は違う。事件解決に導き、決して悔やむような終わりはしていないはず。
「小野塚がまた”見た”と言っているようだ」
「……いつまでもバカを演じていればいいわ」
「20年間ずっとだ。彼が言ったことが事実だとしたら」
「いい加減にして! だからどうだって言うの? 私の家族をアイツが奪ったのは事実じゃない!」
「あ、いや、すまなんだ。杏子ちゃんを怒らせたくて言ったわけではないんだ。君も一人前の刑事として私情抜きで見てほしくてね」
私情抜きで見たところで、小野塚がやったという明白な証拠は幾つもあがってきている。今さら奴のことを考えて何が変わるというのか。家族はもう戻ってきやしないのに。
「未だに家族の墓参りをするのは、久住さんに思い残したことがあるからですよね? まさか、それを私に押し付けようだなんてっ」
私は口をキュッと閉じて、言葉を止めた。ここで老輩に対して声を荒げたところで彼は素直に身を引かないだろうし、疲弊する自分が見えてしまう。昔の人間とはムダに頑固なところがあって困る。
「それで、なにが言いたいんですか?」
「佐々木という弁護士がいたのは覚えているかい?」
忘れるわけがない。仕事上のこととはいえ、小野塚を弁護していた人物である。
私がコクリと頷くと、眉間に皺を寄せたで久住は続けた。
「彼が忽然と消息を絶ってね」
「年齢が年齢なだけに隠居生活でも始めたのではないですか?」
「長年連れ添った奥さんを置いてかい? まさか、浮気相手と駆け落ちしただなんて言わないだろうね?」
「佐々木がどういう男かだなんて知りませんよ」
この先にはまだ続きがあるのだろう。久住が言葉選びに悩んでいたので、私は気を遣わずに発言してくれることを望んだ。
「消息を絶つ数日前、何者かから電話を受けたそうだ。それは小野塚に関することで、”彼の情報をすべて渡してほしい”といった内容であったと奥さんが証言している。彼の失踪と因果関係があるのは疑いもないだろう」
20年も前に捕まった犯罪者に興味を示している人物がいるということなのか。いや、それだけではない。情報提供した佐々木までも消す必要があるとするのならば、佐々木が与えた小野塚の情報には黒い何かがあるに違いない。
「今さら何が……」
「いや、発想の転換をしよう。今だからかもしれん」
どうにもきな臭い動きが、小野塚に関連して動いているということだけは分かる。小野塚は未だに私の心の中で棲みつき蝕もうとしているのか。
「既に電話番号を調べているんでしょ?」
当然といわんばかりに、引退したはずの久住の眼が光る。腐っても警察官魂は抜けてはいなかったようだ。
「相手は鵜山総合病院から掛けていた」
心の強くて優しい青年であったようだ。
半年もない余命宣告を受けた彼は素直に死と向き合い、そうして最期の思い出作りに白馬ペンション行きを決めたのだ。
どのページにも生きたいという羨望は綴られておらず、家族への申し訳なさや、友人のアレコレが素敵だとかカッコイイだとかの褒め言葉ばかりが並んでいる。
「先輩、彼をこのまま放っておいてもいいのですか?」
「確たる証拠がなければどうしようもないでしょ」
八柳 俊介の自宅から出てきた私は、山田の運転でとりあえず近くのカフェへと向かうことにする。マールボロのカプセル入りメンソールを口に咥え、プチッと音を立てて火を点ける。
「窓は開けてくださいよ。後で怒られるのは僕なんですからね」
私は無言で窓をオープンにして煙を外に吐き出した。過ぎゆく景色と共に煙はかき消され、新たな煙が口と鼻の中から生成される。私は常々これを、世に蔓延る犯罪と同じだなと思うのだった。
「あの精神科の先生とはお知り合いなのですか?」
「昔の恋仲よ」
「……須藤先輩も女だったときあるんですね」
「うふっ、立派なジェンダーハラスメントよ。左遷覚悟で言っているんだよね?」
「す、すみません」
どうやら心の底から謝罪している顔なった山田を見て、私はやれやれと思うのだった。事件の一線で動くにはあまりにも気弱で優しすぎる。こういうタイプの人間は犯罪者に上手く丸め込まれたり、利用されたりする傾向にある。
「あ、着きましたよ」
大手チェーンが事業するカフェに到着し、喫煙ブームのテーブルに迷わず座り込む。早速、タバコの煙を嗜んでいると、山田がコーヒーカップを2つ手に取って遅れてやってくる。
「どちらもブラックです」
湯気の立つコーヒーを口に含むと、食道から胃にかけて温まるのが感じとれる。タバコとコーヒーの組み合わせはこの上なく最高である。
「今後、八柳 俊介のマークを?」
「それだけじゃない。彼の周りの人間を調べる必要があると思うの」
「というと?」
「彼1人が単独で動いたとは思えないの。話してみて思ったのが、彼は利口な人間なんかじゃないってこと」
「共犯者がいるってことですか」
その共犯者こそ、英明な頭脳を持って八柳 俊介という男を操っている可能性が高い。頭にチラつくのは、彼と共にいた友樹のこと。同じ学校に通っていただけあって地頭が良いのは知っている。
八柳の心のケアという名目で訪問治療しに来ていたと言うが、そこまでして診なければいけないほどの患者でないことは一目瞭然である。
(彼が何か隠していることは間違いない)
昔の仲ということもあって、非常にやりづらさを感じる。誰が相手であっても非情を持って調べ上てげ疑うのが自分の仕事。割り切ってやっていくしかないのは重々承知しているけれども……。
「先輩っ、聞いていますか?」
ハッと我に返る。山田が私の顔のまで手を上下に振って意識を向けようとしていた。
「彼の反応を見る限り、本当に水森は何者かと入れ替わっていたようね」
「歩行には特徴があるとはよく言ったものです」
「仕方ないよ。実際にそこまで捜査は進んでいないわけで。というよりも水森本人を移した映像がどこにも残っていないの。彼女が消息を絶つ以前の記録が全てよ? 本人の歩行を分析しようにも資料がなければ立証できない」
「八柳宅に向かう2人の映像も不自然になかったです」
八柳を操る共犯者とは、単体の存在ではないような気がしてならない。ここまでして水森の足取りを消せる者はそうはいない。なにか大きな組織が動いているとでもいうのか?
「水森 詩奈の家族は?」
「それが未だに一切の連絡が取れなくて」
「娘が死んだっていうのに」
「まだ遺体は見つかっていませんがね」
そんな分かり切ったことを言われても、彼女が既に息絶えていると見るのは普通の流れである。
「悪いけど、明日は休ませてもらうから」
「有給休暇ですか?」
「消化する権利があるからね」
「デートの予定でも?」
「それ、セクハラだけど?――家族の命日なの。ちょうど20年が経つ。それなのに、犯人は獄中でまだ生きている」
「なんだか、すみません」
「気にしないで。それよりも、水森の家族のほうは任せたからね」
「了解」
▽
長野に戻ってきた私は地元の霊園にて家族の墓に手を合わせ、適当に見繕った花束を置いた。
「おう、やっぱり杏子ちゃんも来ていたか」
「久住さん」
白髪でお腹がぽっこりと出ており、貫禄の失った柔い表情をしている。かつては、私の家族が殺された事件も受け持っており、第一線で捜査をしていた敏腕刑事で強面な印象があった。それが今では牙の抜かれた只の爺さんとなっている。
(それもそうか。定年退職して随分と経つものね)
久住が最後に務めた事件というのが、紛れもなく私の家族が被害者となった事件であった。だからなのか、彼が未だに家族の墓石に手を合わせていることが不思議でならない。
被害者家族の心には、永遠に解消されない傷が残る。しかし、久住は違う。事件解決に導き、決して悔やむような終わりはしていないはず。
「小野塚がまた”見た”と言っているようだ」
「……いつまでもバカを演じていればいいわ」
「20年間ずっとだ。彼が言ったことが事実だとしたら」
「いい加減にして! だからどうだって言うの? 私の家族をアイツが奪ったのは事実じゃない!」
「あ、いや、すまなんだ。杏子ちゃんを怒らせたくて言ったわけではないんだ。君も一人前の刑事として私情抜きで見てほしくてね」
私情抜きで見たところで、小野塚がやったという明白な証拠は幾つもあがってきている。今さら奴のことを考えて何が変わるというのか。家族はもう戻ってきやしないのに。
「未だに家族の墓参りをするのは、久住さんに思い残したことがあるからですよね? まさか、それを私に押し付けようだなんてっ」
私は口をキュッと閉じて、言葉を止めた。ここで老輩に対して声を荒げたところで彼は素直に身を引かないだろうし、疲弊する自分が見えてしまう。昔の人間とはムダに頑固なところがあって困る。
「それで、なにが言いたいんですか?」
「佐々木という弁護士がいたのは覚えているかい?」
忘れるわけがない。仕事上のこととはいえ、小野塚を弁護していた人物である。
私がコクリと頷くと、眉間に皺を寄せたで久住は続けた。
「彼が忽然と消息を絶ってね」
「年齢が年齢なだけに隠居生活でも始めたのではないですか?」
「長年連れ添った奥さんを置いてかい? まさか、浮気相手と駆け落ちしただなんて言わないだろうね?」
「佐々木がどういう男かだなんて知りませんよ」
この先にはまだ続きがあるのだろう。久住が言葉選びに悩んでいたので、私は気を遣わずに発言してくれることを望んだ。
「消息を絶つ数日前、何者かから電話を受けたそうだ。それは小野塚に関することで、”彼の情報をすべて渡してほしい”といった内容であったと奥さんが証言している。彼の失踪と因果関係があるのは疑いもないだろう」
20年も前に捕まった犯罪者に興味を示している人物がいるということなのか。いや、それだけではない。情報提供した佐々木までも消す必要があるとするのならば、佐々木が与えた小野塚の情報には黒い何かがあるに違いない。
「今さら何が……」
「いや、発想の転換をしよう。今だからかもしれん」
どうにもきな臭い動きが、小野塚に関連して動いているということだけは分かる。小野塚は未だに私の心の中で棲みつき蝕もうとしているのか。
「既に電話番号を調べているんでしょ?」
当然といわんばかりに、引退したはずの久住の眼が光る。腐っても警察官魂は抜けてはいなかったようだ。
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