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第2章 それは夢を謳い…紡ぐは絶望
戦艦の揺れ
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空中戦艦ベイオアルガに激しい揺れを感じた、明花姿のメデナリンジェは、椅子から立ち上がり、目の前にいる絹毛の二足歩行犬、シュケインに強い口調で聞く。
「貴方!状況は!?」
艦内に警報音が鳴り響く。
シュケインは、耳奥にある通信機で、艦橋と連絡を取る。
「…わかった、優美留は、1126号室じゃろう。あの子は、扱いが難しい。儂がいく」
シュケインは、椅子から飛び降り、
「戦艦に、タコがくっついているらしい。儂らだけで大丈夫じゃろう。行ってくるよ」
そう言い、部屋から出ていってしまった。
「タコだって。明花、知ってる?」
メデナリンジェは、心の中にいる明花に聞く。
「…?明花?」
「…」
「寝てる様ね。まぁ、いいわ。疲れたでしょう、寝ていなさい」
メデナリンジェは、このラウンジにある冷蔵庫を見つけ、扉を開ける。
酒類、ソフトドリンクがそれぞれ10本ずつ入っていた。
メデナリンジェは、冷蔵庫内にあったワイン小瓶を取り出し、スクリューキャップを回す。
「あ、明花の身体じゃ、酒が飲めないんだ。…じゃあ、こっちの方か」
ワイン小瓶を冷蔵庫に戻し、オレンジジュースを取り出す。
「あ、おいしい。この星の飲み物も、結構いけるわね。ねぇ、明花」
『(はい…)』
「いつ、起きたの?」
『(ほぼ、今です…)』
「もう戻りたい…?」
『(はい…)』
「ダーメ!」
『(!?)』
「明花の身体侵略達成よ。もう、私のものよ!」
『(…か、返して下さい!!)』
「じゃあ、もっと発育よくしてから、返すわね。お姉さんからの、贈り物」
『(そ、そんなの、いいですよぉ!メデナリンジェさん、早く、返してぇ!!)』
メデナリンジェと明花が、そんな中身のない言葉のやり取りをしていると、戦艦に先程よりさらに大きな激震が起こる。
「…明花、この身体、もう少しだけ貸して。何か、やばいものがこの戦艦に対して、攻撃しているのかも知れない」
『(え?わ、私の身体で戦うんですか?大丈夫ですか!私の身体、大丈夫ですかぁ!?)』
慌てる明花に、メデナリンジェは宥める様な口調で、言った。
「大丈夫よ。これ以上、胸がなくなる事はないもの」
「貴方!状況は!?」
艦内に警報音が鳴り響く。
シュケインは、耳奥にある通信機で、艦橋と連絡を取る。
「…わかった、優美留は、1126号室じゃろう。あの子は、扱いが難しい。儂がいく」
シュケインは、椅子から飛び降り、
「戦艦に、タコがくっついているらしい。儂らだけで大丈夫じゃろう。行ってくるよ」
そう言い、部屋から出ていってしまった。
「タコだって。明花、知ってる?」
メデナリンジェは、心の中にいる明花に聞く。
「…?明花?」
「…」
「寝てる様ね。まぁ、いいわ。疲れたでしょう、寝ていなさい」
メデナリンジェは、このラウンジにある冷蔵庫を見つけ、扉を開ける。
酒類、ソフトドリンクがそれぞれ10本ずつ入っていた。
メデナリンジェは、冷蔵庫内にあったワイン小瓶を取り出し、スクリューキャップを回す。
「あ、明花の身体じゃ、酒が飲めないんだ。…じゃあ、こっちの方か」
ワイン小瓶を冷蔵庫に戻し、オレンジジュースを取り出す。
「あ、おいしい。この星の飲み物も、結構いけるわね。ねぇ、明花」
『(はい…)』
「いつ、起きたの?」
『(ほぼ、今です…)』
「もう戻りたい…?」
『(はい…)』
「ダーメ!」
『(!?)』
「明花の身体侵略達成よ。もう、私のものよ!」
『(…か、返して下さい!!)』
「じゃあ、もっと発育よくしてから、返すわね。お姉さんからの、贈り物」
『(そ、そんなの、いいですよぉ!メデナリンジェさん、早く、返してぇ!!)』
メデナリンジェと明花が、そんな中身のない言葉のやり取りをしていると、戦艦に先程よりさらに大きな激震が起こる。
「…明花、この身体、もう少しだけ貸して。何か、やばいものがこの戦艦に対して、攻撃しているのかも知れない」
『(え?わ、私の身体で戦うんですか?大丈夫ですか!私の身体、大丈夫ですかぁ!?)』
慌てる明花に、メデナリンジェは宥める様な口調で、言った。
「大丈夫よ。これ以上、胸がなくなる事はないもの」
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