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第二章 熱き炎よギルロに届け、切なる思い
その235
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俺はもうハムカンデの彫魔法から解放されたんだ。
この弁帝街に用はない。
本来なら。
自分の事だけを考えたら、このままこの街を出てもいい。
この世界の奴らなんて、どうせまともな奴なんていないんだ。
そう割り切っていけばいい。
でも、シブは俺が逃げるために力を貸して、ハムカンデにやられたんじゃないのか?
城の中でも、外でも、ハムカンデの手下を殺したんだから、ハムカンデにやられるのは時間の問題だったのかも知れない。
だから、気にする必要がないなんて、思えないんだ。
多分、あいつは俺の事を少しは気に入ってる様だった。
ハクマと俺を重ねていたという事もあったのかも知れないけど。
だから、シブの死は、俺とは無関係だなんて思えない。
俺、シブに命を狙われてたのにな。
いつの間にか、だ。
あの東角猫族のメルシィーニもそうだな。
俺が森での夜道にいた時に、あいつが俺を襲って、魔力を奪って始末するつもりだったみたいだけど。
メルシィーニと戦って、その後、夜に森の中で過ごす安全な方法を俺に教えてくれたよな。
この街の猫女に毒を飲まされた時も、解毒薬をくれたし。
警戒心は異常に高いけど、認められたら、意外と距離が近くなる奴もいる。
この世界は、逆に最初から味方の様に近づく奴は、何か悪い事を考えている奴の方が多い気がする。
まぁ、ただ認められるって言っても、それは戦いをしてという話だから、中々難しいけどな。
毎回、生きていられる保証はない。
はぁ…。
でも、そうだよな。
メルシィーニにも恩ができてるよな。
あいつ、この街にいるクラファミースを探してるから、手伝えって言ってたよな。
あの城の一番上にいる化け物みたいな女が、クラファミースなんだ。
凶暴な感じの女で、ハムカンデから小鈴って呼ばれている。
クラファミースはいなかったって、言ってやった方がいいのかな。
メルシィーニを見てると、クラファミースは何かの敵討ちって訳でもなさそうだから。
大切な人なんだろう。
教えてあげられないのは残念だけどな。
まぁ、しかし。
このままこの街を去る前に、俺は少なくともシブの敵討ちをしてやらないと。
このまま、この街を去って気にしないで生きていくなんて、できねえよ。
そんな事をしたら、俺。
自分を許せない。
そして、まだこの心の奥にあるわずかな希望。
…。
それは、夢魔操じゃない。
きっと、今はそれが必要じゃない気がする。
例え本物であっても。
その箱の中に魔力を蓄える術がない。
そして、かなりの魔力を貯めないといけないらしいけど、俺がこの世界の魔力をたくさん持ってる様な魔物なんかを倒せるとも思えない。
かと言って、その辺の奴らから魔力を奪い続けるなんて、俺の性に合わない。それに、そんな力なんてない。
魔力の実?のセプレピってものがあるらしいけど、結構魔力が少なそうだからな。
そんなんで賄えるなら、みんな夢魔操で願いを叶えているだろう。
今、夢魔操を持てば、色んな奴から狙われそうだしな。
今は危険だ。
俺の心に残るわずかな希望は。
パルンガだ。
やっぱり、あいつをこのまま置き去りになんてできねえ。
あいつは、この世界で気の許す事のできた唯一の存在だった。
あいつは、凶暴になっている。
だけど、前にあいつは、成獣になれないと、このまま幼獣の姿で体が保てなくなり、死ぬって言ってたよな。
ベルダイザーって獣を倒さないといけないんだよな。
俺が何かしてあげられる事はないか?
このまま、お前が監禁されたまま死んだりしたら、俺は後悔しきれねえよ。
取り敢えず、俺はこの街を出ねえ。
明日だ。
また、明日、あの城に行ってやる。
「にゃー」
ん?猫がいる?
「にゃーん」
猫か。
いくら鳴いても、俺は餌なんて持ってねえからな。
「…」
何だ?この沈黙の重圧は。
ただの猫じゃないな。
「派手な事をしてたよねぇ?お前、中々読めない奴だにゃ」
ん?そうか、メルシィーニか。また家の屋根の上に寝そべっているな。
まずい奴に会ったか。
「あの城を攻撃した割に、家から出て様子を窺ってた住人は少なかったねぇ。何かに巻き込まれたくないって考えが働いたのかも。前にも同じ様な事があったのかも知れないねぇ」
確かに、そうだな。でも、そんなに大きな音が俺にまで届かなかったから、家の中にいた奴は単純に気づいていないだけなのかも。
元々、外にいる奴らもほとんどいないしな。
「ところで、お前。私の顔を見て、まずい奴に会ったって顔をしてたよねぇ?」
「いや、してない!」
「回答が不思議なくらい早いにゃ。してた証拠にゃ…」
うるせえ猫だな。
お前の事を思っての事だって、知りもしねえで。
「それで、クラファミースは見つかったのかな?」
やっぱりそれだよな。俺にこの街で協力してくれたのも、それがあっての事だもんな。
どう言えばいいんだ。
正直に言って、後はメルシィーニにお任せするってのも悪くはないか?
くそっ。
難しい選択だ。
「もう一度言うねぇ?クラファミースは見つかったのかにゃ?」
「いや、中々難し…くて」
「目立ちたがりみたいだからねぇ?城なんて攻撃してさ。もう、お前に期待するのも無理かなぁ」
ああ。俺に期待なんてするな。
俺は、そんなに頼りがいのある男じゃねえんだ。
他の奴の方が、お前の期待に応えてくれるだろう。
「でも」
「お前、気分が良い事をしたよ。恐いもの知らずで、バカだけどね」
メルシィーニは俺にそう言って、屋根から飛び降りて、暗闇に紛れて消えていった。
俺はお前の期待通りにはいかなかったのに。
何かうれしそうだったな。
おもしれぇな。
変わってるな、メルシィーニは。
この弁帝街に用はない。
本来なら。
自分の事だけを考えたら、このままこの街を出てもいい。
この世界の奴らなんて、どうせまともな奴なんていないんだ。
そう割り切っていけばいい。
でも、シブは俺が逃げるために力を貸して、ハムカンデにやられたんじゃないのか?
城の中でも、外でも、ハムカンデの手下を殺したんだから、ハムカンデにやられるのは時間の問題だったのかも知れない。
だから、気にする必要がないなんて、思えないんだ。
多分、あいつは俺の事を少しは気に入ってる様だった。
ハクマと俺を重ねていたという事もあったのかも知れないけど。
だから、シブの死は、俺とは無関係だなんて思えない。
俺、シブに命を狙われてたのにな。
いつの間にか、だ。
あの東角猫族のメルシィーニもそうだな。
俺が森での夜道にいた時に、あいつが俺を襲って、魔力を奪って始末するつもりだったみたいだけど。
メルシィーニと戦って、その後、夜に森の中で過ごす安全な方法を俺に教えてくれたよな。
この街の猫女に毒を飲まされた時も、解毒薬をくれたし。
警戒心は異常に高いけど、認められたら、意外と距離が近くなる奴もいる。
この世界は、逆に最初から味方の様に近づく奴は、何か悪い事を考えている奴の方が多い気がする。
まぁ、ただ認められるって言っても、それは戦いをしてという話だから、中々難しいけどな。
毎回、生きていられる保証はない。
はぁ…。
でも、そうだよな。
メルシィーニにも恩ができてるよな。
あいつ、この街にいるクラファミースを探してるから、手伝えって言ってたよな。
あの城の一番上にいる化け物みたいな女が、クラファミースなんだ。
凶暴な感じの女で、ハムカンデから小鈴って呼ばれている。
クラファミースはいなかったって、言ってやった方がいいのかな。
メルシィーニを見てると、クラファミースは何かの敵討ちって訳でもなさそうだから。
大切な人なんだろう。
教えてあげられないのは残念だけどな。
まぁ、しかし。
このままこの街を去る前に、俺は少なくともシブの敵討ちをしてやらないと。
このまま、この街を去って気にしないで生きていくなんて、できねえよ。
そんな事をしたら、俺。
自分を許せない。
そして、まだこの心の奥にあるわずかな希望。
…。
それは、夢魔操じゃない。
きっと、今はそれが必要じゃない気がする。
例え本物であっても。
その箱の中に魔力を蓄える術がない。
そして、かなりの魔力を貯めないといけないらしいけど、俺がこの世界の魔力をたくさん持ってる様な魔物なんかを倒せるとも思えない。
かと言って、その辺の奴らから魔力を奪い続けるなんて、俺の性に合わない。それに、そんな力なんてない。
魔力の実?のセプレピってものがあるらしいけど、結構魔力が少なそうだからな。
そんなんで賄えるなら、みんな夢魔操で願いを叶えているだろう。
今、夢魔操を持てば、色んな奴から狙われそうだしな。
今は危険だ。
俺の心に残るわずかな希望は。
パルンガだ。
やっぱり、あいつをこのまま置き去りになんてできねえ。
あいつは、この世界で気の許す事のできた唯一の存在だった。
あいつは、凶暴になっている。
だけど、前にあいつは、成獣になれないと、このまま幼獣の姿で体が保てなくなり、死ぬって言ってたよな。
ベルダイザーって獣を倒さないといけないんだよな。
俺が何かしてあげられる事はないか?
このまま、お前が監禁されたまま死んだりしたら、俺は後悔しきれねえよ。
取り敢えず、俺はこの街を出ねえ。
明日だ。
また、明日、あの城に行ってやる。
「にゃー」
ん?猫がいる?
「にゃーん」
猫か。
いくら鳴いても、俺は餌なんて持ってねえからな。
「…」
何だ?この沈黙の重圧は。
ただの猫じゃないな。
「派手な事をしてたよねぇ?お前、中々読めない奴だにゃ」
ん?そうか、メルシィーニか。また家の屋根の上に寝そべっているな。
まずい奴に会ったか。
「あの城を攻撃した割に、家から出て様子を窺ってた住人は少なかったねぇ。何かに巻き込まれたくないって考えが働いたのかも。前にも同じ様な事があったのかも知れないねぇ」
確かに、そうだな。でも、そんなに大きな音が俺にまで届かなかったから、家の中にいた奴は単純に気づいていないだけなのかも。
元々、外にいる奴らもほとんどいないしな。
「ところで、お前。私の顔を見て、まずい奴に会ったって顔をしてたよねぇ?」
「いや、してない!」
「回答が不思議なくらい早いにゃ。してた証拠にゃ…」
うるせえ猫だな。
お前の事を思っての事だって、知りもしねえで。
「それで、クラファミースは見つかったのかな?」
やっぱりそれだよな。俺にこの街で協力してくれたのも、それがあっての事だもんな。
どう言えばいいんだ。
正直に言って、後はメルシィーニにお任せするってのも悪くはないか?
くそっ。
難しい選択だ。
「もう一度言うねぇ?クラファミースは見つかったのかにゃ?」
「いや、中々難し…くて」
「目立ちたがりみたいだからねぇ?城なんて攻撃してさ。もう、お前に期待するのも無理かなぁ」
ああ。俺に期待なんてするな。
俺は、そんなに頼りがいのある男じゃねえんだ。
他の奴の方が、お前の期待に応えてくれるだろう。
「でも」
「お前、気分が良い事をしたよ。恐いもの知らずで、バカだけどね」
メルシィーニは俺にそう言って、屋根から飛び降りて、暗闇に紛れて消えていった。
俺はお前の期待通りにはいかなかったのに。
何かうれしそうだったな。
おもしれぇな。
変わってるな、メルシィーニは。
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