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第二章 熱き炎よギルロに届け、切なる思い
その23
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岩の家々を抜けて、網のフェンスみたいな門を抜けると、木造の建物が点在する場所に出た。
「…ここか?」
「そうだよ、この建物の中に、イクトの部屋があるんだよ」
あの岩の家が建っていた様な場所から、この場所を指差す必要があったか?距離、結構あったぞ。確かに、岩の家々の隙間から、この場所は見えたのかも知れないけど、普通は案内しねぇ。暗殺者がライフル銃のスコープ越しに、隣りにいる同僚に、あれがお前の部屋だ、ぐらいは言うかも知れないけどな。
いや、言わねぇよ。
しかし、この木造の建物、吹き抜けの窓はついてるな。風通しは良さそうだ。木目がついて、壁が歪んでる感じが、木の表面を貼りつけましたみたいな印象があるけど。大丈夫か?崩れたりしないだろうな。
「ほら、遠慮しないで、入ってよ!」
この正面の入り口そうな場所から入るんだろうな。目の前が木の壁で行き止まりだから、左右の通路を進んで…。
あれ?今、カチッて音がした様な気がしたけど、気のせいかな?俺の足の下、何か踏んでないかな。
「フグイッシュ、俺、今何か踏んでないかな?」
「スイッチを踏んだんだよ」
スイッチ?ああ、あのスイッチ。オン、オフできるスイッチね。ただ、何のスイッチを踏んだのか、気になるところだけどな。
「フグイッシュ、何のスイッチを踏んだのかな?」
「…あれだよぅ」
何だ、あれって?当たり前の事みたいだけど、一応、記憶がないと伝えているんだから、普通は、何のスイッチくらい、教えてくれてもいいんじゃないかな。
「あれって?」
「教えたら、全て思い出すのに、時間がかかっちゃうじゃん!よく考えて、自分で思い出して?」
ああ…、そう。少し足が痺れてきた様な気がするんだけど、じゃあ、考えてみるよ。
考える?
何を?
足を離したら、地雷が作動して足が吹っ飛ぶとか、ないよな。
「足を離してもいい?」
「踏んだ以上、足を離しちゃ、ダメだよ」
え…?そうなの?
家に、設置しているもの。この大陸を修復する大事な役割を果たしているボーグン族、見張りの機械兵はいたる場所にいて、警戒態勢の街か…。
じゃあ、やっぱり地雷だな。
足が…!足がつる…!
「…むっ!フグにゃんに任せるのだ…!」
よし、頼んだ!早くしないと、足がつるんだ!
「どうやったら、この危機を回避できるか、ヒントをあげるよ」
ヒント?ああ、あのヒントね。答えがわかる様に、少し教えてくれる訳だ。オイ!
答えを言えよ!
記憶を取り戻せる様に、俺に積極的に感じろという事を言いたいんだろうけど、その代償に足が吹き飛ぶんじゃ、その考えはサイコというものだよ、トラフグちゃん。
状況を的確に判断して、言ってくれたまえ。
「思い出せないかー。もう、足離していいよ」
ああ、そう?じゃあ、離すよ。
「…?何もないじゃないか」
「それぞれの住居に、いくつかのスイッチがあるんだよ。監視装置なんだけど、それが働いて、監視塔にいる仲間達が、監視措置が起動した住居に不審者がいないか、遠隔で確認が入るんだ」
「俺は、大丈夫だった訳だな?」
「あいつかよ、何やってんだ、イクト!って思われたよ、きっと」
どうかな?フグイッシュが一緒にいながら、何やってんだよ、トラフグめが、さばいて料理として提供するぞ、とか思われてるんじゃないか?サイ子ちゃんよ。
「さあ、イクトの部屋は何処だ?探そう、探そう!」
確実に、次の監視措置のスイッチ踏むから、よろしく。避けられないなら、探して踏む気で歩くぞ。その方が、ストレスがなくて済む。
あ、言ってる側から、踏んじゃったよ。まぁいいや。監視でも何でもしてくれよ。
「あ、離しちゃったよ…」
え?監視だろ?別にい…
「…ッてぇーーーー!!」
え!?何?すごく痛い何かが、体中を駆け回った様な気がするんだけど!?
「遠隔の電撃だよ。何度も踏むなって事だね」
何ぃ…?遠隔の電撃?いるか、そんなの。クソ監視員めが、俺だって確認できてるんなら、その電撃とやらは必要ないよなぁ?敵じゃないんだし、ただ仕事増やしやがってとかか?仕事を怠けてやってる日頃の心構えがなってない、自分を戒めろよな、カスが!
「大丈夫?イクト」
「大丈夫じゃないよ、結構、痛かったぞ。2回目で遠隔の電撃なら、3回目は何をされるんだよ!?」
「氷漬け…かな?」
…何で、氷漬けにされなきゃなんないんだよ!ボーグン族から見たら、俺は恩人なんだろ?その恩人が、自分の部屋のある家を、何処にあるかもわかりづれー警報装置をいちいち気にしながら歩かなきゃならないんだよ!ああ、ストレス!遠隔で俺を監視して、仕事増やされた逆恨みで氷漬けか!?辞めちまえ、そんな仕事はよ!合ってねぇんだよ、バカ監視員!
「あ!そこ、警報装置!」
「ぁにぃ!?」
ズルッ!
あ…滑っ…
グキッ!!
「ぐぁあ!足が!?」
ドガァンッ!!
ぐぁぁあ!!壁に激しく頭打った!!痛え!痛えよ!
「あ、それも、警報装置だよ!」
「へ?」
「…」
「イクト…?」
「…」
「それが、遠隔の氷漬けだよ」
し、心臓が止まるっ!さ、寒い!ささ、寒…い!!
さ、ささ…
「お湯かけて溶かしてあげるから、待っててよ!」
え…!?魔法あるんじゃないの!?魔法でしょ??電とか、氷とか、攻撃だけなの?治せないの??
待ってられない!さ…、ささ…寒…!
ばしゃぁぁ…ぁ。
「さ、寒いぃぃ。あ、あれ?氷が、水になった…??」
フグイッシュは、人差し指を振って、あれだあれだ、と言葉が喉に詰まってるのを、何とか吐き出そうとしてる。
「大目にみてもらったんだよ!」
へえ…?あっそ。
「…ここか?」
「そうだよ、この建物の中に、イクトの部屋があるんだよ」
あの岩の家が建っていた様な場所から、この場所を指差す必要があったか?距離、結構あったぞ。確かに、岩の家々の隙間から、この場所は見えたのかも知れないけど、普通は案内しねぇ。暗殺者がライフル銃のスコープ越しに、隣りにいる同僚に、あれがお前の部屋だ、ぐらいは言うかも知れないけどな。
いや、言わねぇよ。
しかし、この木造の建物、吹き抜けの窓はついてるな。風通しは良さそうだ。木目がついて、壁が歪んでる感じが、木の表面を貼りつけましたみたいな印象があるけど。大丈夫か?崩れたりしないだろうな。
「ほら、遠慮しないで、入ってよ!」
この正面の入り口そうな場所から入るんだろうな。目の前が木の壁で行き止まりだから、左右の通路を進んで…。
あれ?今、カチッて音がした様な気がしたけど、気のせいかな?俺の足の下、何か踏んでないかな。
「フグイッシュ、俺、今何か踏んでないかな?」
「スイッチを踏んだんだよ」
スイッチ?ああ、あのスイッチ。オン、オフできるスイッチね。ただ、何のスイッチを踏んだのか、気になるところだけどな。
「フグイッシュ、何のスイッチを踏んだのかな?」
「…あれだよぅ」
何だ、あれって?当たり前の事みたいだけど、一応、記憶がないと伝えているんだから、普通は、何のスイッチくらい、教えてくれてもいいんじゃないかな。
「あれって?」
「教えたら、全て思い出すのに、時間がかかっちゃうじゃん!よく考えて、自分で思い出して?」
ああ…、そう。少し足が痺れてきた様な気がするんだけど、じゃあ、考えてみるよ。
考える?
何を?
足を離したら、地雷が作動して足が吹っ飛ぶとか、ないよな。
「足を離してもいい?」
「踏んだ以上、足を離しちゃ、ダメだよ」
え…?そうなの?
家に、設置しているもの。この大陸を修復する大事な役割を果たしているボーグン族、見張りの機械兵はいたる場所にいて、警戒態勢の街か…。
じゃあ、やっぱり地雷だな。
足が…!足がつる…!
「…むっ!フグにゃんに任せるのだ…!」
よし、頼んだ!早くしないと、足がつるんだ!
「どうやったら、この危機を回避できるか、ヒントをあげるよ」
ヒント?ああ、あのヒントね。答えがわかる様に、少し教えてくれる訳だ。オイ!
答えを言えよ!
記憶を取り戻せる様に、俺に積極的に感じろという事を言いたいんだろうけど、その代償に足が吹き飛ぶんじゃ、その考えはサイコというものだよ、トラフグちゃん。
状況を的確に判断して、言ってくれたまえ。
「思い出せないかー。もう、足離していいよ」
ああ、そう?じゃあ、離すよ。
「…?何もないじゃないか」
「それぞれの住居に、いくつかのスイッチがあるんだよ。監視装置なんだけど、それが働いて、監視塔にいる仲間達が、監視措置が起動した住居に不審者がいないか、遠隔で確認が入るんだ」
「俺は、大丈夫だった訳だな?」
「あいつかよ、何やってんだ、イクト!って思われたよ、きっと」
どうかな?フグイッシュが一緒にいながら、何やってんだよ、トラフグめが、さばいて料理として提供するぞ、とか思われてるんじゃないか?サイ子ちゃんよ。
「さあ、イクトの部屋は何処だ?探そう、探そう!」
確実に、次の監視措置のスイッチ踏むから、よろしく。避けられないなら、探して踏む気で歩くぞ。その方が、ストレスがなくて済む。
あ、言ってる側から、踏んじゃったよ。まぁいいや。監視でも何でもしてくれよ。
「あ、離しちゃったよ…」
え?監視だろ?別にい…
「…ッてぇーーーー!!」
え!?何?すごく痛い何かが、体中を駆け回った様な気がするんだけど!?
「遠隔の電撃だよ。何度も踏むなって事だね」
何ぃ…?遠隔の電撃?いるか、そんなの。クソ監視員めが、俺だって確認できてるんなら、その電撃とやらは必要ないよなぁ?敵じゃないんだし、ただ仕事増やしやがってとかか?仕事を怠けてやってる日頃の心構えがなってない、自分を戒めろよな、カスが!
「大丈夫?イクト」
「大丈夫じゃないよ、結構、痛かったぞ。2回目で遠隔の電撃なら、3回目は何をされるんだよ!?」
「氷漬け…かな?」
…何で、氷漬けにされなきゃなんないんだよ!ボーグン族から見たら、俺は恩人なんだろ?その恩人が、自分の部屋のある家を、何処にあるかもわかりづれー警報装置をいちいち気にしながら歩かなきゃならないんだよ!ああ、ストレス!遠隔で俺を監視して、仕事増やされた逆恨みで氷漬けか!?辞めちまえ、そんな仕事はよ!合ってねぇんだよ、バカ監視員!
「あ!そこ、警報装置!」
「ぁにぃ!?」
ズルッ!
あ…滑っ…
グキッ!!
「ぐぁあ!足が!?」
ドガァンッ!!
ぐぁぁあ!!壁に激しく頭打った!!痛え!痛えよ!
「あ、それも、警報装置だよ!」
「へ?」
「…」
「イクト…?」
「…」
「それが、遠隔の氷漬けだよ」
し、心臓が止まるっ!さ、寒い!ささ、寒…い!!
さ、ささ…
「お湯かけて溶かしてあげるから、待っててよ!」
え…!?魔法あるんじゃないの!?魔法でしょ??電とか、氷とか、攻撃だけなの?治せないの??
待ってられない!さ…、ささ…寒…!
ばしゃぁぁ…ぁ。
「さ、寒いぃぃ。あ、あれ?氷が、水になった…??」
フグイッシュは、人差し指を振って、あれだあれだ、と言葉が喉に詰まってるのを、何とか吐き出そうとしてる。
「大目にみてもらったんだよ!」
へえ…?あっそ。
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