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悪魔王の章
piece6 メルトリー王国
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師匠のマイハークと共に、東にある友好国のメルトリー王国に入った。
メルトリー王国は、一つ目の巨人サイクロプスに進入されたらしく、僕らの国メーヘンハイユ王国に依頼をして、そして僕らが呼ばれた。
なぜ!?
僕まで…
だから、このお人形も道連れだ。
胸に抱えている。
僕らは、アナスという街で、戦いの最終確認をした。
アナスにいたメルトリー兵の、僕を見る目が感動的なのは想像に難くないだろう。
差別とは、こういう所から生まれるものなんだ。
よし、お前達は助けてやらない…
様に、マイハークにお願いしておこう。
僕に、お前達を助ける体力は、ない。
助ける気もない。
そして、サイクロプスも倒せない。
無力アンド無気力…
フッ。
嘘だよ。
マイハークは、サイクロプスがメルトリー王国に進入してきたのではなく、突然に国内に出現したのではと思っている。
魔物のトンネルの出入り口が、メルトリー王国にあるのではないかと。
魔界から繋げられたトンネルだとしたら、メルトリー王国へ魔物を運ぶ役割を果たす。
今回の任務は、サイクロプスを倒し、そして可能なら、トンネルの出入り口を塞ぐ。
トンネルの出入り口を塞ぐ時は、次元圧縮の魔法を使うらしい。
高位魔術士しか扱えない魔法だから、僕の出番はない。
マイハークは、黒いフードから目をギロリとさせ、僕を見つめる。
重圧がかかって、背筋が痛くなる。
ストレスだったけど。
少しあてにされている様な気がして、嬉しかった。
何か、懐かしいな。
僕は、白銀の鎧…のレプリカを身につけている。でも、しっかりとした鉄製。鎧は鎧。
剣は、取っ手が竜の頭の細身剣。魔力が込められている。
火炎魔法の中級クラスのものは、何とか出せそうだ。
幻魔の首飾りをしているから、いきなり魔法をかけられても、一度は防げそうだ。
一応、準備はできている、かな。
お人形は、特に…何もコーティングされていない。
コーティングと聞いて、お菓子を想像してしまった人達は、駄目だと思う。
お人形をチョコレートとは、言っていない。
どうでもいいか。
メルトリー王国は、一つ目の巨人サイクロプスに進入されたらしく、僕らの国メーヘンハイユ王国に依頼をして、そして僕らが呼ばれた。
なぜ!?
僕まで…
だから、このお人形も道連れだ。
胸に抱えている。
僕らは、アナスという街で、戦いの最終確認をした。
アナスにいたメルトリー兵の、僕を見る目が感動的なのは想像に難くないだろう。
差別とは、こういう所から生まれるものなんだ。
よし、お前達は助けてやらない…
様に、マイハークにお願いしておこう。
僕に、お前達を助ける体力は、ない。
助ける気もない。
そして、サイクロプスも倒せない。
無力アンド無気力…
フッ。
嘘だよ。
マイハークは、サイクロプスがメルトリー王国に進入してきたのではなく、突然に国内に出現したのではと思っている。
魔物のトンネルの出入り口が、メルトリー王国にあるのではないかと。
魔界から繋げられたトンネルだとしたら、メルトリー王国へ魔物を運ぶ役割を果たす。
今回の任務は、サイクロプスを倒し、そして可能なら、トンネルの出入り口を塞ぐ。
トンネルの出入り口を塞ぐ時は、次元圧縮の魔法を使うらしい。
高位魔術士しか扱えない魔法だから、僕の出番はない。
マイハークは、黒いフードから目をギロリとさせ、僕を見つめる。
重圧がかかって、背筋が痛くなる。
ストレスだったけど。
少しあてにされている様な気がして、嬉しかった。
何か、懐かしいな。
僕は、白銀の鎧…のレプリカを身につけている。でも、しっかりとした鉄製。鎧は鎧。
剣は、取っ手が竜の頭の細身剣。魔力が込められている。
火炎魔法の中級クラスのものは、何とか出せそうだ。
幻魔の首飾りをしているから、いきなり魔法をかけられても、一度は防げそうだ。
一応、準備はできている、かな。
お人形は、特に…何もコーティングされていない。
コーティングと聞いて、お菓子を想像してしまった人達は、駄目だと思う。
お人形をチョコレートとは、言っていない。
どうでもいいか。
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