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第3章 竜の涙
ディオガルーダの謎(for three days)
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空に浮かぶ僕と竜との思い出。
心に穴が開いて、そしてそこから感情が流れ落ちてしまった。
僕は、
怒る事も、悲しむ事もない。
喜びも、何もない。
もう、何も思い浮かばない。
ウイプルを守る約束事に動かされた、操り人形みたいだ。
僕の生まれた故郷なのに。
でも、これでいいんだ。
また、戦う事で、僕は気を紛らわせる日々を送る。
いいさ、慣れているから。
僕の幼馴染の、ミスルタ。
君も、もしかして。
また、死んでしまうの?
兵は、少しばかり非情な方が戦いには優位なんだ。
僕は、大丈夫。
僕は、ウイプルの兵だから。
このウイプルを。
シュリエルの18日
自分の家にて
_______
ジーダペンス王国から飛び立ったオーバーシルゾ3匹と、兵100の向かう先が、ウイプルのかつての友好国、ヘンデルソン王国という事がわかった。
ヘンデルソン国王は、オーバーシルゾが忘れられなかったのか。
再び、オーバーシルゾを迎えるのは。
オーバーシルゾと共に過ごした日々が忘れられないから。
それとも、
ウイプルに復讐を果たすためか。
まだ、ヘンデルソン王国にオーバーシルゾ3匹が辿り着くまでに時間がかかる。
僕は、準備ができているよ。
僕は破壊巨神魚竜なんだろう?
お母様が、自制が利かなかった訳だ。
遥か昔、破壊巨神魚竜は東の大陸を火の玉の一撃で、崩壊させている破壊の竜だ。
その破壊の竜が、何を守ると言うんだ。
人間と交わって、人間の血を竜に混ぜ合わせたのは、意図してのものなのか?
お母様は、破壊の衝動を抑えられなかっただろう?
何をやっても、無駄だった。
素直に、竜側について、そして人間を見放していれば、良かったのに。
だけど、安心してよお母様。
僕は、ウイプルを守るから。
僕は、ウイプルの兵。
誰が死んでも、気にはしない様に。
僕は、ウイプルの兵。
僕が、ウイプルを守るんだ。
ベルベッタ、ごめんよ。
ベルベッタ。
シュリエルの19日
竜の祭壇にて
_______
ジーダペンス王国の動向を北東部のフクリア王国に依頼していたが、最終報告を以って、ウイプル国王マイクリーハより、決断が下された。
ジーダペンス王国は、ウイプルに対し、敵意はない。
ジーダペンス王国のオーバーシルゾ3匹と兵100は、目的通り、ヘンデルソン王国へ入国した。
ディオガルーダの姿は見えない。
一体、
何者なんだ。
シュリエルの20日
自分の家にて
_______
心に穴が開いて、そしてそこから感情が流れ落ちてしまった。
僕は、
怒る事も、悲しむ事もない。
喜びも、何もない。
もう、何も思い浮かばない。
ウイプルを守る約束事に動かされた、操り人形みたいだ。
僕の生まれた故郷なのに。
でも、これでいいんだ。
また、戦う事で、僕は気を紛らわせる日々を送る。
いいさ、慣れているから。
僕の幼馴染の、ミスルタ。
君も、もしかして。
また、死んでしまうの?
兵は、少しばかり非情な方が戦いには優位なんだ。
僕は、大丈夫。
僕は、ウイプルの兵だから。
このウイプルを。
シュリエルの18日
自分の家にて
_______
ジーダペンス王国から飛び立ったオーバーシルゾ3匹と、兵100の向かう先が、ウイプルのかつての友好国、ヘンデルソン王国という事がわかった。
ヘンデルソン国王は、オーバーシルゾが忘れられなかったのか。
再び、オーバーシルゾを迎えるのは。
オーバーシルゾと共に過ごした日々が忘れられないから。
それとも、
ウイプルに復讐を果たすためか。
まだ、ヘンデルソン王国にオーバーシルゾ3匹が辿り着くまでに時間がかかる。
僕は、準備ができているよ。
僕は破壊巨神魚竜なんだろう?
お母様が、自制が利かなかった訳だ。
遥か昔、破壊巨神魚竜は東の大陸を火の玉の一撃で、崩壊させている破壊の竜だ。
その破壊の竜が、何を守ると言うんだ。
人間と交わって、人間の血を竜に混ぜ合わせたのは、意図してのものなのか?
お母様は、破壊の衝動を抑えられなかっただろう?
何をやっても、無駄だった。
素直に、竜側について、そして人間を見放していれば、良かったのに。
だけど、安心してよお母様。
僕は、ウイプルを守るから。
僕は、ウイプルの兵。
誰が死んでも、気にはしない様に。
僕は、ウイプルの兵。
僕が、ウイプルを守るんだ。
ベルベッタ、ごめんよ。
ベルベッタ。
シュリエルの19日
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_______
ジーダペンス王国の動向を北東部のフクリア王国に依頼していたが、最終報告を以って、ウイプル国王マイクリーハより、決断が下された。
ジーダペンス王国は、ウイプルに対し、敵意はない。
ジーダペンス王国のオーバーシルゾ3匹と兵100は、目的通り、ヘンデルソン王国へ入国した。
ディオガルーダの姿は見えない。
一体、
何者なんだ。
シュリエルの20日
自分の家にて
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