剣士アスカ・グリーンディの日記

sayure

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第2章 竜の血を持つ者

白灰千王竜

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今日の夕刻に、計画は実行される。

ブルーシーズに、ヴィルアズ王との絆があったのではないか、と訊いた。

誰に訊いた?と言うブルーシーズの目は、僕にさえ、殺気の目を向けるほどだった。

たくさんの仲間を殺されて、殺したその者を許す事が、できるのか、と言われた。

ブルーシーズの、言う通りだ。

絆のあった者だとしても、その行いは決して許されるものではない。心は揺れても、やる事は、決まっている。

行こう、ブルーシーズ。

迷いは、捨てたよ。

白灰千王竜ホローエヴァルドドラゴン、竜族の復讐を果たし、再び竜の世界を。




エンディオンの9日
       ウルヘイド王国
        王都の宿屋にて
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